※モータースポーツにおける「スポーツカー」の定義については、「スポーツカー (モータースポーツ)」を参照。
現在は運動性能を重視した車のうち、「スポーツカー」は公道で走ることを主な目的として設計されている車、「レーシングカー」はサーキットで行われる自動車競技で使われる車を指す。 第二次世界大戦後の日本ではオート三輪やトラックといった実用的な自動車を主に製造していたが、高度経済成長期の1960年代になると消費者にも嗜好性が生まれ始め、ホンダ・S500、トヨタ・2000GT、マツダ・コスモスポーツ、日産・フェアレディZなど、国内の各自動車メーカーから本格的なスポーツカーが登場するに至った。 1970年代にはオイルショックや排出ガス規制の強化によってスポーツカーは減少したものの、1980年代にはバブル景気の波に乗って多くのスポーツカーが登場し、当時の若者が好んで購入する車となった。 しかし、1990年代に入るとバブル崩壊後の景気の冷え込みや京都議定書などを筆頭にした環境意識の変化によって、趣味性を重視した乗用車は軒並み販売不振に陥った。また、平成12年排出ガス規制の適用によって、これをクリアできずに生産終了となったスポーツカーも多く、厳しい環境に追いやられることとなった。 以来、2020年代の現在に至るまで、日本製スポーツカーの系譜は完全に消滅こそしていないものの、販売面では富裕層向けの高級クーペほどではないにしろ、セダン以上に冷遇されるなど、スポーツカーにとっては不遇の時代を迎えている。
ブガッティ・タイプ13 (1923年)
ジャガー・Eタイプ4.2
メルセデス・ベンツ・300SLR
BMW・327
日本におけるスポーツカー
日産・フェアレディZ
ホンダ・NSX タイプR
三菱・GTO
マツダ・RX-7
スポーツカーを専門的に製造するメーカー及びブランドポルシェ・911。リアに水平対向エンジンを搭載するクーペ。ロータス・セブン
伝統的な2ドアのスポーツカーのみを製造するメーカー及びブランド
TVR
フェラーリ
ヴェンチュリー
マクラーレン
ブガッティ(Bugatti)
ロータス・カーズ(Lotus)
YES!
ヴィーズマン
モーガン(Morgan)
パガーニ・アウトモビリ
プロト(Proto)
ケーニグセグ
サリーン(Sallen)
デ・トマソ
ノーブル
ADトラモンターナ
ラディカル
ジネッタ
2ドア以外のスポーツカーも製造するメーカー・ブランド
ポルシェ
ランボルギーニ
アストンマーティン
GR (トヨタ自動車)
スバルテクニカインターナショナル(STI)