スパイダーマン
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ゴーグルにシャッター機能があるが、これと後述のウェブ・シューターを除くと他の特殊機能はなく、正体を隠すためのものという趣きが強いコスチュームである[注釈 21]。ピーターはトニーと出会う前までは自室の天井裏に折り畳んで収納し、ハイテク・スーツを得てからはミッドタウン高校のロッカーの下に隠したままとなっていたが、トゥームスの悪行の阻止に向かう際にピーターは、没収されたハイテク・スーツの代わりに着用する。以後の活動では着用していないものの、ベックの罠に嵌ってしまった際には、相手の仮想空間でこのコスチューム姿となっている。
アイアン・スパイダー・スーツ(Iron Spider Armor)
ピーターのアベンジャーズ加入に際してトニーが新たに開発した、“アイテム17(Item 17)”のコードネームを持つスパイダーマン・スーツ。黒、赤、金というやや暗めの配色と胸部に大きめのスパイダーマークが施された、若干筋肉質なデザインである。“アイアンマン・アーマー マーク50”と同じく全身ナノマシンで構成されており、マスク装着も全自動で行う上に、両前腕部にはより強力なウェブ・シューターが備わっており
[27]、背中からは4本のクモの足のような“スパイダー・アーム(spider-arms)”[28]やパラシュートを出現させることが可能。このスパイダー・アームは、“即死モード(Instant-Kill Mode)”起動でより強力な攻撃を繰り出す。また、アイアンマンのサポートAIである“F.R.I.D.A.Y.”ともリンクしているため、トニーの指示でスーツの機能を自在に操作することもできる。さらに、小型の充電用ポッドに収めて電気によるエネルギーチャージも可能[注釈 22]。さらに、独自のサポートAIや左前腕の高性能デバイスも搭載されており、スタークネットワークにアクセスさせて、視界に収まった人物の顔認証から、ペアリングした他のマシンのコントロールまでできる。ピーターのアベンジャーズ加入を認めたトニーが、記念として彼に贈呈しようと“アベンジャーズ・コンパウンド“の格納庫を展開して披露したが、ピーターがアベンジャーズ加入を断ったため、彼の手に渡らずに終わる。それから2年後に、エボニー・マウのQシップに引きずり込まれたことによって宇宙空間で呼吸困難に陥ったピーターを救うべく、トニーがF.R.I.D.A.Y.に命じアベンジャーズ・コンパウンドから射出、装着させた。以降ピーターによって、2度にわたるサノスの群勢との戦いで使用される。後にピーターは、メイのボランティア活動に同席した際にもこのスーツを装着したが、高校の研修旅行の事前準備時には、ハイテク・スーツと同様に自室に敢えて置かれていっている。アップグレード・スーツに塗料をぶつけられると、ピーターに再び装着され、オットー・オクタビアス/ドクター・オクトパスとの戦いでオクタビアスのアームにナノマシンを一部剥がされて取り込まれてしまったが、そのおかげでピーターの方からアームの操作権限を奪い取ることができたため、オクタビアスの拘束に繋がった。オクタビアスが正気に戻ったことでナノマシンはアップグレード・スーツに移植される形でピーターに返却されたが、残りのナノマシンは“ダメージ・コントロール局”に押収された充電ポッドの中に収納されたままであることから、このスーツは使用不能となる。
ステルス・スーツ(Stealth Suit)
通称“ナイト・モンキー(Night Monkey)”。
プラハでスパイダーマン活動をするにあたり、“スパイダーマンであることを隠す”[注釈 23]ことを目的としてニック・フューリー(擬態)が手配したスーツ。「ステルス」とあるが、あくまで隠密行動用のものであり、技術的なステルス機能が搭載されているわけではない。全身黒を基調としており、素材はナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウのスーツと似た質感で[29]、胸部アーマーはコンバット・ドローンの銃撃に耐えるほどの強度を有しているが、ウェブ模様やスパイダーマークなどスパイダーマンを思わせる意匠は廃されている。フィンガーレスグローブ、跳ね上げ式シャッター機能付きのゴーグルなどホームメイド・スーツとの共通点も多い。ただしサイズについては、ピーターの身体にきつかった様子であった。“ナイト・モンキー”との通称は、ネッドがその場を誤魔化すための思いつきで名付けたものであったが、実際にニュース番組などでも使用された。プラハでの戦いから、ベルリンでベックの罠に嵌った末にオランダの留置場へ流れ着く場面までに着用し、最後はズボンとシューズを除いて留置場の看守に没収され[注釈 24]、ピーターもこれを取り戻すことなく留置場を後にしている。
ニュー・レッド&ブルースーツ(New Red & Blue Suit)
自由の女神像の戦いの後にピーターがミシン縫いで自作したスーツ。共闘した並行世界2人のピーター/スパイダーマンが着用したスーツの要素を取り入れており、赤と青がより鮮やかになった色合いやシンプルな意匠で
[注釈 25]、ハイテク・スーツから続くアイピースのシャッター機能やより小型化されたウェブシューターを備えるが、これがピーターの独自開発品なのか以前のスーツを流用したのかは不明。
ウェブ・シューター(Web-Shooters)
スーツの上から両腕に装備する、自家製のウェブ(クモ糸)発射装置にしてメインウェポン。ピーターは発射したウェブを
[注釈 26]、相手の拘束や物品の確保、スイングしながらの移動のためのロープ代わりに駆使する。なお、ウェブは発射してから2時間で溶けるとピーターが明言している[注釈 27]
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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