スパイ
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

当時は西側諸国でも共産主義側の活動家やメディアを中心に「冤罪である」との擁護の主張がされたがヴェノナ文書によって事実であると確定した[41]

IBM産業スパイ事件-1982年6月22日に日立製作所や三菱電機の社員など計6人が、米IBMの機密情報に対する産業スパイ行為を行ったとして逮捕された事件。

江陵浸透事件 - 北朝鮮工作員韓国への不法侵入が発覚。韓国軍は工作員を掃討した。

ボガチョンコフ事件 - ある海上自衛官がロシアに軍事機密を売却していた対日有害活動事件[42]

上海総領事館員自殺事件--中国の公安当局に脅迫された、日本の外交官が2004年5月6日に「国を売ることは出来ない」との遺書を残して自殺した事件[43]

李春光事件-2012年に中華人民共和国の駐日大使館の一等書記官が虚偽の身分で外国人登録証と銀行口座の取得行為、ウィーン条約で禁じられた商業活動、スパイ活動をしていた事件[44]

その他

スラングとしても「スパイ」という言葉は使われる。たとえば、プロ野球スコアラーが次の対戦相手の戦力・戦術分析の為に試合を観戦したりする事から「スパイ」と表現される事もある。また2ちゃんねる(後の5ちゃんねる)などに見られるインターネット上の掲示板などで情報操作をする者を「(ネット)工作員」と呼ぶこともある。

スパイに関する研究はスパイという存在のもつ独特な魅力に影響され、ある種の作為(複数の説が有る場合に一番劇的な説を取る、など)が働く危険がある[45]。更に言えば、作成の段階で既に作為や創作が働いていると推測できる一次資料もある。ヌーラン事件小林多喜二逮捕に関与し、戦前の共産党を壊滅状態に追い込んだスパイの一人三船留吉を調査したくらせみきおは、スパイの研究は人物像を造形する過程で、その劇的なストーリーに魅了され美化する危険があると指摘している[45]

インターネットが各国に普及して、検索カテゴリーに入った結果、世界中の誰しもが容易に情報を収集できることから、スパイ活動そのものが減少しているとした。
スパイをテーマとした作品
映画

暗殺者の家 (1934年)

恐怖省 (映画) (1944年)

知りすぎていた男 (1956年)

北北西に進路を取れ (1959年)

007シリーズ (映画) (1962年 - )

寒い国から帰ったスパイ (1965年)

電撃フリントシリーズ (1966年 - 1967年)

陸軍中野学校 (映画) (1966年)

陸軍諜報33 (1968年)

産業スパイ (1968年)

アナザー・ウェイ ―D機関情報― (1988年)

ミッション:インポッシブルシリーズ (1996年 - )

トゥルーライズ (1994年)

シュリ (1999年)

SPY N (2000年)

スパイキッズシリーズ (2001年 - )

スパイ・ゲーム (2001年)

ボーンシリーズ (2002年 - )

リクルート (2003年)

スパイ・ゾルゲ (2003年)

シルミド (2003年)

亀は意外と速く泳ぐ (2005年)

ミュンヘン (2005年)

アメリカを売った男 (2007年)

ゲット スマート (2008年)

ソルト (2010年)

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦 (2011年)

裏切りのサーカス (2011年)

ペイド・バック (2011年)

外事警察 (2012年)

SPY/スパイ (2015年)

アトミック・ブロンド (2017年)

レッド・スパロー (2018年)

名探偵コナン ゼロの執行人 (2018年)

アニメ

リスとハリネズミ(1977年)

閃光のナイトレイド(2010年)


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:103 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef