セイントオクトーバー
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そのため、危機感の少ない他の二人とは意見の対立をする場面もあったが、前世の恋人の「仲間を見つけて戦え」という遺言のもと、小十乃たちと力を合わせるようになった。しかし、戦いへの認識の違いは未だにあり、小十乃たちの甘さを指摘する場面も多い。戦いには慣れていて戦局を冷静に判断することができるが、挑発されたり探し求めている仇敵が絡むと頭に血が上ってしまう傾向がある。リバース社の刺客・星蘭との戦いで黒ロリ、白ロリと共にピンチに陥っているところでユアンから弓矢使い(初期設定・漫画版では二挺拳銃「ピースブレイカー」使い)・赤ロリに変身するカードNo.8「」の能力を授かる。元から高い身体能力を活かした格闘戦の他、弓矢での強力な一撃「レッドブラッドアロー」を使う。また、飛ばした矢は小麦粉に変型させて煙幕を張ったりハンマーに変型させて打撃を与えるなど、自由に形状を変化させられる。白ロリと同様に本来の武器以外の技能で戦うこともあり、摩擦で火を起こすのが得意なことから体が木で出来ているカフカにとっては天敵と言える存在。第15話で死神を仇だと言って襲撃したが、それは200年以上前のことであるため結果的にはあの記憶は聖三咲であって聖三咲の過去ではなく、記憶の人物も聖三咲であって聖三咲ではない。そのため三咲はずっと自分自身の過去ではない恋人の幻影を見ていたに過ぎない。菜月からは長く生きた人間だと思われた。ユアンに諭され、晴れて吹っ切ることができた。第25話でニケと魔物に襲われるも(多少苦戦はしたものの)三咲の敵ではなく魔物軍団は全滅し、ニケも三咲に囚われた。瀕死になった魔物が放った矢に射抜かれそうになるがH・P・ロマノフが彼女を庇い死亡した…かに見えたが、彼は防弾チョッキを着て無事だった。彼が倒れたときの雰囲気は200年前の惨劇を彷彿させる。漫画版では左目の下に十字架模様のペイントを施している他、実は可愛いもの好きなうえ、雷が悲鳴を上げるほど大の苦手(それで菜月にあきれられてしまった)という一面を見せる。また、「帽子」がトレードマーク。三咲は野性味のある大人っぽさや、しっかりした面を持っている。聖装時の台詞は、「地平に昇る生命の光よ 諸人に宿りし戦いの力よ 悪しき芽を踏み断ち 今こそ我を導きたまえ」。
探偵団の関係者たち
ヨシュア
声 -
小野友樹27歳。身長は179cm、血液型はA型。小十乃の保護者的存在で、彼女が暮らす修道院の神父。小さい頃に修道院の前に捨てられていた小十乃を引き取り、父親代わりとして彼女の面倒を見ている。小十乃を実の娘のように溺愛しており、やや過保護なまでの愛情を注ぐ。功士朗とは占い師・アルティスタとともに高校、大学の同級生であり親友。視力がかなり悪く、眼鏡がないとほとんど何も見えない。基本的に温厚で聡明だが、小十乃のこととなると周りが見えなくなってしまう。また功士朗のことはイジメ相手と思っている節があり、かなりぞんざいな扱いをしているが、それは絶対的な信頼の裏返しでもある。料理はプロ顔負けの腕前で、彼の作るケーキは子供達にも大人気。見ただけで女性のスリーサイズを正確に見抜く謎の能力を持っている。学生時代はかなりモテており、両手両足で数えても足りないほど女性に告白されているが、聖職者という立場から全て断っていて、かつては「ルシファー」(命名 - 功士朗)の二つ名を持っていた。実は過去のことはつき合いの長い功士朗でさえあまり知らず、謎の多い人物。また小十乃たちとは別の理由でリバース社を嫌っている。高校時代は今とは違い、全身に火傷を負った獣のような感じで、眼つきがも鋭く、近寄り難い雰囲気を出していた(ただし小十乃にだけには笑顔を見せていた。なおその時に功士郎に見られてから腐れ縁になった)。背中に刀傷より酷い傷跡を持つ。修道院に来る前は、小十乃を連れて何かから逃げているようだった。実は小十乃の両親のことを知っており、第21話でアッシュが実の父であると発言した。また、第22話で自分と小十乃の過去について語った。アッシュとは異母兄弟であり(つまり、小十乃とは血縁上の繋がりがあり、小十乃から見て叔父にあたる)、ヨシュアの実の母が死亡した後、身寄りの無いヨシュアをアッシュが引き取った経緯がある。ただし、その際にアッシュがヨシュアを存在は認めても人格は認めなかった為、人間としての感情を閉ざしてしまう。が、小十乃との出会いによって人間としての感情を取り戻し、彼女を捨てようとしたアッシュの意に反し、彼女を育てることを決意する。その後、クルツに出会い支配されてしまったアッシュの元から小十乃を連れて逃亡する。背中の傷痕はその際にアッシュから受けた攻撃が元である。なお、自分と小十乃の過去について語った際、菜月・三咲・ニケ・ユアン・功士朗の4人と1羽に会話を全て聞かれた。その後、修道院を急襲したアッシュの魔手から小十乃をかばってカードNo.19「太陽」の力に支配されてしまい、第24話でエスメラルダの配下となり、黒ロリと戦うことになる。なお、このとき炎に包まれたヨーヨーのような武器を使用している。姿は太陽の化身「ダッシュ7」に似ている。アッシュに命令され黒ロリを抹殺しようとしたが3つ目のジャッジメントによって浄化された。ちなみに、コナミの家庭用ゲーム『ヴァンダルハーツ』の1の主人公の名前がアッシュ、2の主人公の名前がヨシュアとなっている。
