スーパーヒーロー映画
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

この他にフランスの『Mr. Freedom』やアメリカのB級映画『Rat Pfink a Boo Boo』『The Wild World of Batwoman』のようなコメディ色の強い作品も登場した[3][4]
1970年代 - 1980年代スーパーマン役を演じ、1970-1980年代のスーパーヒーロー映画で活躍したクリストファー・リーヴ

スター・ウォーズシリーズ』の成功により映画業界ではファンタジーSFが関心を集め、その中で1978年に公開された『スーパーマン』は、スーパーヒーロー映画としては初めての大予算映画で、興行的な成功を収めた。

1980年代に入ると同作の続編として『スーパーマンII 冒険篇』が公開され、また『ロボコップ』や『バットマン』など興行的な成功を収めるスーパーヒーロー映画が登場した[5]

この時期の代表的なスーパーヒーロー映画として『フラッシュ・ゴードン』『怪人スワンプ・シング 影のヒーロー』『コナン・ザ・グレート』『スーパーマンIII』『スーパーガール(英語版)』『キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2』『悪魔の毒々モンスター』『スーパーマンIV』『Mr. India』『The Punisher』が挙げられている。
1990年代

1994年に公開された『クロウ/飛翔伝説』は、フランチャイズ化された最初のスーパーヒーロー映画の地位を確立した[6]。同作はそれまでの若い観客向けのスーパーヒーロー映画に欠けていた暴力描写を開拓し、現代的なアクション映画との橋渡し役を果たした[7]。同作の成功は『スポーン』製作のきっかけとなり、「よりダークな」漫画キャラクター映画の成功はコミックブック・ムービーの方向性を転換させた。

マーベル・コミックはすぐに『メン・イン・ブラック』『ブレイド』を製作し、フランチャイズ化した。マーベルは『メン・イン・ブラック』の権利を所有していたマリブ・コミックを買収した後、コロンビア ピクチャーズと共に同作の映画を公開し、コミックを発売した[8]。同作は2002年に『スパイダーマン』が公開されるまでの間、最高額の興行収入記録を持つマーベルの最初の財産となった[9]

『ブレイド』は主人公が超能力を持つ一方で大量の武器を使用するなど、伝統的なアクション映画とダーク・スーパーヒーロー映画を掛け合わせたものになった[7]。同作の成功は、マーベル映画の成功とさらなるコミック・ムービーの活躍の場を整える契機となった[10][11]

キャプテン・アメリカ 卍帝国の野望』は劇場公開ではなくビデオ販売され、『ザ・ファンタスティック・フォー』は途中で製作が中止された[6]

この時期の代表的なスーパーヒーロー映画として、『Teenage Mutant Ninja Turtles』『Sgt. Kabukiman N.Y.P.D.』『ロケッティア』『バットマン リターンズ』『バットマン/マスク・オブ・ファンタズム』『シャドー』『バットマン フォーエヴァー』『タンク・ガール』『パワーレンジャー・映画版』『The Phantom』『Steel』『ミステリー・メン』が挙げられている[6][12][13]
2000年代.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .tmulti .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .tmulti .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .tmulti .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .tmulti .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .tmulti .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .tmulti .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow>.thumbcaption{text-align:center}}アイアンマンウルヴァリンヒュー・ジャックマンワンダーウーマンブラックパンサー

1990年代はコミックブック・ブームとスーパーヒーロー映画を含むコミック・ムービーの成功を収めた[14]。21世紀に入るとより収益性の高いスーパーヒーロー映画に関心が集まり、その多くがマーベルエンタープライズ作品だった。テレビシリーズ『X-Menシリーズ』の成功を受け、20世紀フォックスは1994年に同作の映画化の権利を取得した[15]。また、コロンビア映画は『メン・イン・ブラック』の成功後、1999年に『スパイダーマン』の映画化の権利を取得した[16]。2000年に公開された『X-メン』は興行的な成功を収めてフランチャイズ化され[17]、同年公開の『アンブレイカブル』も成功を収め、ジャンルに現実主義的な要素を加えることになった[18][19]。その後、2002年に『スパイダーマン』が公開され、最大規模のヒット作となった[20]。同作はチケットやDVDの売り上げが良かったため、2000年代には『デアデビル』『リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い』『ハルク』『キャットウーマン』『ヘルボーイ』『The Punisher』『スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー』『バットマン ビギンズ』『巨大怪物 マンシング』『ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]』『ゴーストライダー』『アイアンマン』『インクレディブル・ハルク』『ウォッチメン』など毎年複数のスーパーヒーロー映画が公開された。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:53 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef