スライム_(架空の生物)
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この項目では、スライムと呼ばれる架空の生物全般について説明しています。ドラゴンクエストシリーズに登場するスライムについては「スライム (ドラゴンクエスト)」をご覧ください。
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スライム(: slime)は、ファンタジー作品などにおける、主にゼリー状・粘液状の怪物のことである。単細胞生物なのか多細胞生物なのかすらも不明であるばかりか、液体金属や溶岩のように無機的な組成の体を持つものまである。

「スライム(汚い粘液)」という語はブロブ: Blob「粒状の液体」)やウーズ(: Ooze「滑りのある泥」)、アメーバ(: amoeba「不定形生物」)という語と互換性があり、映画『マックィーンの絶対の危機』(原題:『The_blob』)は日本でTV放送される際のタイトルが『人食いアメーバの恐怖』であった[1]
歴史

このゼリー状の怪物については、その歴史は浅い。「SLime」という呼称はディラン・トマスの詩にも出てくるが、これはアト・ド=ヴリースによれば「純潔」を表すものである。
以前

人類はこれまでに様々な架空の生物を創造してきたが、そのような怪物は、既知の生物の特徴を変形したり合成したりして生み出されたものがほとんどである。アメーバ変形菌があまり知られていなかった古代の神話・物語において、「人を襲う不定形生物」はない。

時折みられるゼリー状の物体は、西欧で「星が落ちた」とされる。スコットランドでのケルピー伝承において、海浜部に出没する水棲馬を倒した後に現れる者は「星屑」と称される[2]。また南方熊楠によれば、「スコットランド、ウェールズで、草原に出る「ところてんを煮て落としたような」半透明の物質が、星が落ちたとされる俗信からスコットランドでは「プウドルサール(星腐り)」と呼ばれ、各詩人によって謳われはするものの、星腐りあるいはそれの正体とされるノストック(ネンジュモ)や変形菌スプマリア・アルバ、鼓藻の一種メソテニウム各々[3]が、ものを溶かす、人を襲って食うとは語られない。
前史

現在のスライムに繋がる直接の祖先としては、1931年H・P・ラヴクラフトが発表した長編小説「狂気の山脈にて」に登場する黒い粘液状の生物ショゴスが挙げられる[4]。ほぼ同時期に発表されたC・L・ムーア『処女戦士ジレル』シリーズの1『暗黒神の幻影』(1934年発表)で、粘液状の冥府が登場する他、ラヴクラフトと親交がある小説家ロバート・E・ハワードの、『英雄コナン』シリーズのの1『忍び寄る影』では、Thogと呼ばれる、蛍光を放ちヒキガエルのような顔を持つ不定形の怪物が登場する [5]

架空の生物としてのスライム名義での怪物が初めて出現したのはアメリカの作家ジョセフ・ペイン・ブレナンの「'"`UNIQ--templatestyles-0000000A-QINU`"'沼の怪(スライム)」(1953年3月号のウィアード・テイルズ誌に掲載)においてのことである[4]。これは海棲で、陸地へ出ることもできる。それ以降、隕石について宇宙から来た不定形生物が人間を襲う映画作品、『マックイーンの絶対の危機』(1958年)など、いくつかの映画作品で「人を襲う不定形生物」が出、1969年に発表された、『英雄コナン』の補作の1『石碑の呪い』で、無名の不定形生物が出る。これは、ゆるゆると動き、義肢を出して獲物を捕獲し酸で骨以外を溶かし、火に弱いという後のスライムの特徴を持つ [5]
基本の形成

1974年に出版されたテーブルトークRPGダンジョンズ&ドラゴンズ』において、これまで様々な作品で扱われてきたスライム系モンスターのイメージが整理され、ダンジョン内での危険な存在として定義された。

このゲームにおけるスライムは、単細胞ないし群体生物のため殺しにくく、触れるものを同化したり、酸性の体液で武器や防具を腐食させたり、巨大に成長して始末に困るなどの特徴を持つかなりやっかいな生物であった。殴っただけでは打撃を与えられないこともしばしばで、退治するには炎(ないし冷気や電気などのエネルギー攻撃)を用いないと難しかった。これらの性質は、それ以降に登場した数多くのテーブルトークRPGのスライムに継承された。

ところが、『ウィザードリィ』(1981年)や『ハイドライド』(1984年)などのコンピュータRPGでは、ゲームの初期に登場する、非常に弱いモンスターとしてスライムが登場した。物理的な攻撃で退治できるようになった点が大きな変化である。

コンピュータRPG『ドラゴンクエスト』(1986年)に登場するスライムはコミカルな外見をもち、その後のスライムのイメージに大きな影響を与えた[4]。続編では、仲間として冒険が可能になった。

創作界隈においては、人型に形成して登場人物に仕立てたものにスライムを種属として設定したものも存在する(萌え文化においてはスライム娘などが該当)。
ゲームに登場するスライム

多くのテーブルトークRPGあるいはコンピュータゲームには、様々なかたちでスライムの眷属が登場する。ここでは、スライムの概念に大きな影響を与えた作品や、スライムの扱いがユニークな作品のみを紹介する。
『ダンジョンズ&ドラゴンズ』シリーズ

ダンジョンズ&ドラゴンズ』シリーズでは、古典的なスライムのイメージが系統立ててまとめられており、その生態や類縁関係などについても詳細に記述されている。どのスライムも非常にやっかいな存在であり、ダンジョン内でのトラップとして使われることが多かった。総称してウーズ(ooze)とも呼ばれる。

グリーンスライム(Green Slime)、ゼラチナス・キューブ(Gelatinous Cube)、オーカー・ジェリー(Ochre Jelly)、グレイウーズ(Gray Ooze)、ブラックプディング(Black Pudding)などがおり、それぞれ特定の属性をもつ魔法でしか倒せない敵となっている。
『ウィザードリィ』シリーズ

ウィザードリィ』シリーズは、コンピュータRPGの元祖のひとつとされる。


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