ユアン
声 - 鈴木真仁10歳。身長は143cm、血液型はA型。名前以外の全ての記憶を失っており、満月の光の下で泣いていたところを小十乃に保護され、彼女やヨシュアと共に修道院で暮らす少年。動物によく懐かれる。普段は甘えん坊で活発な少年だが、実はそれは全て演技で、記憶も失ってはいなかった。第12話にてヨシュアに問われ小十乃たちに自らが世界を守る"慈愛"の石板の化身であり、人間ではないことを打ち明ける。パソコンの使い方を小十乃に教えてもらっていて世界の状態を監視している。自身には戦う力は全くないが、他人にタロットカードの力を授け、自分を守る戦士にする能力を持っている。記憶喪失が嘘であったり、子供っぽい言動で泣き真似をして同情を誘ったりと本質的にはクルツと近いものがある。一度世界征服を狙う"支配"の石版=クルツの野望を止めるために支配の石版と戦ったことがあり、戦闘能力の無い慈愛の石版は封印されてしまった。しかし、二枚の石版は二つで一つであり、片方を封印するともう片方の力も弱まってしまうため、慈愛の石版は封印から逃れることが出来た。ユアンと小十乃が出会ったのはその直後である。しかし、小十乃には2度目の1つ目のジャッジメントの話をしなかったため、ソフィアの消滅時に小十乃が涙を流す結果となってしまった。第24話でついにクルツの力に敗れ、今度はメルヘンチックな部屋に入れられ樽の中に囚われる。第25話で小十乃と再会し、エスメラルダにエルロックの最期を話すも信じてもらえず、その後入れ違いにアッシュが現れ再び捕まり、クルツによって石化。石板の姿に戻され、捕食されてクルツと一体化するが既に二枚の石板が役目を終えていることをクルツに告げた後、自ら黒ロリに裁きのジャッジメントを下すよう懇願し、クルツ共々消滅するが後にカードの創造主である予言者により人間として転生する。カードNo.0「愚者」の能力を持つ。
黒木 功士朗(くろき こうしろう)
声 - 川本成27歳。身長は180cm、血液型はB型。元刑事であり、超常現象を専門とする『黒木探偵社』を総括する若き所長。小十乃達の起こす騒動の始末に常に追われている。生来の悪運に加え、ヨシュアが功士朗をぞんざいに扱う影響からか子供達にも下に見られており、毎回さんざんな目に遭わせられる、登場人物きっての苦労人。それ故気苦労が絶えず、同い年ながら未だ若々しいヨシュアに対しこちらはやや老け気味。一方でメンバーの数少ない常識人であり、小十乃がテストでキャンプに行けなくなりそうな時にユアンが慈愛の石版の力でテストの結果をよくすると言い出した時に止めたり、ユアンの正体が解ったときから敬語を使うようになる等礼儀作法を心得ている。探偵業や捜査に関しては熟達していて小十乃たちにアドバイスすることも多いが、あまり取りあって貰えない。平和主義者である。一人暮らしのため家事は一通りできる。探偵業自体は白藤家がバックについている慈善業務であり、報酬は依頼者からではなく白藤家からの支給という形で支払われている、いわば雇われ探偵。したがって、菜月の言うことには逆らえない。小十乃たちが「ゴスロリ少女探偵団」を立ち上げてからは、探偵事務所まで乗っ取られてしまった。ヨシュアとは高校時代に、当時誰にも見せようとしなかった彼の人間らしい一面を垣間見て以来の親友。しかし現在は弱みを握られたりと、上下関係はヨシュアが圧倒的に上。ヨシュアの過去を気にしていたが詮索するのが嫌いな為、言うまで待つ(ユアンに探偵稼業に向いていないと言われた)事を選んだが、結局、第22話で「言うまで待っていたら後数年はかかる」という理由でヨシュアの話をこっそりと聞いていた。アルティスタに続いてアッシュによって一時的にカードNo.19「太陽」の力に操られ、修道院への道案内をした。第24話でアルティスタを救うべく小十乃たちに加勢した。この時の戦闘スタイルはプロボウラー(若い頃アルティスタに振り向いてもらうために必至でボウリングの特訓を重ねてプロにまで上り詰めた経緯がある)を彷彿させる。アルティスタのトラウマフラッシュを食らうも普段、探偵事務所で小十乃たちに虐げられているため通用しなかった。アルティスタが技を繰り出す前に水晶を破壊し勝利した。
