スポーツ
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近代スポーツは当初アマチュアリズムに重点が置かれていたが、19世紀後半よりアメリカでスポーツのプロ化がはじまり、やがてヨーロッパにも広がっていった[17]。1970年代に入るとスポーツ・フォー・オール政策が各国で導入されてスポーツの一般市民への普及が図られ、また1980年代に入ると大規模競技大会の商業化が急速に進んで、スポーツ人口および商業規模は大幅に拡大した[18]
スポーツの分類

スポーツには様々な分類方法がある。

たとえば、商業活動を禁止する「アマチュア・スポーツ」と、商業活動を目的とする「プロフェッショナル・スポーツ」に大別する方法がある。

特に技術や記録などの向上を目指し、個人や集団で極限への挑戦を追求するスポーツは「ハイパフォーマンス(エリート)・スポーツ」と呼称される。それに対して日本では独自に、老若男女だれもがスポーツに「楽しみ」を求め、健康づくり社交の場として行うスポーツ、身近な生活の場に取り入れられているスポーツを「生涯スポーツ」、競技ではなく娯楽を主たる目的として行うスポーツを「レクリエーショナル・スポーツ」と命名し促進している。

何らかの障害者を持つ人々が行うスポーツは「障害者スポーツ」と呼ばれる。非常に多くの種類があり、競技会も多種で、大規模な国際大会であるパラリンピックも行われている。

競技の公平性を保つために、性別や体重別による階級制による分類も多くのスポーツで採用されている。ただし近年では生物学的なと異なるジェンダー[19]による参加が増加し、競技としての公平性が議論されている。従来の男性・女性に加えて「その他」の性別を設けたり、平等性の観点からジェンダーレス(男女混合)に回帰するスポーツ運営も増えている。[20]

フィールドや環境で分類する方法もある。水場を利用して行うスポーツなどは「ウォータースポーツ」と呼ばれる。水泳、水球、サーフィンウィンドサーフィンなどが含まれる。ウォータースポーツの中でも、特に海で行うものを「マリンスポーツ」と分類する。同様に夏季に行われるスポーツをサマースポーツ、冬季に行われるスポーツをウィンタースポーツとも呼ばれる。動力として風や空気の力を主に利用し操作するスポーツを「ウィンド・スポーツ」と分類することもある。パラグライディング(=パラグライダーで飛ぶこと)などが挙げられる。

道具としてボール(球)を用いるスポーツを「ball sports球技)」、器械を用いるスポーツを「キネマティックスポーツ(器械競技)」、また近年ではビデオゲームや電子機器を用いた競技が台頭するとe-Sportsと分類されるようになった[21]。ボード(=板状の道具)に乗るようにして行うスポーツを「ボードスポーツ」と分類する。スケートボードスノーボードサーフィンウィンドサーフィン等々が含まれる。

狩猟対象としてではなく競技者が道具として動物を使うスポーツを動物スポーツと分類する。スポーツと動物の関係は多様であり、馬術競馬のように人が直接乗るものや、闘牛闘鶏のように動物同士を戦わせるものなどさまざまな種類が存在する[22]

20世紀中ころに動物に変わり自動車や飛行機などエンジンのついた乗り物を操作する競技が登場すると、モーター(原動機)スポーツと呼称するようになった。

武道」にはさまざまな面があるが、「スポーツ」に分類することはある。ただし、「スポーツ」に分類してしまうことが適切なのか不適切なのか、議論を生むことはある。また、たとえば合気道は基本的に試合形式では行わない。合気道の師範は一般に、合気道をスポーツと呼ぶことには違和感を表明している。

伝統的なスポーツと比較しつつ、新しく考案されたスポーツを「ニュースポーツ」と分類することもある。@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .mod-gallery{width:100%!important}}.mw-parser-output .mod-gallery{display:table}.mw-parser-output .mod-gallery-default{background:transparent;margin-top:.3em}.mw-parser-output .mod-gallery-center{margin-left:auto;margin-right:auto}.mw-parser-output .mod-gallery-left{float:left;margin-right:1em}.mw-parser-output .mod-gallery-right{float:right}.mw-parser-output .mod-gallery-none{float:none}.mw-parser-output .mod-gallery-collapsible{width:100%}.mw-parser-output .mod-gallery .title,.mw-parser-output .mod-gallery .main,.mw-parser-output .mod-gallery .footer{display:table-row}.mw-parser-output .mod-gallery .title>div{display:table-cell;text-align:center;font-weight:bold}.mw-parser-output .mod-gallery .main>div{display:table-cell}.mw-parser-output .mod-gallery .gallery{line-height:1.35em}.mw-parser-output .mod-gallery .footer>div{display:table-cell;text-align:right;font-size:80%;line-height:1em}.mw-parser-output .mod-gallery .title>div *,.mw-parser-output .mod-gallery .footer>div *{overflow:visible}.mw-parser-output .mod-gallery .gallerybox img{background:none!important}.mw-parser-output .mod-gallery .bordered-images .thumb img{outline:solid #eaecf0 1px;border:none}.mw-parser-output .mod-gallery .whitebg .thumb{background:#fff!important}

ウォータースポーツの一例、ウィンドサーフィンのワールドカップ

モータースポーツの一例、ラリー競技

スポーツのゲーム形式

スポーツのゲーム形式については以下のような分類がある。スポーツ競技一覧も併せて参照のこと。
人数による分類
個人競技

個人の成績だけで勝負を決めるもの。
団体競技

リレー形式

個人競技を個人で引き継ぎながら記録を競う競技。


ペアー形式

通常一人で行う競技を二人ペアで連携を取りながら行う競技。


集団形式

通常一人で行う競技を複数人の集団で連携を取りながら行う競技。


団体戦形式

通常一人で行う競技を複数人が行いその合計成績で競う競技。あるいは一対一の競技を複数人の組み合わせで行い勝敗数を競う形式。


チーム

複数人の出場選手と交代要員で構成されたチームで全体の連携を取りながら対戦し競技が進行するもの。

オリンピック競技となっている男女チームスポーツスポーツ男子女子
初めての大会回数初めての大会回数
サッカーパリオリンピック (1900年)25アトランタオリンピック (1996年)5
水球244
ホッケーロンドンオリンピック (1908年)21モスクワオリンピック (1980年)8
バスケットボールベルリンオリンピック (1936年)17モントリオールオリンピック (1976年)9
ハンドボール119
バレーボール東京オリンピック (1964年)12東京オリンピック (1964年)12
アイスホッケー(冬季オリンピック)シャモニーオリンピック (1924年)21長野オリンピック (1998年)4
カーリング(冬季オリンピック)54










チームスポーツ


スポーツ

競技統括団体

スポーツ選手

国技

フットボール



サッカー

フットサル

ビーチ

インドア

ストリート


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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