セイントオクトーバー
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姿は太陽の化身「ダッシュ7」に似ている。アッシュに命令され黒ロリを抹殺しようとしたが3つ目のジャッジメントによって浄化された。ちなみに、コナミの家庭用ゲーム『ヴァンダルハーツ』の1の主人公の名前がアッシュ、2の主人公の名前がヨシュアとなっている。
ユアン
声 - 鈴木真仁10歳。身長は143cm、血液型はA型。名前以外の全ての記憶を失っており、満月の光の下で泣いていたところを小十乃に保護され、彼女やヨシュアと共に修道院で暮らす少年。動物によく懐かれる。普段は甘えん坊で活発な少年だが、実はそれは全て演技で、記憶も失ってはいなかった。第12話にてヨシュアに問われ小十乃たちに自らが世界を守る"慈愛"の石板の化身であり、人間ではないことを打ち明ける。パソコンの使い方を小十乃に教えてもらっていて世界の状態を監視している。自身には戦う力は全くないが、他人にタロットカードの力を授け、自分を守る戦士にする能力を持っている。記憶喪失が嘘であったり、子供っぽい言動で泣き真似をして同情を誘ったりと本質的にはクルツと近いものがある。一度世界征服を狙う"支配"の石版=クルツの野望を止めるために支配の石版と戦ったことがあり、戦闘能力の無い慈愛の石版は封印されてしまった。しかし、二枚の石版は二つで一つであり、片方を封印するともう片方の力も弱まってしまうため、慈愛の石版は封印から逃れることが出来た。ユアンと小十乃が出会ったのはその直後である。しかし、小十乃には2度目の1つ目のジャッジメントの話をしなかったため、ソフィアの消滅時に小十乃が涙を流す結果となってしまった。第24話でついにクルツの力に敗れ、今度はメルヘンチックな部屋に入れられ樽の中に囚われる。第25話で小十乃と再会し、エスメラルダにエルロックの最期を話すも信じてもらえず、その後入れ違いにアッシュが現れ再び捕まり、クルツによって石化。石板の姿に戻され、捕食されてクルツと一体化するが既に二枚の石板が役目を終えていることをクルツに告げた後、自ら黒ロリに裁きのジャッジメントを下すよう懇願し、クルツ共々消滅するが後にカードの創造主である予言者により人間として転生する。カードNo.0「愚者」の能力を持つ。
黒木 功士朗(くろき こうしろう)
声 - 川本成27歳。身長は180cm、血液型はB型。元刑事であり、超常現象を専門とする『黒木探偵社』を総括する若き所長。小十乃達の起こす騒動の始末に常に追われている。生来の悪運に加え、ヨシュアが功士朗をぞんざいに扱う影響からか子供達にも下に見られており、毎回さんざんな目に遭わせられる、登場人物きっての苦労人。それ故気苦労が絶えず、同い年ながら未だ若々しいヨシュアに対しこちらはやや老け気味。一方でメンバーの数少ない常識人であり、小十乃がテストでキャンプに行けなくなりそうな時にユアンが慈愛の石版の力でテストの結果をよくすると言い出した時に止めたり、ユアンの正体が解ったときから敬語を使うようになる等礼儀作法を心得ている。探偵業や捜査に関しては熟達していて小十乃たちにアドバイスすることも多いが、あまり取りあって貰えない。平和主義者である。一人暮らしのため家事は一通りできる。探偵業自体は白藤家がバックについている慈善業務であり、報酬は依頼者からではなく白藤家からの支給という形で支払われている、いわば雇われ探偵。したがって、菜月の言うことには逆らえない。小十乃たちが「ゴスロリ少女探偵団」を立ち上げてからは、探偵事務所まで乗っ取られてしまった。ヨシュアとは高校時代に、当時誰にも見せようとしなかった彼の人間らしい一面を垣間見て以来の親友。しかし現在は弱みを握られたりと、上下関係はヨシュアが圧倒的に上。ヨシュアの過去を気にしていたが詮索するのが嫌いな為、言うまで待つ(ユアンに探偵稼業に向いていないと言われた)事を選んだが、結局、第22話で「言うまで待っていたら後数年はかかる」という理由でヨシュアの話をこっそりと聞いていた。アルティスタに続いてアッシュによって一時的にカードNo.19「太陽」の力に操られ、修道院への道案内をした。第24話でアルティスタを救うべく小十乃たちに加勢した。この時の戦闘スタイルはプロボウラー(若い頃アルティスタに振り向いてもらうために必至でボウリングの特訓を重ねてプロにまで上り詰めた経緯がある)を彷彿させる。アルティスタのトラウマフラッシュを食らうも普段、探偵事務所で小十乃たちに虐げられているため通用しなかった。アルティスタが技を繰り出す前に水晶を破壊し勝利した。
アルティスタ
