スピーシーズ_種の起源
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シルの子供はダンを襲って異形の姿に変身するが、プレスとの戦いに敗れて炎に包まれる。子供を殺されて怒り狂うシルの猛攻をかわしつつ、プレスはその頭部をショットガンで狙い撃つ。ようやく恐ろしい事件は終わったかに見えたが、シルの触手を食べたネズミが、その因子に感染していた。
興行

『スピーシーズ』は1995年7月7日に全米で劇場公開された。週末のオープニング興収は1,710 万ドルで、当時の興行成績では『アポロ13』に次ぐ第2位となり、MGM映画史上最大の興行収入となった[2]

製作費3,500万ドルの本作は、米国での6,000万ドルを含め、全世界で1億1,300万ドルの収益を上げた[3]。この大成功を受けてフランチャイズ化を果たし、同じキャラクターや、その関係者が登場する続編『スピーシーズ2』(Species II)、『スピーシーズ3 禁断の種』(Species III)、登場人物と世界観を一新した『スピーシーズ4 新種覚醒』(Species ? The Awakening)が製作された。マイケル・マドセンマーグ・ヘルゲンバーガーは同じ役柄で第2作まで、ナターシャ・ヘンストリッジは第3作まで出演している。
登場人物
ザビエ・フィッチ
演 -
ベン・キングズレー"シル"を生み出した研究所のトップ。非常にワンマン。その凶暴性を恐れてシルを殺処分しようとしたが、脱走されてプレスらを招集した。シルの殺処分を最優先し、規則と称してプレスらを無菌室に閉じ込めたり、シルが下水管に逃げ込んだ際にダンの意見を切り捨てるなど、自分本位な言動が目立った。その結果、エイリアンと化したシルに下水の中に引きずり込まれる形で殺害された。なお、3作目『スピーシーズ3 禁断の種』の主人公であるアボット博士はかつての助手。
プレス・レノックス
演 - マイケル・マドセン問題解決屋。ファーストネームは「プレストン」。ニヒルな性格だが、強運の持ち主。召集される前、飼い猫を親戚の老婆に預けている。"シル"討伐がきっかけでローラと知り合い、後に恋仲となってベッドを共にする。最終決戦ではナイフを用い、"シル"の触手を切断したうえで火の海と化した原油の池に放り込む。ダンを道連れにしようとしたシルの頭部にショットガンを浴びせ殺害し一連の追跡劇を終わらせた。本作と次作の間に警備会社を設立し社長職についている。
スティーブン・アーデン
演 - アルフレッド・モリーナハーバード人類学者。女好きだが、プレスに負けず劣らずのニヒル。ローラに好意を持っても全く相手にされず、シルが死を偽装した後のパーティーで連れの男性がいる女性2人をナンパするなど女運が悪くそれが彼の末路へと繋がってしまう。プレスとローラが無菌室に閉じ込められた際、ダンがフィッチと揉み合いになった隙を突き、緊急ボタンを押したことで2人の脱出に貢献するが、終盤で自分の客室に忍びこんでいた謎の茶髪の美女と性交をした結果、その美女がシルであることに気づくも時すでに遅く、殺害された。
ダン・スミスソン
演 - フォレスト・ウィテカー霊能力者。招集されたメンバーの中では、唯一の黒人。細心かつ用心深い性格。プレスとローラが無菌室に閉じ込められた際、扉を開けようとしないフィッチと対立。揉み合いとなり、アーデンが緊急ボタンを押す隙を作った。自らの霊能力を駆使してシルを追い詰め、彼女が車ごと崖に落ちたことで彼女が死んだと判断されるが、持ち前の霊能力ゆえにごまかされず、茶髪の美女の正体がシルであることにいち早く気付いた。フィッチの死後、彼が持つ火炎放射器を武装し、謎の子供に接触した際、その子供に襲われたことでシルが産み落とした子供であることを確信。シルの子供に火炎を浴びせ殺害するも、その反動で原油の池に落ちそうになり、シルに道連れにされそうになりながらも、プレスがシルを始末したことによって九死に一生を得た。
ローラ・ベイカー
演 - マーグ・ヘルゲンバーガー分子生物学者。理知的なキャリアウーマンだが、時折アグレッシブな行動を取る。無菌室のトラブルがきっかけでプレスと深い仲となり、それが幸いしてプレスがシルと交尾することを回避している[4]。終盤、研究者仲間のアーデンとフィッチを失うも、プレスの手でシルを撃退することに成功し、プレスとダンと共に生還を果たす。本作と次作との間にアメリカ軍で研究所を設立し、シルのクローン・"イヴ"を誕生させ、フィッチの失敗を繰り返さないよう厳重に育てている。
シル
演 - ナターシャ・ヘンストリッジ(少女時:ミシェル・ウィリアムズ)人間と未知のDNAを結合させて誕生した生命体。邪魔するものを躊躇なく殺害する極悪な性質。フィッチの手で毒殺されそうになるが、凶暴性を発揮し脱出。脱出劇のさなかで体に異変が起き蛹となって少女の姿から大人の女性へと成長する[5]。交尾相手の男性を求め街をさまようが、プレスに追跡されていることに気づき、それを逆手に自分が車ごと崖から転落して死亡したと偽装することで追跡を交わし、茶髪に染め、プレスを誘惑しようとするが、忍び込んだ客室の主がアーデンであることに気づき彼と交尾し、感づいた彼を口封じに殺害する。さらにフィッチを下水の中に引きずり込んで殺害するも、産み落とした子供がダンに始末され、プレスを襲うが逆に返り討ちにされる。最期はダンを道連れにしようと悪あがきをするが、プレスによって自らも始末された。
キャスト

役名俳優日本語吹き替え
ソフト版
テレビ朝日
ザビエ・フィッチ(研究所所長)ベン・キングズレー津嘉山正種小川真司
プレス・レノックス(問題解決屋)マイケル・マドセン大塚明夫山路和弘
スティーブン・アーデン(人類学者)アルフレッド・モリーナ山路和弘家中宏
ダン・スミスソン(霊能力者)フォレスト・ウィテカー堀内賢雄中博史
ローラ・ベイカー(分子生物学者)マーグ・ヘルゲンバーガー岡村恭子高島雅羅
シルナターシャ・ヘンストリッジ湯屋敦子日野由利加
少女シルミシェル・ウィリアムズ津村まこと大坂史子
エイリアン・シル(声)フランク・ウェルカー
助手ジョーダン・ランド福田信昭長克巳
その他楠大典
鈴木れい子
水野龍司
金尾哲夫
咲野俊介
佐藤しのぶ
岩田安生
仲野裕
巴菁子
塚田正昭
佐久田修
坪井智浩
火野カチコ
麻丘夏未中田和宏
片岡富枝
古澤徹
後藤敦
さとうあい
寺内よりえ
宮寺智子
田原アルノ
茶風林
大川透
佐藤しのぶ
幹本雄之
岡本章子
遠藤純一
日本語版制作スタッフ
演出加藤敏蕨南勝之
翻訳岡枝慎二(字幕)
新村一成(吹替)武満眞樹
調整田中和成山田太平
効果リレーション
編集オムニバス・ジャパン
プロデューサー貴島久祐子高橋由佳
制作東北新社
ワーナー・ホーム・ビデオムービーテレビジョン
ViViA
初回放送2011年9月7日
午後のロードショー[6]1999年2月7日


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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