スマイルプリキュア!
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またミニゲームで遊んだ後に、エンドカード(「またみてね」の画面)[注 2]にどのキャラクターが登場するか当てるプレゼントクイズが出題され、放送時間中に電話する(テレドーム)ことで回答する形となっているが、第20話では間違った電話番号を表示してしまったため、翌週(第21話)の放送内でお詫びのテロップが送出された[8]

商業面(バンダイのトイホビー事業面)では、変身アイテムの商品化となる玩具「カラフル変身! スマイルパクト」が、発売開始3ヶ月で20万個以上を売り上げる大ヒット商品となり[9]、「日本おもちゃ大賞2012」ではガールズ・トイ部門の大賞を受賞した[10]

番組終了後の2015年には、サバン・ブランドによって本作品の英語版ローカライズ作品『Glitter Force』(グリッター・フォース)が制作され[11][12]、以降のプリキュアシリーズ作品の英語版ローカライズの先鞭をつける形となった。
あらすじ

絵本が大好きな中学2年生の星空みゆきは、七色ヶ丘中学校へ転校初日、不思議な絵本から飛び出した妖精・キャンディと出会う。キャンディは絵本の国メルヘンランドからの使いで、世界をバッドエンドに変えようと企むバッドエンド王国からメルヘンランドを救うため、伝説の戦士プリキュアを探していたのだった。

そんな中、バッドエンド王国の幹部・ウルフルンは悪の皇帝ピエーロを蘇らせるため、人々の心を絶望に落とし込みバッドエナジーを集め、さらに怪物アカンベェを召喚し暴れさせる。みゆきは人々の笑顔を守るべくプリキュアの力に覚醒し、キュアハッピーに変身しアカンベェと戦う。アカンベェを倒したことで幸せの力の源であるキュアデコルを取り戻し、キャンディはこれを集めることでメルヘンランドを救うことができるという。七色ヶ丘中学校のみゆきのクラスメートたちのうち、バレー部員でお好み焼き屋の娘・日野あかねがキュアサニー、絵が得意でヒーロー好きの黄瀬やよいがキュアピース、サッカー部のエース・緑川なおがキュアマーチ、クラス1の才女・青木れいかがキュアビューティだと判明し、この5人によりスマイルプリキュアが結成される。プリキュア達はウルフルン、アカオーニ、マジョリーナらバッドエンド王国の幹部達に立ち向かう。

デコルを全て集め終え、メルヘンランドの女王ロイヤルクイーンを目覚めさせようとするプリキュアの前に敵幹部のリーダー・ジョーカーが現れ、キャンディを連れ去りデコルも1つを残し奪っていった。プリキュア達はキャンディの兄・ポップと共にバッドエンド王国へ向かい、敵幹部との死闘の末にキャンディとデコルを取り戻す。そして新たに宿った「プリキュア・プリンセスフォーム」の力により、復活したピエーロを撃退する。

デコルを集めてもロイヤルクイーンは目覚めなかったが、それはプリンセスフォームをプリキュアに与えるのが精一杯であったためだという。新たなデコルを集めるため、そして消滅を免れたピエーロを完全復活させるべく再びバッドエナジーを集めようとするジョーカー達の野望を阻むため、プリキュア達の戦いは続いた。

やがてピエーロの核が地球に飛来し、キャンディがミラクルジュエルに変化したことをきっかけに、バッドエンド王国との最終決戦が始まった。幹部達との戦いが決着して、キュアデコルが完全に全て集まり、そして女王やキャンディの真実も明かされ、ついにプリキュア達は強大なピエーロと対決する。ミラクルジュエルの最後の力でピエーロを倒し、更地となった地球は元の平和な世界に戻り、メルヘンランドも救われた。だが、ミラクルジュエルの力を使い果たしたことでキャンディとポップとの別れを迎えるのだった。

季節は過ぎて春、2度と会えないと思っていたキャンディがみゆき達の前に再び姿を現す。キャンディとの再会を果たしたみゆき達は、最高にウルトラハッピーで喜ぶのだった。
登場人物
プリキュア

