映画化の企画自体は以前からあり、壁に張り付き、スパイダー・ウェブで街を縦横無尽に飛び回るスパイダーマンの姿を実写映像化するのは技術的に困難といわれていたが、21世紀になりCGをはじめとする特撮技術が進歩した事により、映画化が可能となった。監督には当初ジェームズ・キャメロンの名が、スパイダーマン/ピーター・パーカー役にはマイケル・ビーンやレオナルド・ディカプリオ、エドワード・ファーロングなどが候補に挙がっていた。ディカプリオは苦心の末に役を断ったものの、そのお詫びにサム・ライミにトビー・マグワイアをピーター・パーカー役として推薦していたという。 本作の制作は非常に困難を極めたという。撮影開始間もないころに、スタジオでの撮影中に機材が崩れるという事故が発生し、その事故でスタッフが1名死亡してしまうという惨事が起きた。 更には、本作の舞台はニューヨークとなっているが、撮影の真っ只中に9.11が起きたため、既にカメラに映っていたワールドトレードセンターをすべてCG等で消去しなければならなくなり、完成も危ぶまれたという。劇場用特報や先行ポスターも9.11が起きる前はワールドトレードセンターが映っていたが、事件後は別のものに差し替えられた。 しかし、実写で写り込んでいたものをCGで処理する一方、スパイダーマンの顔が初めてアップになるショットとラストのスパイダーマンがニューヨークの街を縦横無尽に飛び回るショットでコマ送りで確認できるレベルで同ビルがCGで付け加えられており、犠牲者へのささやかな追悼になっている。 本作は1週間に1億ドルの記録を達成した最初の映画となり、114,844,116ドルの新たな週末記録を樹立した。それまでの最高記録だった『ハリー・ポッターと賢者の石』の9000万ドルを上回った。 また、この映画は3日間で1億ドルのマイルストーンを達成した記録を樹立した。このオープニングの週末の興行収入は平均し31,769ドルだったが、これについてはBox Office Mojoが「超ワイド・リリースでこれまでに最高の平均興行収入だった」と報じた。 映画の3日間の記録は『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』がのちにこの記録を破り、オープニング週末の1億1480万ドルは、北米の映画の興行収入の中で、続編ではない1作目では最も高く、8年後には『アリス・イン・ワンダーランド』がそれを上回った。 回数テレビ局番組名放送日備考
事故・トラブル
興行収入
主題歌
チャド・クルーガー feat. ジョジー・スコット「ヒーロー」
テレビ放送
地上波
初回日本テレビ金曜ロードショー2004年12月3日地上波初放送
2回目テレビ朝日日曜洋画劇場2007年5月6日当番組の放送40周年及び『スパイダーマン3』公開を記念しての放送
3回目日本テレビ金曜ロードショー2008年9月26日
4回目フジテレビ土曜プレミアム2009年10月17日
5回目日本テレビ金曜ロードショー2011年4月8日当初は4月1日に放送予定だったが、3月11日に放送予定だった『なくもんか』が東日本大震災に関する報道特別番組放送により急遽4月1日に編成されたため、一週遅れで放送
6回目テレビ朝日日曜洋画劇場2012年7月15日アメイジング・スパイダーマン公開記念
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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