セックス・ピストルズ
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これこそがロックンロール」とさえコメントしている[5][6]。ロックの殿堂入りを蹴ったという事案は史上初である。

2007年11月に4回目の再結成を行い、ワールド・ツアーを展開[7]

2008年、日本のロックフェス『サマーソニック』に出演。以降、年内で再び活動停止した。
特徴

当時としては斬新且つシンプルなギターコード、イギリス政府イギリス王室・EMIのような体制や権威をこき下ろす歌詞、短い髪をツンツンに立てたり破れた服を安全ピンで留めるといった斬新なファッション、メディアでのインタビューで「shit」「fuck」「cunt」を連発するというスキャンダルにより注目された。
歌詞

ボーカルのジョニー・ロットンは「アナーキー・イン・ザ・U.K.」で、「俺は反キリスト者でアナーキスト」と叫び、破壊思想を流布するとしてMI5から監視された[注 8]。元MI5部員が後に証言したところによると、「MI5のテロリストスパイの監視を行う部署に『1977年コンテンポラリーミュージック破壊活動分子』というタイトルの付いたファイル群があり、その膨大な書類はすべてピストルズに関するものだった」という。しかし、ピストルズは左翼のみに支持されたわけではなく、「ボディーズ」はイギリスの保守ソングのランキング10位内にランクインしている。
ファッション

安全ピンや、髪をツンツンに立てるといったファッションは、元々リチャード・ヘルテレヴィジョンハートブレイカーズの創設メンバー)が行っていたものをマルコム・マクラーレンが採り入れたと言われているが、ジョン・ライドンの自伝ではピストルズ加入以前から短髪を緑色に染めたり、父親に買ってもらったスーツをカットして安全ピンでつなぐなどしていたと記述されている[注 9]
レコード契約

契約トラブル劇は、レーベルに所属するプログレッシブ・ロックのミュージシャンたちの強硬な反対も大きく影響していたといわれる。最終的に契約したヴァージンでも、所属していたマイク・オールドフィールドが最後まで契約に反対していたという。
歴代メンバー

ジョニー・ロットン (Johnny Rotten) - ボーカル (1975年-1978年、1996年-2008年)

スティーヴ・ジョーンズ (Steve Jones) - ギター/(ベース:スタジオ録音のみ) (1975年-1978年、1996年-2008年)

ポール・クック (Paul Cook) - ドラムス (1975年-1978年、1996年-2008年)

グレン・マトロック (Glen Matlock) - ベース (1975年-1977年、1996年-2008年)

シド・ヴィシャス (Sid Vicious) - 二代目ベース (1977年-1978年) ※1979年死去


ジョニー・ロットン(Vo) 1977年

右スティーヴ・ジョーンズ(G) 1977年

ポール・クック(Ds) 1977年

シド・ヴィシャス(B) 1978年


再結成オリジナル・ラインナップ(1996-2008)


ジョニー・ロットン(Vo) 2010年

スティーヴ・ジョーンズ(G) 2008年

ポール・クック(Ds) 2007年

グレン・マトロック(B) 2010年

ディスコグラフィ
スタジオ・アルバム

勝手にしやがれ!!』 - Never Mind the Bollocks, Here's the Sex Pistols (1977年)全英初登場1位

ライブ・アルバム

『衝撃!!オリジナル・ピストルズ・ライヴ』 - Anarchy in the UK: Live at the 76 Club (1985年)

勝手に来やがれ』 - Filthy Lucre Live (1996年)

Raw and Live (2004年)

コンピレーション・アルバム

『スパンク』 - Spunk (1977年) ※グレン・マトロック参加デモ音源。旧邦題『SPUNK - オリジナル・ブートレグ・フォーマット』

ザ・グレイト・ロックン・ロール・スウィンドル』 - The Great Rock'n'roll Swindle (1979年)

『サム・プロダクト』 - Some Product: Carri on Sex Pistols (1979年)

『フロッギング・ア・デッド・ホース』 - Flogging a Dead Horse (1980年) ※旧邦題『ザ・ベスト・オブ・セックス・ピストルズ』

『KISS THIS - ベスト・オブ・セックス・ピストルズ』 - Kiss This (1992年)

『ベスト』 - Jubilee (2002年)

Sex Pistols Boxed Set (2002年)

Agents of Anarchy (2008年)

The Original Recording (2022年)

シングル

アナーキー・イン・ザ・U.K./アイ・ワナ・ビー・ミー」 - "Anarchy In the U.K. / I Wanna Be Me" (1976年)

ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン/ディド・ユー・ノー・ロング」 - "God Save the Queen / Did You No Wrong" (1977年)


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