5人とも「七色ヶ丘中学校」2年2組のクラスメイトである。

制服はネクタイの色が自身の髪色と同じであること以外は他の生徒と同じである。私服はプリキュアのイメージカラーとほぼ同色の服を着用している。
星空 みゆき(ほしぞら みゆき) / キュアハッピー
- 福圓美里[13]本作品の主人公で、七色ヶ丘中学校に転校してきた14歳[14]の少女。マゼンタ色の髪を両サイド小さく纏め、リボンで留めている。口癖は「ウルトラハッピー」で、不機嫌になると「ハップップー」と言いながらむくれる。一人称は「わたし」。4人を「ちゃん」付けで呼んでいる[注 3]。私服はピンク色のものを着用し、白色のニーソックスに靴を履いている。夏期には素足にヒールを履いている。かなり不器用で勉強をはじめ[注 4]苦手なことが多いが[注 5]、前向きで元気な性格で、みんなをハッピーにするために全力を尽くしている。繊細で傷つきやすい一面もあるが、どんな苦境にあっても我慢をする忍耐強さをもっている。幼い頃は内気な性格が原因で友人がいなかったが、「森の少女」との出会いをきっかけに人と関わる勇気と笑顔の大切さを学んでいる。絵本やおとぎ話が好き。初恋の相手はピーターパンで、愛読書は『シンデレラ』。プリキュアメンバー内で唯一、プリキュアへの覚醒前の段階でバッドエンド空間を発動された際、無気力に陥っていない。バッドエンド王国との戦いを終えた後は、キャンディたちとの思い出を胸に、自作の絵本を描き始めている。
日野 あかね(ひの あかね) / キュアサニー
声 - 田野アサミ[13]大阪出身[注 6]の少女。前髪にヘアピンを付け、後ろ髪は一本に束ねている。一人称は「ウチ」で、関西弁で話す。4人を敬称略で呼んでいる[注 7]。学制服は、腰にオレンジのカーディガン(冬服のみ)を巻きつけている[15]。私服は橙色の服に紺色のズボンを着用し、素足のままヒール型の靴を履いている。夏期には長い白色の靴下にスニーカーを履いている。人一倍熱い心の持ち主で、友情に厚く、友人をバカにする者は許さない。みゆきの理解者であり、みゆきが落ちこんだときは励ましている。周囲の的はずれな言動にツッコミを入れることも多いが、周りに流され自身が暴走することもある。笑い好きであり、自身も人を笑わせるのが好きだが、調子に乗って話にオチを求めることがある。身体を動かすことを好み、部活はバレー部に所属し、エースアタッカーをめざして日夜練習に励む[16]。苦手な教科は英語。実家はお好み焼き屋「あかね」を経営しており、自身もその腕前を生かして父・大悟の手伝いをしている。
黄瀬 やよい(きせ やよい) / キュアピース
声 - 金元寿子[13]小柄な少女。黄色のエアリーヘアが特徴で、頭部にはカチューシャを付けている。一人称は「わたし」。4人を「ちゃん」付けで呼んでいる。学制服の上に黄色のカーディガン(夏服ではベスト)を着こむ[15]。私服は橙色のスカートを着用し、白色の靴下にストラップシューズを履いている。夏期には薄黄色の私服を着用し、水色の短いジーンズを履いている。引っ込み思案で少し泣き虫な性格だが、純粋で強い好奇心を秘めており、健気にがんばる芯の強さをもつ。普段はおとなしく声も小さいが、興味があることに対しては明るさを見せている。絵や漫画を描くことが好きで実力もあるが、恥ずかしがり屋で自分から他人に見せることは少ない。また、スーパーヒーローやヒロインに憧れている。幽霊怪談妖怪関連のものにも興味があるほか、テレビアニメ『鉄人戦士ロボッター』の大ファンでもある[注 8]。料理が得意で、苦手な教科は数学。スポーツも苦手だが、大玉転がしだけは得意。父・勇一はやよいが5歳の頃に他界しており、現在は母子家庭として母・千春と2人でマンション暮らしをしている。
緑川 なお(みどりかわ なお) / キュアマーチ
声 - 井上麻里奈[13]高身長で凛とした少女。緑色の髪が特徴で、後髪をリボンでまとめている。他人を注意するときは「筋が通ってないよ!」と口にする。一人称は「あたし」。みゆきとやよいを「ちゃん」付け、あかねとれいかを敬称略[注 9]で呼んでいる。学制服の上に緑色のベストを着用する(冬服のみ)[15]。私服は緑色のものを着用し、橙色の靴下に黒いブーツを履いている。姉御肌で面倒見がよく、爽やかなために女子からも人気があるほか、かわいいものが好きだったり、食欲旺盛な一面ももつ。正義感が強く、曲がったことは許さない性格であり、理不尽な物言いに対しては強く反論する度胸をもち、強い意志と行動力に優れている。スポーツが得意で、女子サッカー部に所属しており、1年生のころからレギュラーを務めている実力者。また、陸上部顔負けの俊足でもある。苦手なものへの恐怖心が強く、お化けや虫を見ると激しく狼狽するが、両親と弟妹たちにはそのことを隠している[注 10]。苦手な教科は社会(歴史)。6人姉弟(第42話から7人姉弟[注 11])の長女で第1子。


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