スーパーマン_リターンズ
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興行収入 $200,081,192[1]
$391,081,192[1]
14.5億円[2]
前作スーパーマンIV
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『スーパーマン リターンズ』(: Superman Returns)は、ブライアン・シンガー監督・製作による2006年アメリカ合衆国スーパーヒーロー映画である。
概要

DCコミックス」のアメリカン・コミックスーパーマン』を原作とした実写映画化第5弾。『スーパーマン』(1978年)及び『スーパーマンII/冒険篇』(1980年)の時系列順における続編となる内容であり[3][4]、『スーパーマンIII』(1983年)及び『スーパーマンIV』(1987年)での出来事は反映されていない[3]

スーパーマン役はブランドン・ラウスが務め、ほかにケイト・ボスワースケヴィン・スペイシージェームズ・マースデンフランク・ランジェラパーカー・ポージーらが出演する。物語はスーパーマンが地球を去ってから5年後から始まる。
あらすじ

故郷の星クリプトンの残骸が発見されたと聞いたスーパーマンが、愛するロイスに別れも言えず、地球に乗ってきた宇宙船により一人で旅立ってから5年。故郷周辺に辿り着くも、何一つ残っていなかった宇宙墓場から再び地球に帰還した彼は、変わってしまった地球に困惑する。母は健在だが、父は既に亡き人になっていた。それでも母は「あなたは一人じゃない」とスーパーマンを息子・クラークとして励ます。

そんな中、前作でスーパーマンが刑務所にいきなり連れて行ったため、逮捕・起訴に法的な不備があって釈放された宿敵レックス・ルーサーは、自分を釈放した大富豪の女性から口八丁で遺産を根こそぎ奪い取った後、「スーパーマンの家」、北極にある“孤独の要塞”に忍び込み、クリプトン科学の結晶クリスタルを盗み出した。

クラーク・ケントがデイリープラネット社に復帰を果たした日、ロイスは新型シャトルの実験飛行に立ち会うが、ルーサーが起こした停電のせいで墜落死するところを、危うくスーパーマンに助けられる。ケントはロイスと再会するが、世の中には犯罪、紛争、悲鳴が溢れかえり、そしてロイスは母となり、婚約者がいた。何より彼女は「なぜスーパーマンは必要ないか?」という記事でピューリッツァー賞まで受賞していた。

次に自然史博物館に忍び込んだルーサーは、クリプトナイトを含む隕石を盗み出した。

クラークはロイスに、なぜ地球を離れたかを説明するため会いに行くが、ロイスは婚約者のリチャードとスーパーマンの間で心が揺れ動く。スーパーマンはクリスタルが盗まれたことに気が付き、急いで引き返すが、ロイスと息子ジェイソンがルーサーに拉致されてしまう。

地球規模の地震と共に、ルーサーによる大犯罪計画が実行される。アメリカ大陸を沈め、新しい大陸を作ろうというのだ。ロイスがファクスで急を知らせようとした時、ルーサーの護衛に気付かれ殺されそうになるが、息子に助けられる。

スーパーマンがファクスに気づき、助けに向かうが、既にクリプトナイトでコーティングされたクリスタルは大西洋に打ち込まれ、海底では異変が広がっていた。ついにニューヨークを大地震が襲い、地下道網に張り巡らされているガス管に引火して、そこら中のマンホールから火柱が上がる。マンハッタンは町中を地下の蒸気パイプで暖房しているので、地下道は弱点なのだ。

その頃、飛行艇で救助にいったロイスの婚約者リチャードも異変に巻き込まれ、ルーサーのクルーザーごと沈んでしまうが、間一髪スーパーマンに助けられる。ロイスはリチャードに、スーパーマンを助けるために引き返すよう頼み、リチャードがUターンするが、スーパーマンはクリプトナイトのせいで絶体絶命に陥り、海の底深く沈んでいった。ジェイソンが驚異の視力を発現してスーパーマンを発見し、飛行艇の着水後に沈んでいくスーパーマンをロイスが飛び込んで救助する。飛行艇は何とか離水し、4人は脱出する。飛行艇の中でロイスの手でクリプトナイトを摘出してもらったスーパーマンは、クリプトナイトが刺さっていた位置を見抜いたのがジェイソンであるのをロイスに教えられたことで何かを悟り、新しい島の地殻深くに突入し、島ごと持ち上げて宇宙空間に投げ飛ばすが、クリプトナイトを大量に浴びたために力尽きて地上へ落下する。

死亡した(と周囲が思った)スーパーマンを、ERの医者や看護師は懸命に蘇生させようと努力するが、体に針は刺さらず、電気ショックは効かないばかりか逆に回路が発火寸前に陥る程だった。なんとか昏睡状態まで回復したスーパーマンをロイスとジェイソンが見舞い、キスをするが意識は回復しない。

一方、宿敵ルーサーは脱出に使ったヘリの燃料が尽きて、小さな無人島に不時着。食糧になるはずだったココナッツの実を八つ当たりで海に全て投げ捨ててしまったことを後悔し、途方に暮れる。

次の日、看護師が巡回に行くとスーパーマンの姿が消えていた。病院はたちまち厳戒態勢となるのを余所に、スーパーマンは眠っているジェイソンに会いに現れる。そして、「いつかお前は強くなる。将来は後継者となり、息子は父となるんだ」と自分がジェイソンの父であり、ジェイソンがスーパーマンの血を受け継いだ息子であることを、眠っているジェイソンにそっと打ち明けた。

ジェイソンの声でスーパーマンの存在に気付いたロイスは「また逢える?」と問いかけ、ロイスの問いにスーパーマンは「いつでも」と答えた。

それを告げたスーパーマンは終わりなき使命に向かって、空高く飛び去って行く。
キャスト

※括弧内は日本語吹き替え

クラーク・ケント / スーパーマン - ブランドン・ラウス東地宏樹

ロイス・レイン - ケイト・ボスワース安藤麻吹

レックス・ルーサー - ケヴィン・スペイシー石塚運昇

リチャード・ホワイト - ジェームズ・マースデン平田広明

ジェイソン・ホワイト - トリスタン・レイク・リーブ鵜澤正太郎

ペリー・ホワイト - フランク・ランジェラ稲垣隆史

マーサ・ケント - エヴァ・マリー・セイント麻生美代子

キティ・コワルスキー - パーカー・ポージー雨蘭咲木子

ジミー・オルセン - サム・ハンティントン川島得愛

スタンフォード - カル・ペン伊丸岡篤

老バーテンダー - ジャック・ラーソン(藤本譲

ガートルード・ヴァンダーワース - ノエル・ニール[5]

ジョー=エル(英語版) - マーロン・ブランド[6]小川真司

日本語吹き替え版


その他声の出演:藤生聖子/松井範雄/島美弥子/咲野俊介/島香裕/石波義人/高瀬右光/村治学/仲野裕/星野充昭/長嶝高士/奥田啓人/岡寛恵/田村聖子/風間秀郎/伊丸岡篤/北西純子/松田昂大

制作スタッフ - 演出:清水洋史、翻訳:佐藤恵子、調整:高久孝雄、制作:東北新社

製作
企画「スーパーマンの映画作品#その他の案」も参照

監督でプロデューサーのブライアン・シンガーは『X-MEN2』(2003年)の撮影中に「スーパーマンが5年ぶりに地球に戻ってくる」ストーリーを考案した。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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