スーパーヒーロー
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元の紙芝居のイラストは現存していない)[3][4]、マンドリック・ザ・マジシャン(英語版)(1934年)[5][6][7]スーパーマン(1938年)、キャプテン・マーベル(1939年)(現在はシャザムと名乗っている、マーベル・コミックのキャプテン・マーベルとは別)など、最も初期の超人的な能力を持ちかつマントや覆面などの衣装を着たキャラクターが一斉に現れた。そして、これらのキャラクターはコミックブックのゴールデン・エイジを先導した。
ゴールデン・エイジ

1938年に、ジェリー・シーゲルとジョー・シャスターがスーパーマンを登場させた。スーパーマンは秘密の正体、超人的な能力、シンボルマークとマントを含むコスチュームといったスーパーヒーローを定義する特徴を備えていた。

DCコミックスは(当時はナショナル・アンド・オールアメリカン)スーパーマンの反響を受けてバットマンロビンワンダーウーマングリーンランタンザ・フラッシュアクアマン、ホークマン、グリーンアローなどのスーパーヒーローを登場させた。

最初のスーパーヒーローチームは、上記のキャラクターを集めた、DCによるジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ(JSA)であった。

当時の市場はDCにより支配されていた。他の出版社もスーパーヒーローを生み出した。マーベル・コミックのヒューマントーチ(オリジナル・ヒューマントーチ。ファンタスティック・フォーヒューマントーチとは別人)やサブマリナー、クオリティ・コミックのプラスチックマンにファントムレディ、新聞連載されたウィル・アイズナーのザ・スピリットなど。

1940年代を通じて、キャプテン・マーベル(現在はシャザムと名乗っている)はスーパーマンより多くの売り上げを収めた。

戦後になるとスーパーヒーローは人気を失った。これはホラーギャングの漫画の台頭に繋がった。これらの漫画のいかがわしい内容は、漫画が非行少年の原因であると非難する規制運動家達の活動を起こした。この運動の先頭に立ったのが、スーパーヒーロー・コミックの根底には性的倒錯が蔓延していると主張した精神科医フレデリック・ワーサムであった。

これに応じて、自主規制(コミックス・コード)を採用した。そして1950年代までにスーパーヒーローは一掃された。
シルバー・エイジ

1950年代に、DCコミックスはジュリアス・シュワルツの下で1940年代のヒーローを復活させた。

1960年には、DCがスーパーマンやバットマン、ワンダーウーマンなどの人気ヒーローをひとつのチームとしたジャスティスリーグ・オブ・アメリカ(JLA)を結成させた。

マーベル・コミックスタン・リージャック・カービーは、それまでの勧善懲悪で単純なスーパーヒーローと異なるキャラクターを創造した。

ザ・シング:ファンタスティック・フォーの一員で、怪力であるが、岩のような怪物的容姿に悩む。

スパイダーマン:スーパーヒーローとしての活躍に加えて、就職や生活費の獲得、友人関係の維持に苦労する。

ハルクジキルとハイドのような関係にあり、激昂すると緑の巨人になって暴れる。

X-メン:ミュータントは突然変異によって超能力を獲得した。その力を恐れる社会から排除される。

ブロンズ・エイジ

1970年代にDCコミックスはバットマンを法律を無視する自警団員へ変更した。『バットマン:ダークナイト・リターンズ』(1985年 - 1986年)によりバットマンの変化は進められた。


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