2013年7月、パナソニックが発売するスマートテレビのテレビCMの放映を民放各局が拒否していることが明らかになった。
拒否の理由については電波産業会(ARIB)の規約違反が要因であるとされている。ARIBは日本の携帯電話やデジタル放送に関する標準規格策定を行っている業界団体であり、通信業界、放送業界、製造メーカーらで構成されている。
ARIBによると、テレビとして発売する以上、視聴者がテレビ放送とネットコンテンツを混同しないようテレビの電源を入れるとまずテレビ放送のみが表示されるようにするのが好ましいというルールがあるが、パナソニックのスマートテレビはテレビの電源を入れるとテレビとネットコンテンツが同時に表示されるため規約違反とされた。あくまで視聴者に誤解を与えないための規約で、テレビ放送とテレビ以外のコンテンツを同時に表示することを禁止するものではないとされる[51]。
2013年9月、パナソニックは同年4月に発売した「スマートビエラ」について、次年度以降に発売する機種から仕様を見直す方針を決めた。これを受け、民放各社は同社のスマートテレビのCM放送を再開した[52]。
関連項目
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マルチメディア放送
通信と放送の融合
参照^ a b 日本大百科全書(ニッポニカ),知恵蔵mini,デジタル大辞泉. “スマートテレビとは