スーパー中枢港湾
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対象港の選定作業と平行して進められていた支援制度創設・関連法整備についても、2005年7月1日に「港湾の活性化のための港湾法等の一部を改正する法律」の一部(スーパー中枢港湾関係)が施行され、同年7月4日、港湾法第2条の2第1項の規定に基づき国土交通大臣によって指定特定重要港湾を指定。これによりメガターミナルオペレーターに対する行政財産貸付・無利子資金貸付が可能となった。

指定を受けたスーパー中枢港湾では、2007年度から2009年度にかけて上記の目標を達成することを目指している。
スーパー中枢港湾一覧

京浜港(
東京港横浜港) - 東京都横浜市

伊勢湾(名古屋港四日市港)- 名古屋港管理組合四日市港管理組合

阪神港大阪港神戸港)- 大阪市神戸市

指定に当たっては、各港からの要望合戦が熾烈化したため、国土交通省側が「港湾間の連携を重視する」という名目で、3大湾ごとに域内の別個の港を便宜上同一港とみなし、結果として五大港すべてをピックアップした。

スーパー中枢港湾を指す際の「京浜港」「阪神港」は一般的に使用されている通称であり、法令上の港名とは別である。スーパー中枢港の上位概念であるハイパー中枢港湾としての「京浜港」には川崎港が含まれるが、単なるスーパー中枢港湾としての「京浜港」には川崎港は含まれない。また、港則法関税法上の「阪神港」には堺泉北港尼崎西宮芦屋港が含まれるが、スーパー中枢港湾としての「阪神港」には堺泉北港と尼崎西宮芦屋港は含まれない。さらには、ひと続きの地域でなくとも同一の湾内などといった近傍の港湾間連携であれば指定要件として容認されたことから、博多港北九州港清水港苫小牧港広島港の各港よりも外貿コンテナ取扱個数が少ない四日市港名古屋港とパートナーとなった。
各港湾の次世代高規格コンテナターミナルと目標取扱個数

横浜港:
本牧埠頭BC突堤地区 - 目標80?100万TEU

名古屋港:飛島埠頭南側地区 - 目標80?100万TEU

四日市港:霞ケ浦北埠頭地区 - 目標80?100万TEU

神戸港:ポートアイランド第二期地区 - 目標120万TEU

大阪港:夢洲地区 - 目標105万TEU

※東京港の次世代高規格コンテナターミナルは未指定(2007年9月現在)。次世代高規格コンテナターミナルを一体的に運営する認定運営者については、メガターミナルオペレーター#日本への導入を参照

TEU(twenty-foot equivalent units) は20フィートコンテナ1個の換算値。
脚注[脚注の使い方]^ 経済社会の変化に対応し、国際競争力の強化、産業の再生、循環型社会の構築などを通じてより良い暮らしを実現する港湾政策のあり方(答申) (PDF) 交通政策審議会

関連項目

メガターミナルオペレーター

外部リンク

国土交通省港湾局(スーパー中枢港湾プロジェクトの推進)


横浜市港湾局

伊勢湾スーパー中枢港湾連携推進協議会

大阪市港湾局

神戸市みなと総局










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