1980年代に入ると女優業にも本格進出し、主にテレビドラマやミュージカルの分野で活躍した。1986年、『アニーよ銃をとれ』ロンドン公演でアニー・オークレイ役を演じた[6]。
1987年、日本のロックバンドBOOWYのシングル曲「Marionette」のB面曲として「THE WILD ONE」を、BOOWYのボーカリスト氷室京介とデュエットしたバージョンを発表。これは同時にレコーディングしたものではなく、日本で録音したオケをイギリスに送りクアトロに歌わせ、その後日本に送り返しミキシングするという手法で制作した。
その後は音楽活動を縮小していたが、BBCのラジオパーソナリティに就いた2000年代からまた活発化した。2006年2月、約10年ぶりのアルバム『Back To The Drive』を、スウィートのギタリスト アンディー・スコットのプロデュースでリリース。アルバムのタイトル・トラックは、往年のパートナーだったマイク・チャップマンが提供した。
2009年、BBCが選ぶ『Queens of British Pop』12人のうちのひとりに選出された[7]。
2010年 - 2011年、かつて姉たちと共に率いていたプレジャー・シーカーズやクレイドルのコンピレーションをリリース。
2012年4月、ウクライナ・キエフの空港で転び右膝と左手首を骨折した[8][9][10]。
2014年、音楽活動50周年を記念したボックスセット『The Girl from Detroit City』をリリース。同年と翌2015年に、20年ぶりの日本公演を開催[11][12]。
2016年、長年の音楽に対する貢献を讃えられ、アングリア・ラスキン大学より名誉博士号を授与された。
2017年、アンディ・スコット(スウィート)、ドン・パウエル(スレイド)の元グラムロックプレイヤーと共作したアルバムを発表[13]。
2019年、8年ぶりのソロアルバム『永劫の女王』(No Control) をリリース[14]。秋には自身の活動史を描いたドキュメンタリー映画『スージーQ』が公開され、日本でも2022年に公開された[15]。
2021年、ソロアルバム『スージーの心奥』 (The Devil In Me) をリリース。前作から2年と早いスパンで発表された[16]。翌2022年には、1970年代の音源を網羅したボックスセットを発売[17]。
人物トレードマークのレザー・ジェットスーツ(2017年8月)
長年バック・ギタリストを務めていたレン・タッキーと1978年に結婚し、日本で挙式した[18]が、1992年に離婚した。1993年にドイツの興行プロモーターと再婚。タッキーとの間にはローラ(1982年生)およびリチャード(1984年生)の2人の子があり、2019年以降のアルバム『永劫の女王』と『スージーの心奥』(Devil In Me) は、息子リチャードと共同で制作した[16]。
兄姉にはプレジャー・シーカーズを組んだ姉達(アーリーン、パティ)と妹のナンシーのほか、兄にキーボーディストのマイク・クアトロ(マイケル・クアトロ)がいる。女優のシェリリン・フェンは姉のアーリーンの娘で姪にあたる。
ソロデビュー以来、衣裳はレザーのジャンプスーツを着用している。 近年[いつ?]ではフェンダー・ジャズベースを中心に、ステイタス・グラファイト「S2」も使用している。過去にはフェンダー・テレキャスターベースや、ギブソンのEB2・レスポールベース・グラバー・サンダーバード・リッパーの各モデル、Jaydee Custom GuitarのSupernatural、B.C.リッチの変形モデルなどを扱う場合もあった。
使用機材
フェンダー・テレキャスターベース
フェンダー・ジャズベース モデル