スーパーヴィランには犯罪者という一面もあるため、超人専用の特殊刑務所ヴォルト(英語版)や精神病院アーカム・アサイラムなど、物語の中でスーパーヴィラン専門の収容施設が登場する場合もある。
著名なスーパーヴィラン(英語版)、ブレイニアック、グリーンゴブリン、ヴェノム、デスストローク、ブラックアダム(英語版)、ロキ、サノス、リバース・フラッシュ(英語版)、ブラックマンタ、レッドスカル、ウルトロン、アレス(英語版)、リドラー、ベイン、ラーズ・アル・グール、ダークサイドなどは、コミックに登場する男性のスーパーヴィランで、映画やテレビにも登場している[2][3]。女性のスーパーヴィランとしては、キャットウーマン、ハーレイ・クイン、ポイズン・アイビー、ミスティーク、ヘラ、バイパー(英語版)、チーターなどが挙げられる[4][5]。
スーパーヒーローと同様に、スーパーヴィランもシニスター・シックス、スーサイド・スクワッド、Injustice League、ブラザーフッド(英語版)、リージョン・オブ・ドゥーム、Masters of Evilなどのスーパーヴィラン・グループのメンバーとして集団単位で活動している場合もある。また、それぞれの思惑から利害関係が一致することで、協力し合うこともある。
脚本家のスティーヴン・モファットとマーク・ゲイティスは、ドキュメンタリー番組『A Study in Sherlock』の中で、天才的な知性と観察力・推理力を持ち、シャーロック・ホームズにとっての唯一の脅威であるという点から、ジェームズ・モリアーティ教授をスーパーヴィランと見なしていると述べた。
ジェームズ・ボンドの悪役であるエルンスト・スタヴロ・ブロフェルドは、猫を撫でながら肘掛け椅子に座っている姿や、顔を出さずにスクリーンに登場するといった点から、人気映画におけるスーパーヴィランのモチーフに影響を与えている。アニメ『ガジェット警部』シリーズの「ドクタークロー(Doctor Claw)」と「マッドキャット(M.A.D. Cat)」、映画『オースティン・パワーズ』シリーズの「Dr.イーブル(Dr. Evil)」と猫の「ビグルスワース(Mr. Bigglesworth)」、テレビアニメ『ザ・ペンギンズ from マダガスカル』の「ドクター・シオフキー(Dr. Blowhole)」などのパロディがある。