声 - 細野佑美子的中率98.5%を誇る凄腕の占い師でヨシュアと功士朗の学生時代の友人。アルカナシティで占いの館を開業しているほか、自分のテレビ番組も持っている。昔は功士朗と交際していたが、世界中の占いを勉強するために別れていて、今では完全に過去のこととして割り切っている。占いの的中率はとても高いがクルツとユアンに関しては占うことが出来なかった。その後、アッシュから未来予知の才能を見込まれてカードNo.10「運命の輪」の能力を授けられ、リバース社の軍門に下ってしまう。第24話ではカードの力で変身し、功士郎と戦うことになる。必殺技はトラウマフラッシュで功士郎を苦しめるもすぐに復活。技を繰り出す前に功士郎に水晶玉を破壊され敗北する。その後、無事浄化されたが洗脳されていた時の記憶も残ったようだ。最終回では功士朗の求愛に応え、よりを戻した模様。
ニケ
声 - 中川里江小十乃のペットのオカメインコ。インコのわりにはかなり丸っこい。そこそこ知能が高く、オウム返し以外にも簡単な会話が可能。小十乃にはよく懐いているが、ヨシュア等にはよく暴言を繰り返して酷い目に遭っている。公式設定ではジュペリによく追いかけられるとあるが作中では仲は良いようで、食べられたりする事はない。ひまわりの種が好物。第16話でエスメラルダの小アルカナワンドの4」に操られ巨大化するが大した事も出来ずにあっさり2つ目のジャッジメントをされた。その後23話において再びカードを授かり、ユアンの居所である白藤家まで操られた人々を案内してしまう。第24話では魔物を従え、(三咲には特に因縁となる人物がなく数合わせのため)赤ロリと戦うことになる。以前に比べ戦闘能力は格段に上がっているものと思われる。魔物がすべて倒され戦意を喪失してしまい赤ロリのレッドブラッドアローで囚われる。赤ロリには「後で食ってやる」と言われた。二度目のジャッジメントだがその後、消滅せず無事浄化され三咲に食われる前に逃亡?した。
ジュペリ
ユアンの飼っている黒猫。3話でメインキャラクターとして登場したが、実は1話にも登場している。6話以前は名前がなかったが、7話で「ジュペリ」と命名される。もともとはクルツが威厳を出すために探し出した猫だったが、あまりにも言うことを聞かないので小アルカナソードのエース」のカードで先兵として差し向けられた。その後黒ロリに1つ目のジャッジメントをされて普通の黒猫に戻り、ユアンに保護されている。しかし、元々野良猫だったため人に慣れず、今でもユアンやニケ以外にはあまり近づこうとしない。趣味はニケを追い回すこと。個別の声優は充てられておらず、鳴き声は実際の猫からサンプリングされたものが使用されている。
リチャード
声 - 松山タカシ白藤家で働く執事である初老の男性。菜月の破天荒な行動に悩まされてはいるが、第19話では無人島に取り残された菜月たちを助けに来るなど、菜月に対する忠誠はかなりのもの。
帝 猟兵(みかど りょうへい)
声 - 豊永利行第4話より登場。身長は158cm、14歳。コレクト学園中等部で小十乃・菜月と同じクラス。授業態度は不真面目だが成績はかなり優秀。さらには美男子ゆえにクラスの女子には人気があるが、本人にあまり関心はない様子。周囲からの評価も高く、菜月や三咲からもかなり高評価を得ている。しかしその一方、いつも小十乃をからかったり弁当をつまみ食いして楽しんでいることから、小十乃からは目の敵にされている(小十乃は猟兵(逆でも)の事を「あんにゃろぉー」と呼ぶ)。スケボーが得意。実はアッシュにスカウトされた特別社員で、第11話からソフィアの後任でひみつ部部長に登用される。功士朗以上の不幸体質から父親に疫病神と呼ばれ、自ら家を出て雨に打たれていたところをアッシュに勧誘され、リバース社に入った。その恩に応えるためにリバース社に忠誠を誓っているが、リバース社の実態を知らなかった。社の方針が黒ロリ=小十乃の抹殺であると示唆され、アッシュからカードNo.16「」の力を与えられたが、しばらく躊躇した後に抹殺を決意するも未遂に終わる。その後アッシュからの信頼を失い、エスメラルダによりゴスロリ少女探偵団をおびき出す材料として身柄を拘束される。救出された際はリバース社を去っても行き場が無いことに戸惑っていたが、菜月から白藤邸に住み込みで働くよう提案され、リチャードの下で執事見習いとして修業している。その後もしばらくアッシュへの未練を捨てきれずにいたが、第19話で騙されていたと知り決別した。現在は同じ不幸体質の功士朗の数少ない味方的な一面も持っている。その後は、カードの力を小十乃たちのために使っているが、23話にて原因不明の頭痛(クルツの呪縛によるもの)に襲われ、本人の意思に関係なくユアンを襲撃した。一度は正気を取り戻すも、第24話では、第18話でジャッジメントされなかったためカードの力は残り再び操られユアンを連れ出しクルツの元に届け、再びアッシュの部下になり、白ロリと戦うことになる。操られたリチャードとともに白ロリに止めを刺そうとするが、白ロリの怒りを買い武器を弾かれ戦意を喪失した後も、ホワイトブレスシュートに捕まり虐げられる。その後、無事浄化されるも菜月の怒りは収まらなかった。
