セウォル号沈没事故
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4月24日
- 死者が現時点での生存者数を上回り180名となる
[29]
。
4月26日
- 乗客を放置して逃げた遺棄致死罪などの容疑で新たに乗員4人が逮捕される。これにより、事故当時操船関連業務に従事していた乗員15名全員が逮捕された
[30]
。
4月29日
- 死者が200名を上回る
[31]
。
5月6日
- 救助活動にあたっていた民間のダイバー1名が死亡した
[32]
。
5月7日
- 海洋警察は、生存者の数を4月18日に発表した174人から172人に訂正した。同一人物の名前が重複記載されたほか、同乗者確認中に誤認申告があったためと説明されている
[33]
。
5月8日
- 清海鎮海運の代表者であるキム・ハンシク(
朝
: ???)を拘束。死者269名
[34]
。
5月15日
- 船長ら4人を
殺人罪
で起訴
[35]
。
事故発生 1ヶ月目以降
5月30日
- 捜索範囲拡大のため、船尾部分の船体切断を開始
[36]
。
5月30日
未明 - 行方不明者捜索のために沈没船体切断作業を行っていた民間のダイバー1名が死亡した。これにより6日の死亡者1名と合わせて民間ダイバーの死亡者は2名となった
[37]
。
6月5日
- 沈没現場から約40km離れた海上にて男性1人の遺体を発見。指紋照合により船外へ流出した遺体である事が判明。死者289名
[38]
。
6月8日
- 救助チームが、海中のセウォル号船内から遺体を発見した。高校の生徒を避難させようとしていた教師と見られる。死者は291名となった
[39]
。
6月24日
- 救助チームが、海中のセウォル号船内から、高校の女子生徒と見られる遺体を発見した。死者は293名となり
[40]
、同国における292名の犠牲者を出した海難事故である「西海フェリー沈没事故」を上回った。
事故発生 3ヶ月目以降
7月17日
- 同日の行方不明者捜索支援任務を終えて消防本部へ帰る途中だった消防ヘリコプターが
光州市
の住宅街に墜落し、搭乗していた消防隊員5名全員が死亡した
[41]
。
7月22日
- セウォル号の運航会社会長で、脱税や横領の容疑がかかっていた
兪炳彦
の遺体が発見された
[42]
。遺体は6月12日に発見されていたが、韓国警察はその遺体が兪だとは分からないまま、捜索を続けていた
[43]
。
7月25日
- 兪炳彦の長男の兪大均容疑者と、その逃亡を助けていた女性が、警察に検挙された
[44]
。
8月7日
- セウォル号の犠牲者の捜索のために動員されていた民間の漁船が、セウォル号事故から10キロメートルも離れていない場所で、貨物船と衝突事故を起こし、漁船は沈没した。漁船の乗組員は全員救助され、大きな怪我はなかった
[45]
。
10月6日
-
最高検察庁
は、セウォル号惨事に対する最終捜査結果を発表した
[46]
。
事故発生 半年目以降
10月28日
- 7月18日から3ヶ月ぶりに、救助隊が船内で遺体を発見した
[47]
。
10月31日
- 韓国の与野党は、セウォル号沈没事故の真相究明に向けた3つの特別法について、最終合意をした
[48]
。
11月11日
- 韓国政府は、潜水作業による捜索を終了すると発表した。この時点で未確認の行方不明者は9名である
[49]
。
2017年
3月22日 - 引き上げの正式開始
[50]
。引き上げを担当したのは
現代三湖重工業
である
[51]
。
3月24日 - 引き上げの完了
[52]
。
3月29日 - 沈没事件の真相解明を行う「セウォル号船体調査委員会」が発足した。
国会
側が選ぶ委員5人と遺族側が推薦する委員3人の合わせて8人で構成される
[53]
。
5月17日 - 4日に海底から発見された遺骨が行方不明者であると特定される
[54]
。
5月20日 - 引き上げた船内の第一次捜索が完了。発見された遺骨が行方不明者であると特定され、残りの行方不明者は5人となった
[2]
。
2018年
5月10日 - 2017年から続いている引き上げ作業が完了し、セウォル号は直立状態となった
[51]
。
5月24日 - 船体の内部が報道陣に公開された
[55]
。
7月3日 -
韓国軍機務司令部
は、セウォル号遺族たちを査察し、彼らに対抗する保守団体の集会を支援していたことが判明した。軍司令部は、セウォル号沈没の13日目から6カ月間にわたり遺族を調査して経歴を調べ、性向を
強硬
・
中道
などに分類していた。また、
保守
団体に「左派集会」情報がほしいと要請を受けた際、
軍
は、こうして調べたセウォル号事件関連の時局集会情報を提供していた
[56]
。
7月19日 - 2015年、事故の原因や対応の遅れに関して政府の責任を問うため、事故の遺族は政府を相手取って訴訟を起こしていた。この裁判について、ソウル中央地裁は政府の責任を一部認め、遺族1世帯あたりに2億
ウォン
の賠償を行うよう命じる判決を言い渡した
[57]
。
8月6日 - セウォル号船体調査委員会の活動が終了し、報告書が提出された。報告書には、機械の欠陥などの理由でセウォル号が沈没したという「内因説」と、衝突など外力による沈没の可能性を追加で調査しなければならないという内容の「外力説」の2種類の結論が入り、統一的な結論は出なかった
[58]
。
10月19日 - セウォル号の事実上最後となる捜索が終わった。この捜索で、行方不明となっている5名は、見つからなかった。以降は船体調査が実施される
[59]
。
12月7日 - 韓国軍機務司令部が、セウォル号遺族たちに違法な調査をしていた問題で、この捜査を指示していたとされる元・国軍機務司令官の李載壽が
飛び降り
自殺
した
[60]
。
2019年
2月12日 - 被害者の多かった
檀園高等学校
にて、死亡者の名誉卒業式が開かれた。本来、生きていれば卒業は2016年であったが、遺体収容などの作業が継続中であったため、遺族の要望により延期されていた
[61]
。
3月28日 - セウォル号特別調査委員会は、「
海軍
が2014年6月22日にセウォル号の船内3階のフロントデスクから回収したと主張してきたDVRと、その後
検察
が確保した『セウォル号DVR』が異なるものと疑われる端緒を発見した」と発表。船内の監視カメラの映像が捏造された可能性を提起した
[62]
[63]
。
事故原因
2014年5月時点で、主な事故原因は以下が指摘されていた。
過積載とバラスト水の操作
運航会社の問題
船長の離席と三等航海士の経験不足
不適切な船体改造
船体検査制度の不備
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