動詞は主語の数・人称に応じて6つの格へ変化する。単数と複数の区別がある。形容詞・動詞および一部の数詞は修飾する名詞の性・数に応じて変化する。また形容詞はつねに名詞に前置される。一般に SVO 構文を取る。
人称代名詞が主語であるとき、しばしば省略される。過去時制は二つ、未来時制は一つである。またふたつの条件法をもつ。 能動分詞は、動詞の三人称複数形に接尾辞-ci/ca/ceを付けることで作られる。形容詞の形をしており、cudziのように格変化する。 動詞の基本形から語末??を取り除き、-ny (動詞によっては-enyまたは-ty)を付けることで受動分詞ができる。 スロバキア語では話し相手にあたる他者(二人称)を示す際に2通りの方法がある。 ・’ty’の形:フォーマルでない形の呼びかけ。友人や子ども、家族のメンバー、学校の他の生徒などに対して話しかけるときに使う形。 ・’vy’の形:フォーマルな形の呼びかけ。丁寧な呼びかけで用いる。事務所や店などで子どもや生徒が大人や教師に話しかけるときにも使う。 スロバキア語の語順はかなり自由である。 例:「今日ペテルは初めて学校に行く。」 文の意味は変わらないが、語順を変えることで、個々の語を強調することが可能。 一般的な語順: (疑問代名詞)+述語/述部+主語+その他の文の要素+疑問符 一般的な語順: 命令形+述語/述部+その他の文の要素+強調符 複文とは、二つまたはそれ以上の文を組み合わせたものである。複文の語順は複文の種類によって異なる。 与格と対格の出てくる文の語順は、主に次の二つのルールに従って決まる。 例: 代名詞与格 + 代名詞対格 代名詞対格 + 名詞与格 代名詞与格 + 名詞対格 Ahoj! ?au! やあ。 Dobry de?. こんにちは。 Dobre rano. おはようございます。 Dobry ve?er. こんばんは。 Ahoj! ?au! バイバイ! Dovidenia. / Dovi. さようなら。 Dobru noc. おやすみなさい。 Zbohom. さようなら。 Te?i ma. はじめまして。
その他の文法現象
能動分詞
受動分詞
‘ty’の形と’vy’の形
語順
肯定文
Peter ide dnes prvy raz do ?koly.
Dnes ide Peter prvy raz do ?koly.
Do ?koly ide dnes Peter prvy raz.
Prvy raz ide dnes Peter do ?koly.
疑問文
Jano byva v Bratislave.
Byva Jano v Bratislave?
Jano ide do ?koly.
Kam ide Jano?
命令文
Spite osem hodin!
Deti, ?itajte knihy!
複文
与格と対格の出てくる文の語順
どちらも代名詞である場合、順番は「与格+対格」
一方が名詞で、もう一方が代名詞で表されている場合、代名詞のものが名詞のものよりも前に出る。
Po?i?aj mu ju.
Po?i?aj ju Petrovi.
Po?i?aj mu knihu.
挨拶表現
関連項目
スロバキア語の歴史
スロバキア人
参考文献
脚注[脚注の使い方]
外部リンクスロバキア語版のウィキペディアがあります。
Ethnologue report for language code slk
⇒Slovake. eu (英語)
⇒Slovak Republic. Org ―Language (英語)
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