リバース社関係者
クルツ
声 -
津田健次郎第1話から第13話まで、第19話と第21話より登場。身長は185cm、血液型はA型。わずか23歳にして、アルカナシティの経済を支配する巨大企業・リバース社のCEOとなった風雲児。その正体は世界を統べる"支配"の石板の化身であり、"慈愛"の石板=ユアンを封印した張本人。カードNo.4「皇帝」の力を持ち、その力とリバース社の権力を利用して世界征服を企んでいる。それゆえ計画の邪魔になる「JUDGEMENT」の少女(黒ロリ)とユアンを排除(抹殺)すべく捜し求めている。「そうすれば偉そうに見えるから」という理由で、唐突な思いつきにより黒猫を探させたり、ヒゲを生やしてみたりと毎回妙な行動を繰り返すが、すぐに飽きてやめてしまう、極めて行き当たりばったりで飽きっぽい性格。口調もやや子供っぽい所がある。その反面、部下を使い捨てることにまったく心を動かさないほど極めて冷徹な面もある。プライベートは先述の通りかなりやりたい放題だが、必要な場面では計算高さと狡猾さを発揮して、人を騙し利用する悪役らしさを見せる。普段着ている派手な服装は、特にたいした意味はなく自身の威厳を表すためのもの。第21話にてエスメラルダと手を組み黒ロリこと葉山小十乃を抹殺せず戦闘不能にした。第22話のヨシュアの回想シーンでは現在とほとんど姿が変わっていない。第23話ではゴスロリ少女探偵団と功士朗以外のアルカナシティの全ての人々を操る。そもそも、このような暴挙に及んだのはユアン、白ロリ、赤ロリが小十乃の再起を待たずに強行を行ったためであり、それが火に油を注いだ結果となり、一概にバランスを崩した原因がクルツとも言い切れない。第25話で黒ロリの強力なジャッジメント(3つ目のジャッジメント)を目の当たりにし、自分の放ったカードが浄化された脅威で子供のごとく怯えるも物語の終盤、ユアンを石化し食らった。最終話でユアンを食らったことで強力な力を得てゴスロリ少女探偵団を同士討ちさせようとするが、最期はユアンに体を乗っ取られて黒ロリの最終ジャッジメントを食らいユアンに道連れにされる形で存在する根拠を失い消滅した。王様を自称するものの、完全にアッシュに頼り切っていたため自身が直接戦いに加わる描写は少なく、とどめを刺されそうになるとアッシュに助けを求めるあたり、最後までアッシュを当てにしていた。
アッシュ
声 - 子安武人身長は182cm、血液型はB型。37歳。リバース社の社長秘書。肩書きは秘書だが、クルツ留守中の指示は全て代行する。カードNo.5「教皇」の力を持つ。常に何を考えているのか分からない能面のような表情をしているが、クルツに対してだけは忠実で、その命令には絶対服従する。考え方もクルツと同様であり、冷酷非道で一切の私情を挟まず要職にあろうが使えない社員は容赦なく切り捨てる。直属の部下は、自ら唯一スカウトした帝猟兵。ヨシュアとは過去に何か因縁があるらしい。その正体は、小十乃の実の父親であり、ヨシュアの腹違いの兄である。元々はアッシュ・ヨシュアの父の経営していた会社を引き継ぎ経営していたが、クルツと出会いその力に支配されてしまう。なお、ヨシュアの人格を認めず会社の為の道具とみなしたり、小十乃をヨシュアに捨ててこいと命令したりと、会社経営者の時代から冷酷な性格であったことがうかがえる。23話にてアルティスタと功士郎をカードの力で操り、また功士郎を使って(すでにエスメラルダが居場所を調査済みであるにもかかわらず)道案内させ、小十乃とヨシュアのいる修道院に向かい、功士郎から抜き取ったカードですでに力を失った小十乃に新たな力を授け配下に加えようとしたが、小十乃をかばったヨシュアがカードの力を授かってしまった。黒ロリの再起をエルロックやソフィアのときと同じように再生カードを使った程度のことで解釈している。唯一、クルツやエスメラルダが苦しんでいるにもかかわらず黒ロリの強力なジャッジメント(全てのジャッジメント)が通用しなかった。クルツの命令でユアンを連れ戻し、献上した。最終話でユアンからクルツを救い出そうとするが返り討ちにあい、力を失う。クルツの残滅後、自らの敗北を機に小十乃とヨシュアの存在を認めた後、消息を絶つ。長いこと彼に支配されたためなのか最後までクルツに対する思いは変わらなかった。このようなことから、本質的にはソフィアを失ったカフカに似たところがあるが、クルツを失っても涙を流す描写は見られなかった。
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