スペイン
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国連の2011年の調査では、スペインはタイプエルトリコに続いて、世界で3番目の規模の売春大国とされた[47]

スペインの社会労働党は、この状況について、売春は女性を「奴隷化している」と主張しており、売春の非合法化を目指している[47]
交通詳細は「スペインの交通(英語版)」を参照

スペインの鉄道は主にレンフェ (RENFE) によって経営されており、標準軌(狭軌)路線など一部の路線はスペイン狭軌鉄道 (FEVE) によって経営されている。一般の地上鉄道の他、高速鉄道のAVEが国内各地を結んでいる。

地上路線の他にも、マドリード地下鉄をはじめ、バルセロナ地下鉄メトロバレンシアなど、主要都市には地下鉄網が存在する。「スペインの企業一覧#運輸・交通」も参照
科学技術詳細は「スペインの科学技術(英語版)」を参照

この節の加筆が望まれています。

国民・社会詳細は「スペインの人口統計(英語版)」および「スペイン人の一覧」を参照分離主義者が主張するイベリア半島の民族分布。この論に立つ場合、スペイン人は諸民族の大部分を統合する概念となる。サニェーラを掲げて行進するカタルーニャ独立派のデモ隊。カタルーニャはネーションである」、こうした落書きはさほど珍しいものではない。バスク祖国と自由(ETA)の構成員と支持者達。スペイン内戦でフランコ軍との戦いに殉じた独立派兵士の死を悼む式典を行っている。ETAによって書かれた壁画。シンボルマークにナバラ王国の紋章が用いられているのがわかる。「Espanha」と書かれた看板に「nao e Galiza」と落書きされている。2つを続けて読むと「Espanha nao e Galiza」(「ガリシアはスペインではない!」)になる。アンダルシア人の「国父」、歴史学者ブラス・インファンテの銅像。彼の功績と殉死を示したオブジェの傍にはアンダルシア旗(英語版)が立てられている。スペインの作り手であるはずのカスティーリャ人にも独立運動が存在する。ベルファストにある、スペインからのカスティーリャ独立を主張する壁画。
民族詳細は「スペイン人」を参照

ラテン系を中核とするスペイン人が多数を占める。一方で統一以前の地方意識が根強く、特に、カタルーニャ州カタルーニャ人バスク州バスク人などはスペイン人としてのアイデンティティを否定する傾向にあり、ガリシア州ガリシア人カナリア諸島のカナリア人(英語版)も前二者に比べると、穏健ではあるが、民族としての意識を強く抱いており、それぞれの地方で大なり小なり独立運動がある。それ以外の地方でも地域主義、民族主義の傾向が存在し、運動としては非常に弱いものの独立を主張するものまで存在する。一般に「スペイン人」もしくはその中核とされる旧カスティーリャ王国圏内カスティーリャ人の間でも、イスラーム文化の浸透程度や歴史の違いなどから、アラゴン州アラゴン人アンダルシア州アンダルシア人とその他のスペイン人とでは大きな違いがあり、それぞれの地方で、風俗、文化、習慣が大きく異なっている。

近年は、世界屈指の移民受け入れ大国となっていて、不況が深刻化した現在では大きな社会問題となっている。外国人の人口は、全人口の11%に当たる522万人にも上る。

スペインは、ヨーロッパでも最大級の規模、おそらくルーマニアに次いで2番目に多いロマ人を抱えているが[48]、恐怖、差別、「ジプシー」という烙印を押されるのを免れようとして、多くのロマ人出自を隠しているため、正確なロマ人の人口を把握することは困難であり、スペインにおけるロマ人の人口は、約80万人[48]、約57万人から約110万人[48]、約80万人から約97万人[48]、約50万人から約100万人ともいわれる[48]欧州評議会は2010年度調査で、約72万5千人のロマ人がスペインに住んでおり、スペイン全人口の約1.57%がロマ人と推計している[49]。ある研究では、スペインのコミュニティを調査したところ、住民100人あたり1.87%がロマ人であったことから、約110万人と推計している[48]被抑圧民族協会は、約150万人のロマ人がスペインに住んでいると推計している[50]
言語詳細は「スペインの言語」を参照

スペイン語(カスティーリャ語とも呼ばれる)がスペインの公用語であり全国で話されており、憲法にも規定されている。その他にも自治州憲章によってカタルーニャ語バレンシア語バスク語ガリシア語アラン語が地方公用語になっているほか、アストゥリアス語アラゴン語もその該当地域の固有言語として認められている。バスク語以外は全てラテン語俗ラテン語)に由来するロマンス語である。また、ラテンアメリカで話されているスペイン語は、1492年以降スペイン人征服者や入植者が持ち込んだものがその起源である。ラテンアメリカで話されるスペイン語とは若干の違いがあるが、相互に意思疎通は問題なく可能である。

ローマ帝国の支配以前にスペインに居住していた人々はケルト系の言語を話しており、ケルト系の遺跡が散在する。現在はケルト系の言葉は廃れている。

スペイン北東部からフランスにかけて、バスク語を話すバスク人が暮らしている。バスク民族の文化や言葉は、スペインのみならず他のヨーロッパ諸民族とも共通することがなく、バスク人の起源は不明である。このことが、バスク人がスペインからの独立を望む遠因となっている。地域の学校ではバスク語も教えられているが、スペイン語との共通点はほとんどなく、学ぶのが困難である。
言語の一覧

現在、エスノローグはスペイン国内に以下の言語の存在を認めている。

ガリシア語ガリシア州

スペイン語(国家公用語)

カタルーニャ語カタルーニャ州バレアレス諸島州

バレンシア語バレンシア州

アストゥリアス語アストゥリアス州カスティーリャ・イ・レオン州

アラゴン語アラゴン州北部)


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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