スーパーマンの胸にある特徴的なシンボルマークには複数の意味付けがされている。初期は「SupermanのS」という単純な意味合いしかなかった。
1978年の映画『スーパーマン』でこのマークがアルファベットの「S」ではなく「エル家の紋章(House of El)」であるという設定が加わった。2013年の映画『マン・オブ・スティール』でラッセル・クロウ演じるジョー?エルが身に着けているものはエスカッシャンやクレストで装飾され、より紋章としてデザインされている。
また、2004年に出版されたマーク・ウェイドによる『Superman: Birthright』でこの紋章がクリプトンでは「希望」を意味するという設定が加えられた。この設定は映画『マン・オブ・スティール』にも採用され、映画予告編で象徴的に取り上げられている。「Man of Steel - Official Trailer 3」 - YouTube
さらにテレビドラマ『SUPERGIRL/スーパーガール』やゲーム『インジャスティス2』でも同様にこのシンボルマークが「希望」を意味するという設定が受け継がれている。バットマンがコウモリを恐怖の象徴としていることもあり、両者はたびたび「希望と恐怖(Hope and Fear)」という立ち位置で描かれる[15]。
他のバージョン
スーパーマン (アース2)(英語版)
1969年の『Justice League (vol.1) #73』で初登場したスーパーマン。並行世界「アース2」のスーパーマンで、ゴールデンエイジの設定がもとになっている。
ウルトラマン
1964年の『Justice League of America (vol. 1) #29』で初登場したスーパーマン。善悪が逆転した並行世界「アース3」のスーパーヴィラン。
ダークナイト・リターンズ
1986年のミニシリーズ『バットマン: ダークナイト・リターンズ』で初登場したスーパーマン。アメリカ政府のエージェントとして活動している。
キングダム・カム
1996年のミニシリーズ『キングダム・カム』で初登場したスーパーマン。長年太陽エネルギーを浴びたことでクリプトナイトに耐性ができている。
ダーク・サイド(英語版)
1998年のミニシリーズ『スーパーマン: ダーク・サイド』で初登場したスーパーマン。惑星アポコリプスでダークサイドに育てられ戦士となる。
レッド・サン
2003年のミニシリーズ『スーパーマン: レッド・サン』で初登場したスーパーマン。ソビエト連邦で育ち、スターリンに協力している。
インジャスティス
2013年の対戦型格闘ゲーム『インジャスティス:神々の激突』で初登場したスーパーマン。ヒーロー達が権威主義のもとで人類の秩序を維持している。
脚注
注釈^ 初期にはトロント・デイリー・スターにちなみ「デイリー・スター新聞社(The Daily Star)」と設定され、ビルの外観もトロント・デイリー・スターのビルをモチーフしていたが、後に「デイリー・プラネット新聞社(The Daily Planet)」に変更された。
^ 『スーパーマン (アニメ)』43話「消えたバットマン」で登場。バットマンが失踪し、スーパーマンが代わりにバットマンのコスチュームと声に変えてベインと戦った。