ハリウッド以外で製作されたスーパーヒーロー映画としては『Faust: Love of the Damned』『ULTRAMAN』『CASSHERN』『ガッチャマン』『Cicak Man』『クリッシュ 仮面のヒーロー(英語版)』『Drona』『ラ・ワン(英語版)』『クリッシュ(英語版)』『マーキュリーマン』などがある。
2010年代『アベンジャーズ』のキャスト『ジャスティス・リーグ』のキャスト
2010年代に入っても、スーパーヒーロー映画の興行収入は過去10年間と同じ高水準を維持した[25]。2010年に『キック・アス』『アイアンマン2』、2011年には『グリーン・ホーネット』『グリーン・ランタン』『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』『マイティ・ソー』『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』が公開された。2012年に『ゴーストライダー2』が公開されたが反応は芳しくなかったものの[26]、スーパーヒーロー映画は夏の映画市場の興行収入で首位を占め、『アベンジャーズ』を含む3作品が興行収入ランキングを独占した[27]。また、『アベンジャーズ』はそれまでのスーパーヒーロー映画の興行収入記録を更新した[28]。
2012年のサンディエゴ・コミコンでは『アントマン』『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』の映画化を企画していることを発表した。2013年には『アイアンマン3』『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』『ウルヴァリン:SAMURAI』が公開され、2014年に『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』が公開された。同年に公開された『アメイジング・スパイダーマン2』はシリーズの中で最低の興行収入と評価を受け、一方『X-MEN:フューチャー&パスト』は興行的な成功を収めた。2015年には『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』が公開された。『マーベル・シネマティック・ユニバース』の成功に続き、DCコミックスも『DCエクステンデッド・ユニバース』を製作し、20世紀フォックスは『ファンタスティック・フォーシリーズ』のリブートを行い『ファンタスティック・フォー』を製作した[29]。また、ヴァリアント・コミックス(英語版)は中国のDMGエンターテインメントと共同で独自の世界観を構築して新たなスーパーヒーロー映画を製作する方針を発表した[30]。
2016年に『X-MENシリーズ』の『デッドプール』『X-MEN:アポカリプス』が公開され、ワーナー・ブラザースはバットマンとスーパーマンを描いた『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』、スーパーヴィランを主人公にした『スーサイド・スクワッド』を製作した。一方、マーベル・スタジオは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』『ドクター・ストレンジ』を製作し、同年10月には『マックス・スティール』が公開された[31]。
2017年にライオンズゲートはフランチャイズ化を視野に入れて『パワーレンジャー』を製作したが、興行的に失敗した。対照的に『X-MENシリーズ』の『LOGAN/ローガン』は興行的な成功を収め、批評家からも高い評価を得た。同年夏には『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』『ワンダーウーマン』『スパイダーマン:ホームカミング』が興行収入ランキングを独占した[32]。2018年にはアフリカ系アメリカ人のスタッフ・キャストが製作した『ブラックパンサー』が公開され、高い評価を得た[33]。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は興行収入が20億ドルを超え世界的な成功を収め[34][35]、20世紀フォックス製作の『デッドプール2』も興行的な成功を収めた[36]。 アニメ化されたスーパーヒーロー作品はビデオスルー(マーベルアニメーションやDCユニバース・アニメイテッド・オリジナル・ムービーズ
アニメ
脚注^ The Staff of Scarecrow, 2004, pg. 536
^ Zack Davisson. “ ⇒The First Superhero ? The Golden Bat?”. Comics Bulletin. 2018年7月26日閲覧。
^ Pavlides, Dan. “ ⇒allmovie (((Mister Freedom > Overview )))”. Allmovie. 2008年5月16日閲覧。