京の次期システムは、TSUBAMEシリーズの設計者で理化学研究所計算科学研究センター長の松岡聡教授が率いる開発プロジェクトにて、ARMv8アキーテクチャーのCPU ⇒A64FXを新開発し、京の100倍程度高速なシステム(1エクサプロップスのシステム)を2020年に構築する予定とした[35]。
2020年より試行運用、2021年(令和3年)に富岳として本格稼働し、2021年11月のTOP500、HPCG、HPL-AI、およびGraph500において4期連続の4冠を達成した。 この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方)
国策巨大プロジェクトに関する議論
出典検索?: "スーパーコンピュータ"
日本の国策巨大プロジェクト「富岳」には従来より多数の論争が存在するが、主な論点には以下がある。特に、富岳によって計算時間短縮などのメリットを持つ研究も可能だが、それを商用利用する事は認められていない事がネックになっている[36]。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}これを使って何をすればいいのかがはっきり定まっておらず、持て余した計算リソースを使って新型コロナウイルスの飛沫シミュレーションなどのPRを行っているのが現状である。[要出典] 地球シミュレータによるコンピュートニク 欧州各国においては、もともと1980年代からスーパーコンピュータのハードウェア分野にはあえて手を出さず、シミュレーションソフトやコンパイラなどのソフトウェア開発に力を注いでいた。次世代スーパーコンピュータに関しても、アメリカや日本のよりよい部分を選択・取得し、得意のソフトウェアに注力した発展と一般化したスーパーコンピュータの普及を目指して動いている。また、近年の情報社会・メディア総局の方針では、ミドルウェア開発を念頭に置いたプロジェクトを中心とすることとなっている[注 6]。
目的(技術立国として世界1位を目指すべきか、用途に応じコストパフォーマンスを考慮すべきか)
調達方法(実績ある特定の国産メーカーとの随意契約か、透明性のある国際入札か)
採用技術(ベクトル方式やFORTRANなど過去の資産重視か、世界の動向と将来性重視か)
重点分野(高速なインフラ整備が重要なのか、箱物ではなくアプリケーション構築が重要なのか)
波及効果(国が開発した先端技術を民間に波及させるか、汎用的で低価格な市販品を国が採用するか)
役割分担(そもそも技術開発は今後も国が主導すべきか、基本は民間に任せるべきか)
応用分野の計算結果を出すためか、計算結果を出すためのプログラムやアルゴリズムを作るためか、プログラムやアルゴリズムを作れる人材の養成のためかの論点
アメリカ合衆国
欧州
イギリス
富士通を中心としたスカラ型が軍に、NECが提供しているベクトル型が気象用に導入されている。自動車・航空機開発は、現在はフランス・ドイツの両国に頼っている現状があるため不明。
フランス
航空機産業においては、Crayのシステムを導入して、衝突解析用アプリケーションソフトを開発して稼動していたことなどもある。軍事産業では、独自システムの開発が行われていた。現在は、アメリカのIBMを中心としたスカラ型が軍事用に、NECが提供するベクトル型が気象用などに導入されている。
ドイツ
NECを中心としたベクトル型の大規模スーパーコンピュータの導入と、IBMを中心としたスカラ型のスーパーコンピュータの導入を並列して進めており、バランスを重視した対応を取っている。
スペイン
IBMのPOWER9を中心としてマルチアーキテキクチャーCPU構成採用したMareNostrum 4を科学教育省に導入し、産官学での利用と発展を図っている。