セスジキノボリカンガルー
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インドネシアパプアニューギニア[a 1]ニューギニア島東部[1][2]
形態

体長57.4-62.5センチメートル[1]。尾長64.5-76センチメートル[1]体重6.7-9.1キログラム[1]。背の中央部に体毛の渦があり、体毛は渦から分かれて前方へ向かう[1]。胴体背面の毛衣は暗い黄白色や褐色、赤褐色で、正中線に沿って2本の黄褐色や淡褐色の縦縞が入り和名の由来になっている[1][2]。縦縞は頭部や腰で明瞭[1]。顎や喉の毛衣は白く、腹面や四肢内側の毛衣は黄褐色や明赤褐色[1]。尾の毛衣は黄褐色で、暗色斑が入る[1]
分類

アカキノボリカンガルーの亜種とする説もある[1]
生態

多雨林に生息する[2]。採集例は標高1,200-1,500メートルに限られるが、標高680-2,865メートルに生息すると考えられている[1]薄明薄暮性傾向が強いが、人間が多い地域では夜行性傾向が強くなる[1]

食性は植物食で、木の葉、果実などを食べる[1][2]

繁殖形態は胎生。妊娠期間は3-5週間[2]。1回に1頭の幼獣を産む[2]。幼獣は生後10-12か月は育児嚢の中で生活する[2]
人間との関係

生息地では食用とされることもある[2]

開発や採掘による生息地の破壊、食用の狩猟などにより生息数は減少している[2]
参考文献[脚注の使い方]^ a b c d e f g h i j k l m 小原秀雄、浦本昌紀、太田英利、松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ7 オーストラリア、ニューギニア』、講談社2000年、17、142頁。
^ a b c d e f g h i 『絶滅危惧動物百科4 カザリキヌバネドリ―クジラ(シロナガスクジラ)』 財団法人自然環境研究センター監訳、朝倉書店2008年、56-57頁。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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