アルティスタ
声 - 細野佑美子的中率98.5%を誇る凄腕の占い師でヨシュアと功士朗の学生時代の友人。アルカナシティで占いの館を開業しているほか、自分のテレビ番組も持っている。昔は功士朗と交際していたが、世界中の占いを勉強するために別れていて、今では完全に過去のこととして割り切っている。占いの的中率はとても高いがクルツとユアンに関しては占うことが出来なかった。その後、アッシュから未来予知の才能を見込まれてカードNo.10「運命の輪」の能力を授けられ、リバース社の軍門に下ってしまう。第24話ではカードの力で変身し、功士郎と戦うことになる。必殺技はトラウマフラッシュで功士郎を苦しめるもすぐに復活。技を繰り出す前に功士郎に水晶玉を破壊され敗北する。その後、無事浄化されたが洗脳されていた時の記憶も残ったようだ。最終回では功士朗の求愛に応え、よりを戻した模様。
ニケ
声 - 中川里江小十乃のペットのオカメインコ。インコのわりにはかなり丸っこい。そこそこ知能が高く、オウム返し以外にも簡単な会話が可能。小十乃にはよく懐いているが、ヨシュア等にはよく暴言を繰り返して酷い目に遭っている。公式設定ではジュペリによく追いかけられるとあるが作中では仲は良いようで、食べられたりする事はない。ひまわりの種が好物。第16話でエスメラルダの小アルカナワンドの4」に操られ巨大化するが大した事も出来ずにあっさり2つ目のジャッジメントをされた。その後23話において再びカードを授かり、ユアンの居所である白藤家まで操られた人々を案内してしまう。第24話では魔物を従え、(三咲には特に因縁となる人物がなく数合わせのため)赤ロリと戦うことになる。以前に比べ戦闘能力は格段に上がっているものと思われる。魔物がすべて倒され戦意を喪失してしまい赤ロリのレッドブラッドアローで囚われる。赤ロリには「後で食ってやる」と言われた。二度目のジャッジメントだがその後、消滅せず無事浄化され三咲に食われる前に逃亡?した。
ジュペリ
ユアンの飼っている黒猫。3話でメインキャラクターとして登場したが、実は1話にも登場している。6話以前は名前がなかったが、7話で「ジュペリ」と命名される。もともとはクルツが威厳を出すために探し出した猫だったが、あまりにも言うことを聞かないので小アルカナソードのエース」のカードで先兵として差し向けられた。その後黒ロリに1つ目のジャッジメントをされて普通の黒猫に戻り、ユアンに保護されている。しかし、元々野良猫だったため人に慣れず、今でもユアンやニケ以外にはあまり近づこうとしない。趣味はニケを追い回すこと。個別の声優は充てられておらず、鳴き声は実際の猫からサンプリングされたものが使用されている。
リチャード
声 - 松山タカシ白藤家で働く執事である初老の男性。菜月の破天荒な行動に悩まされてはいるが、第19話では無人島に取り残された菜月たちを助けに来るなど、菜月に対する忠誠はかなりのもの。
帝 猟兵(みかど りょうへい)
声 - 豊永利行第4話より登場。身長は158cm、14歳。コレクト学園中等部で小十乃・菜月と同じクラス。授業態度は不真面目だが成績はかなり優秀。さらには美男子ゆえにクラスの女子には人気があるが、本人にあまり関心はない様子。周囲からの評価も高く、菜月や三咲からもかなり高評価を得ている。しかしその一方、いつも小十乃をからかったり弁当をつまみ食いして楽しんでいることから、小十乃からは目の敵にされている(小十乃は猟兵(逆でも)の事を「あんにゃろぉー」と呼ぶ)。スケボーが得意。実はアッシュにスカウトされた特別社員で、第11話からソフィアの後任でひみつ部部長に登用される。功士朗以上の不幸体質から父親に疫病神と呼ばれ、自ら家を出て雨に打たれていたところをアッシュに勧誘され、リバース社に入った。その恩に応えるためにリバース社に忠誠を誓っているが、リバース社の実態を知らなかった。社の方針が黒ロリ=小十乃の抹殺であると示唆され、アッシュからカードNo.16「」の力を与えられたが、しばらく躊躇した後に抹殺を決意するも未遂に終わる。その後アッシュからの信頼を失い、エスメラルダによりゴスロリ少女探偵団をおびき出す材料として身柄を拘束される。救出された際はリバース社を去っても行き場が無いことに戸惑っていたが、菜月から白藤邸に住み込みで働くよう提案され、リチャードの下で執事見習いとして修業している。その後もしばらくアッシュへの未練を捨てきれずにいたが、第19話で騙されていたと知り決別した。
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