スーパーマンIV
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演 - ジョン・クライヤールーサーの甥。悪人の彼を尊敬している不良青年。逮捕され強制労働中のルーサーを脱走させる手助けをし、その後もルーサーの助手として働く。
デヴィッド・ウォーフィールド
演 - サム・ワナメイカーデイリープラネットの新オーナー。それまではいかがわしいタブロイド誌を手掛けていた。儲け第一主義で、新聞が売れる為ならどんな過激で虚偽な記事内容でもいとわない方針。当然、今までの記者達には評判が悪い。
レイシー・ウォーフィールド
演 - マリエル・ヘミングウェイデヴィッドの娘。デヴィッドの独断でデイリープラネットの責任者に就く。当初は父親と同じく新聞が売れるならどんな手段でも採る娘だったが、クラークやスーパーマンと知り合って興味を持つに従い、徐々に気持ちの変化が出てくる。
キャスト

役名俳優日本語吹替
テレビ東京
(吹替補完版)
スーパーマン
クラーク・ケントクリストファー・リーヴ佐々木功
ロイス・レーンマーゴット・キダー弥永和子
レックス・ルーサージーン・ハックマン藤本譲
ペリー・ホワイトジャッキー・クーパー神山寛
ジミー・オルセンマーク・マクルーア(英語版)亀山助清
レニージョン・クライヤー堀内賢雄
デヴィッド・ウォーフィールドサム・ワナメイカー大木民夫
レイシー・ウォーフィールドマリエル・ヘミングウェイ高畑淳子
野沢由香里
ニュークリアマンマーク・ピロー若本規夫
島香裕
ララ(英語版)スザンナ・ヨーク沢田敏子
その他石森達幸
稲葉実
塚田正昭
大塚明夫
山寺宏一
滝沢ロコ
荒川太郎
井上喜久子
岩坪理江
大友大輔

演出小山悟
佐藤敏夫
翻訳木原たけし
効果リレーション
調整小野敦志
プロデューサー伊藤新三
三島良広
製作協力テレビハウス
解説木村奈保子
製作東北新社
テレビ東京
ブロードメディア
初回放送1989年10月12日
木曜洋画劇場
20:00-21:54
(正味91分)
吹替補完版
2014年9月6日
『土曜吹替劇場』


木曜洋画劇場で放送された際は独自編集が施されたため現行の映像に合わない部分がありソフト収録は見送られた。WOWOWで放送された際、該当する箇所を追加録音した「吹替補完版」が放送された[2]が当時のキャストはデヴィッド役の大木のみでありレイシー役の高畑は多忙の為劇団の後輩の野沢が、ニュークリアマン役の若本は叫び声等の欠落のみだった為当人の再登板は見送られ島香が代演した。

スタッフ

監督:
シドニー・J・フューリー

製作:メナハム・ゴーランヨーラン・グローバス

原案:クリストファー・リーヴ、ローレンス・コナー(英語版)、マーク・ローゼンタール(英語版)

脚本:ローレンス・コナー、マーク・ローゼンタール

撮影:アーネスト・デイ(英語版)

音楽:ジョン・ウィリアムズ

製作

クリストファー・リーヴのストーリー原案への参加、および3作目では不在だったレックス・ルーサーの復活をセールスポイントとした。前作『スーパーマンIII/電子の要塞』の後、ワーナー・ブラザースと契約を解消した製作総指揮およびプロデューサーのアレクサンダーとイリヤ・サルキンド親子は映像権をキャノン・フィルムズに売却。オリジナル・キャストやテーマ曲を引き継いだことから、サルキンド親子の名もシリーズ創始者としてクレジットされている。

予算は$17,000,000で、製作したイスラエル系独立プロダクションのキャノンはジャン=クロード・ヴァン・ダムチャック・ノリスシルヴェスター・スタローン主演作などの小・中規模アクションを得意としてきたスタジオである。会社の規模拡張に従い、本シリーズの製作権を獲得したが、公開までに財務上の問題を抱え「制作陣は本作の歴史的ヒットを願わずにはいられません」と当時報道される状況だった[3]

VFXも前3作はオプチカル処理による丁寧な合成がなされていたが、本作ではビデオ合成が採用されている[注 1]。上映時間も1時間半に短縮しコストを最小限に抑えている。

これまでジーン・ハックマン、クリストファー・リーヴの順にクレジットされていたが、本作のオープニングで初めて両者が逆転してクレジットされた。

劇伴も1作目同様ジョン・ウィリアムズの起用を予定してたものの、ウィリアムズのスケジュールがつかなかったため1作目のスコアとウィリアムズが新たに書き下ろしたスコアを基にウィリアムズやゴールドスミスのオーケストレーションを長年担当していたコーレッジが編曲して本編に使用している。

演奏はドイツのグランケ交響楽団だが、コーレッジが楽団の表現力に満足できなかったために半分近くをナショナル・フィルで追加録音した。サントラは当時予定されていたものが頓挫し、現在は限定版がいくつか発売されている。

スーパーマンが核廃棄の演説をするシーンは非常にカタルシス溢れるものになっており、ネットの反核の動画としても借用されていたりする。

ヨーラム・グローバスは「持てる力すべてを使って製作すべき作品だったが、数多くの作品を同時進行していたためそれができず『失敗作となった』」と明言している[4]

映画はヒットせず、後の『スーパーマン リターンズ』においても、3作目と本作の存在はなかったことにされている。
作品の評価

Rotten Tomatoesによれば、49件の評論のうち高評価は10%にあたる5件で、平均点は10点満点中3.1点、批評家の一致した見解は「スーパーマン・シリーズは本作でどん底に落ちた。アクションは退屈、特殊効果は安っぽく見える上に、どの俳優もプロットの行方に興味がないように見える。」となっている[5]Metacriticによれば、18件の評論のうち、高評価は1件、賛否混在は2件、低評価は15件で、平均点は100点満点中24点となっている[6]
脚注
注釈^ ラストカットのみ、前3作と同じカットを流用しているためクオリティの差は鑑賞時にも確認できる。

出典^ a b “Superman IV: The Quest for Peace” (英語). Box Office Mojo. 2013年3月3日閲覧。
^ “ささきいさお:30年ぶりに「スーパーマン」吹き替え 完全版放送で「永久保存します」”. MANTAN WEB. (2014年7月5日). https://mantan-web.jp/article/20140704dog00m200069000c.html 2020年7月18日閲覧。 
^ ドキュメンタリー映画『キャノンフィルムズ爆走風雲録』経緯の説明有り。また当時のニュースキャスター音声を収録。
^ 『キャノンフィルムズ爆走風雲録』グローバスのインタビューより。
^ .mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}"Superman IV: The Quest for Peace". Rotten Tomatoes (英語). 2022年10月10日閲覧。


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