かつてのオートバイに広く採用されていた負圧可変ベンチュリキャブレター(CVキャブレター)は、スロットル操作に対しベンチュリの動作が若干遅れる特徴がある。このことから、エンジンの出力変化が緩やかで、かつ、広い範囲で扱いやすい特性を持っている。今日ではキャブレターに代わり、電子制御燃料噴射装置が主流となっていて、エンジンの出力特性を扱いやすくするために、電子制御で開閉するセカンダリスロットルバルブを別に設ける場合がある[3]。
脚注^ 小型船舶、パーソナルウォータークラフト、スノーモービルも同様。
^ 市販車用ディーゼルエンジンでは、1970年代からガバナーの制御用に吸気管の負圧を利用するものが現れ、それらには負圧発生用のスロットルバルブが備わっていた。また、トヨタ・L型エンジンなどは乗用車への搭載にあたり、アイドリング付近の吸気騒音とエンジンの振動を低減するために、負圧発生用のスロットルバルブを利用している。また、排気再循環装置を採用している場合、EGRガス導入のためにスロットルバルブ等による吸気制御が必要となる。
^ “ ⇒GSX-R1000 に搭載した S - DMS 装置の開発について” (pdf). 公益社団法人自動車技術会. 2011年9月28日閲覧。
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