スピリチュアリティ
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注釈^ 三省堂大辞林』では、宗教、特にカトリック教会における宗教心のあり方やその伝統を指す用語として紹介されている。 ⇒三省堂大辞林 霊性
^ 三菱UFJリサーチ&コンサルティングの有元裕美子は、現代の日本では、「スピリチュアリティ」と「スピリチュアリズム」(心霊主義)を柱とする物事を広く指すことばとして、スピリチュアルという言葉が使われるという[8]。また、スピリチュアルペイン(霊的痛み)という言葉もある[9]。この意味でのスピリチュアルは、「精神世界」を概ね受けついだ言葉である[8]
^ このラテン語は、呼吸する・生きている、霊感を得る、風が吹くなどの意味を持つ動詞スピロー(spiro)に基づく[15]。このスピリトゥスは聖書の歴史のなかで、主にギリシャ語のプネウマの訳語となっており、プネウマはヘブライ語におけるルーアハおよびネシャマーに対応している。旧約聖書において、ルーアハは始原のエネルギーであり、神との関わりのなかで、神に従って、新世界を創造するダイナミズムを有するものであり、ネシャマーは神の命の息であり、物質で造られた体にネシャマーが入れられたことで、人は命ある存在となった[15]
^ 「life and consciousness not associated with a body」(肉体に関連付けられない命や意識)と解説され、肉体との二元論的な意味合いとなっている[2]
^ 日本語の「」は、自然物の威力・霊力(「ち」と読むもので、おろち(蛇)、いかずち(雷)等)、祟りなすたましい(「りょう」と読むもので、いきりょう(生霊)、おんりょう(怨霊)等)、たましい(「たま」といわれるもの)といった意味がある[2]
^ 日本ホリスティック医学協会はホリスティック医学を
人間を「体・心・気・霊性」等の有機的統合体ととらえ、社会・自然・宇宙との調和にもとづく包括的全体的で、ホリスティック(全的)な健康観に立脚する。

自然治癒力を癒しの原点におく。

患者が自ら癒し、治療者は援助する。

様々な治療法を選択・統合し、最も適切な治療を行う。

病の深い意味に気づき自己実現をめざす。
等と定義している[30][31]。ホリスティック医学はホーリズムの影響を受けている[32]
^ 宗教学においては、伝統的な宗教、マクガイアのいう公認宗教とは異なる非公認宗教、非組織的な宗教現象に対して1990年代以降、「スピリチュアル」「スピリチュアリティ」の語を用いて把捉しようとする研究が増加した[35]
^ Alan WattsにはTHE BOOK : On the Taboo Against Knowing Who You Are』(New York : Random House, 1966(邦訳『タブーの書』めるくまーる 1991、改訂『「ラットレース」から抜け出す方法』 竹渕智子 訳サンガ 2014)の著書があり、The Spirit of Zen(1936)など禅についての著書もある。
^ 医療においては、1980年代までは「spiritual needs」を「死について話すことの必要性」と捉え、「spiritual」を「宗教的」と訳すことが場合が多かった[13]。これは当時、キリスト教を想定して「spiritual」を理解し、患者の「spiritual needs」に応えるのはキリスト教の聖職者の役目だと見なされていたためである[13]。その後1980年代後半になると、仏教の立場からの意見も聞かれるようになり、日本人にとっての「spiritual」な側面について注目され、「宗教的」に加えて「霊的」という言葉が用いられるようになった[13]。1990年代になると、あえて訳さずそのままの英語表記または「スピリチュアル」とカタカナ表記されるようになった[13]
^ ただし、森宏一編『哲学事典』(青木書店)に「スピリチュアリティ」の項目は存在しない。

出典^新カトリック大事典』4巻、研究社、1375-1378頁、「霊性」(奥村一郎、高柳俊一執筆)
^ a b c d e f g h 長山正義, 「スピリチュアリティの考察」『大阪市立大学看護学雑誌』 第4巻 , .mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}NCID AA12017447
^ a bPDQRがん用語辞書 霊性
^ a b c 島薗進「ニューエイジ系宗教」『宗教の事典』朝倉書店、472-473頁、2012年。
^ 伊藤雅之、J.A.ベックフォードによる(『宗教学事典』丸善、平成22年、20-21頁)。
^ a b c d e f g h i j k l m 安藤泰至, 「越境するスピリチュアリティ : 諸領域におけるその理解の開けへ向けて(<特集>生命・死・医療)」『宗教研究』 日本宗教学会, 80巻 2号 2006年 p.293-312, doi:10.20716/rsjars.80.2_293。
^ 伊藤雅之・梶尾直樹・弓山達也(編)、2004年、「スピリチュアリティの目覚めとその危機」、『スピリチュアリティの社会学 現代世界の宗教性の探求』、世界思想社

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