スパイダーマン
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共闘した並行世界2人のピーター/スパイダーマンが着用したスーツの要素を取り入れており、赤と青がより鮮やかになった色合いやシンプルな意匠で[注釈 25]、ハイテク・スーツから続くアイピースのシャッター機能やより小型化されたウェブシューターを備えるが、これがピーターの独自開発品なのか以前のスーツを流用したのかは不明。
ウェブ・シューター(Web-Shooters)
スーツの上から両腕に装備する、自家製のウェブ(クモ糸)発射装置にしてメインウェポン。ピーターは発射したウェブを
[注釈 26]、相手の拘束や物品の確保、スイングしながらの移動のためのロープ代わりに駆使する。なお、ウェブは発射してから2時間で溶けるとピーターが明言している[注釈 27]
トニー・スターク製
トニーによってハイテク・スーツと共に開発されたウェブ・シューター。面積が小さいアームガードのような形状だが、クモ糸の原液“ウェブ・フリュイド(Web-Fluid)”が入った“ウェブ・カートリッジ(Web-Cartridge)”
[注釈 28]とウェブの補充装置“カートリッジ・リフィラー(Cartridge Refiller)”を搭載し、高い粘着力と強度を持つウェブを放つ。“スパイダー・シグナル(Spider-Signal)”の投影機能も備えており、その他にも、壁へ射出して貼り付け、特定の範囲内に入ったターゲットへウェブを飛び散らせる“ウェブ・マイン(Web Mine)”や、相手を失神させる程度の電気ショックを流す“テイザー・ウェブ(Taser Web)”、優れた連射性能を誇る“ラピッド・ファイア(Rapid Fire)”、壁に当てると一度だけ跳弾する“リコシェ(Ricochet Web)”、複数の標的を狙い撃つ“スプリット(Splitter Web)”、一発で通常よりも大きなウェブを放つ“グレネード・ウェブ(Web Grenade)”など、576通り以上の多種多様なウェブの発射機能も備わっている。アース89521におけるピーターも装備する。
ピーター・パーカー製
ピーターがホームメイド・スーツと共に作った、自家製のウェブ・シューター。四角い無骨なブレスレット型で、トニー製のものほど高性能ではないが、申し分無い強度のウェブを放てる。ピーターのほか、ネッドもこれを使って
ハーマン・シュルツ/ショッカー(二代目)を牽制し、ピーターを救う。
マジック・シューター(Magic Enchanted Web-Shooter)
ストレンジの魔術によってアイアン・スパイダーのウェブ・シューターを改造し作成されたウェブ・シューター。魔術に用いられるエルドリッチ・ライトのウェブを一撃放ち命中させることで、命中させた対象を“
サンクタム・サンクトラム”の地下牢へと転送させることができる。並行世界から来たヴィラン一同を捕獲するためにストレンジからピーターに託され、ブラック&ゴールド・スーツと共に行使されたが、ピーターがヴィラン一同の処遇を巡ってストレンジと対立した際に、ストレンジに没収される。
スパイダー・ドローン(Spider-Drone)
クモ型の小型偵察ドローン。普段はハイテク・スーツ胸部に黒いスパイダー・マークとして装備されているが、スーツ着用者やカレンの指示でスーツから分離し、地上を跳ね回るほか、ホバリング飛行で行動し、搭載された小型カメラで捉えた映像と情報をスーツの着用者へ送信し、赤外線スキャンと録画機能・検索機能など高性能機能も持つ。
ハイテク・ケース(High-tech Case)
序盤のピーターの自撮りシーンで登場した、トニー製のスパイダーマンの装備各種を収めたツールボックス。ケースには、ユーザーへ装備各種の使用法を理解できるようにアシストするホログラフィック・ディスプレイも備え付けてある。スパイダーマンの装備各種を安全に携帯・運用するために開発されたが、ピーターはこのケースをその用途に用いることはなかった。

このほかにもピーター/スパイダーマンは、空港での戦いの際にスティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカから彼のトレードマークである“キャプテン・アメリカの盾”を奪って一時的に装備したほか、ヴェネツィアで“水のエレメンタル”と対峙した際には、手元にスパイダーマン・スーツが1着も無かったため、落ちていた仮面を被って挑んだ。ロンドンでの戦いでは、“コンバット・ドローン”の衝撃波砲やアームも奪い取って使用し、更にドローン本体も盾代わりとして利用した。グリーン・ゴブリンとの決戦では、相手の“パンプキン・ボム”を逆利用したり、機能不全となった“ゴブリン・グライダー”も凶器として持ち上げ、振り下ろしている。
各作品での活躍
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
本作からMCU初登場[注釈 29]。物語のおよそ半年前頃からスパイダーマンとして自警活動を行なっており[注釈 30]、それらの活躍をネット映像で見てアパートを訪ねてきたトニーからスカウトを受け、ライプツィヒ・ハレ空港での大乱戦に臨んだ。戦いでは、バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャーサム・ウィルソン/ファルコンを同時に相手どっても互角以上に渡り合い、スティーブから「根性がある」と評されるほど善戦し、さらにジャイアントマンへと巨大化したスコットの両足を縛り付けるなど大活躍したが、倒れこんで来たスコットの右手に勢い余って激突して疲弊。トニーから帰宅するように促された。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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