ズッコケ三人組
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しかし隠しておいた場所が花山第二小学校の裏庭だったために、タイムカプセルを埋めようとした三人組に発見され、情報流出が露となり始め、屋島が悪事を白状。焦った柴田は、探っていたハチベエを監禁し、ハチベエのワインを飲み身代金[注 7]を奪い逃走を図ろうとしたが、屋島が警察の捜査の協力要請に加担したため、あっけなく警官に捕まり、事件は2時間で解決した。なお、公表されることはないであろう情報流出事件はこの誘拐事件勃発により、一部始終がマスコミによって報道された。そのことでハチベエと宅和先生は翌日校長に叱られた[注 8]
屋島忠明(やしま ただあき)
『ズッコケ三人組の卒業式』に登場。柴田の隣に住んでいる。悪事を話していたことから柴田の逮捕に協力した。逮捕後、緊張した声が響く中、ハチベエに、「誘拐犯はもう捕まえたよ」と言った。
花山町

本作の主な舞台。ミドリ市西方の山手に位置する。大川を隔てて大川北町および南町が隣接。
エリア区分
花山上町
最も山手に位置し、荒井陽子や榎本由美子の家がある。付近に、柳が池、お化け屋敷もある。
花山中町
正義館道場という柔道の道場がある。JRの線路があり、無人踏切と大川を渡る鉄橋がある。また山手には小神社もある。花山第二小学校の通学区域外。
花山西町
町名においては西町だが、花山町の全景を描いた地図の方角によれば花山町の南に位置する。
花山一丁目
ハカセやモーちゃんが住む市営アパートがある。一角は花山商店街の一部を成し「八谷商店」もここである。
花山二丁目
大川沿いのエリア。市電が通る。
花山三丁目
花山第二小学校や妙蓮寺がある。
花山四丁目
安藤圭子の家や花山公園がある。『ぼくらはズッコケ探偵団』で三人組が捜査した事件の現場でもある。
花山五丁目
花山町の中心に位置する。花山駅、交番、アカツキ書店、大井印刷、土屋外科などがある。
施設・建物
ミドリ市立花山第二小学校
ハチベエ、ハカセ、モーちゃんらが通う小学校。北校舎、中校舎、南校舎の3つの校舎からなる。
花山市営アパート
花山一丁目にある、1号棟から6号棟まである市営のアパート。2号棟にモーちゃん、3号棟にハカセがそれぞれ住んでいる。
妙蓮寺
花山第二小学校のすぐ近くにある寺院。境内に桜が植えられており、なぜか12月上旬の小春日和に開花したことがある。
花山駅
JRの駅。市電との乗り換え駅。花山町の中心、花山五丁目に位置する。
土谷病院
花山駅のすぐ近くにある病院。花山町内での怪我人は大抵ここに収容され、安藤圭子が入院したのもここだった。
花山商店街
国道の東側に広がる商店街。ハチベエの両親が経営する八百屋「八谷商店」を始め、おもちゃ屋、薬屋、本屋など、多くの店が並ぶ。
正義館道場
花山中町の大川の土手下にある柔道の道場。第二小6年4組の津久田茂らが通っている。『花のズッコケ児童会長』に登場し、その話では皆本章も通っていたがすぐに音を上げ、3ヵ月で退会する。
風月堂
デパートの隣にあるお菓子屋。遠山月太郎という中年の男が経営する。同じ菓子屋で近所に店を開くメルシーに対抗する。『とびだせズッコケ事件記者』に登場する。
メルシー
市電通りにあるお菓子屋。同じ菓子屋で近所に店を開く風月堂に対抗する。『とびだせズッコケ事件記者』に登場する他、『ズッコケ愛のプレゼント計画』では、手作りチョコ講習会が開催された。
花山公園
花山四丁目にある公園。敷地の半分が野球場、あとの半分が遊び場になっており、花山町内の子どもがよく利用する。『ぼくらはズッコケ探偵団』で初登場。『謎のズッコケ海賊島』では、草川大助という初老の男がここの公衆トイレで命を落とした。
その他の舞台

タカラ町

ハチベエ(八谷良平)のおじ(松山市で不動産経営)が住んでいる。佐田岬半島の付け根にある。『あやうしズッコケ探検隊』では、ここから出た3人を乗せたボートが遭難し、島に漂着した。

むつみ島(ガイコツ島)

『あやうしズッコケ探検隊』で3人を乗せたボートが漂着した。島に1人だけ住んでいる老人によると、国東半島の東20kmにあるという。この島は現実には存在しない。

女島

『謎のズッコケ海賊島』に登場する島。ミドリ市から連絡船が出ている(経由地)。3人が来る5年前、草川大助が暗号を読み、洞窟に進んだところ、遭難した。幸い、若い者たちに助けられたという。住所は稲穂県牛島町女島。牛島町の学校分校がある。南に男島もある。近くに海水浴で有名な牛島がある。この島は現実に存在しない。ハチベエ(八谷良平)は、この島を女島と名付けた理由を2つの山が乳房に見えるからだという。
舞台のモデル

名前実際の場所備考
稲穗県
広島県那須正幹の故郷
ミドリ市広島市
花山町西区己斐〃
ミドリ駅山陽本線広島駅
花山駅山陽本線西広島駅
市電広島電鉄本線作中では宮島線がない
花山デパートひろでん会館2018年3月に閉店
ミドリデパートそごう広島店
三角デパート福屋八丁堀本店
大川太田川放水路釣りシーンが多い
ミドリ市立花山第二小学校広島市立己斐小学校那須正幹の出身校
花山神社旭山神社町の氏神として描かれている
ミドリ市公会堂広島市公会堂現広島国際会議場
ミドリ市民球場広島市民球場
1988年国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。西広島駅太田川放水路。写真左側が己斐地区にあたる。

花山町のモデルが己斐であることは那須自身が明かしており、広島市の広報紙でも紹介されている[5][6]。那須によると、ミドリ市のモデルは「もう完全に1960年代の後半の広島、人口もちょうど60万人ぐらいになるかな、あのころの広島」であるという[7]。設定上のミドリ市も区政はしかれていない。

広島以外の中国地方各地の地名も、回によっては実際とは違う地名に変えられている場合がある。例えば、岡山県→岡島県、鳥取県→鳥山県、島根県→八雲県、倉敷市→倉橋市・倉田市など。またNHKも同様である。

なお、地方が舞台であるものの、登場人物のほとんど全員が共通語を話し、広島弁を話す人物は登場しない。

西広島駅

広電西広島駅(広島電鉄本線終点)

ひろでん会館

そごう

福屋

己斐小学校

旭山神社

テレビアニメ
『ズッコケ三人組 楠屋敷のグルグル様』

1995年11月11日に日本テレビ系列で放送された。
声の出演

ハチベエ -
山口勝平

ハカセ - 高山みなみ

モーちゃん - 桜井敏治

安藤圭子 - 市原由美

荒井陽子 - 岡村明美

榎本由美子 - 長沢美樹

宅和源太郎 - 辻村真人

鷲尾耕一 - 井上和彦

鷲尾老人 - 加藤精三

優香 - 椎名へきる

研究員 - 坪井智浩

運転手 - 菅原淳一鈴木勝美

通行人 - 加瀬康之

おばあさん - 鈴木れい子

男 - 藤原啓治

レポーター - 大神いずみ松本志のぶ

ナレーション - 中村正

スタッフ

原作

ズッコケ三人組(ポプラ社刊)

作 - 那須正幹

絵 - 前川かずお


製作 - 宮田智行(J.C.STAFF)

企画 - 大野実(読売広告社)

構成・脚本 - 高橋良輔、鈴木行

音楽 - 葦澤伸太郎

音楽制作 -
日本コロムビア、小暮一雄、長谷川展洋

オープニングテーマ「ズッコケパラダイス」

作詞 - 佐藤ありす

作曲 - TAKE-BAH

編曲 - TAKE-BAH

歌 - 石田よう子日本コロムビア


アニメーションキャラクターデザイン

総作画監督 - 高橋信也


OP・ENDアニメーション - 小島正士

美術監督 - 廣瀬義憲

広報 - 松村紀子

制作デスク - 島田亭子


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