スパイダーマン_(東映)
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製作 - 東映、(株)東映エージェンシー東京12チャンネル[注釈 1]

マーベル内配信サイトではマーベルの表記が「TM&c 1978 Marvel Characters, Inc. All rights reserved.」に変更されていることもある。
主題歌・挿入歌

主題歌はいずれも作詞者の名義が八手三郎になっているが、渡辺宙明の証言によると、オープニングテーマは平山亨が、エンディングテーマは吉川進が作詞したとのこと[10]
オープニングテーマ「駆けろ!スパイダーマン」
作詞 - 八手三郎 / 作曲 - 渡辺宙明 / 歌 - ヒデ夕樹(コロムビアレコード SCS-421)劇中音楽では使用されていないシンセドラムが採用されている。テレビサイズの最後の部分はアイキャッチ音楽としても使用されている。また、テレビサイズカラオケ予告編音楽として使用された。曲間に挿入される台詞は、東映からの注文により外国人が起用された[32]。渡辺宙明によると、台詞は英語なのになぜかフランス人が来たため、なかなか思い通りの発音にならず、録音が難航したという(結局、最終的にも「チェンジ!レオパルドン!」の部分で「チェンジ!リオパルドーン!」のような発音となってしまった)[33]。オープニングではイントロが編集されている。劇場版のみ未編集のものが使われた。
エンディングテーマ「誓いのバラード」
作詞 - 八手三郎 / 作曲 - 渡辺宙明 / 歌 - ヒデ夕樹(コロムビアレコード SCS-421)劇中では第13話で拓也が亡き父を偲ぶシーンに流れた。
劇中歌「スパイダーマン・ブギ」(第7話)
作詞 - 上原正三 / 作曲 - 渡辺宙明 / 歌 - 小林幸太郎&BB5[34]
ANAK (息子)」(第31話)
訳詞 - なかにし礼 / 作曲 - フレディー・アギラ / 歌 - 宮内洋[35]
製作

当初は現代にタイムスリップしたヤマトタケルを主人公とし、スパイダーマンを脇役として登場させる作品を作る予定となっていた[注釈 27][10]が、最終的にはスパイダーマンを主役に置きつつ、当時の日本人の間で、アメリカン・コミックスの馴染みが薄かったことを考慮し、視聴者に強烈なインパクトを与えるべく「等身大ヒーローが巨大ロボの操縦もする」という要素を投入した[36][注釈 28]。その結果、「コスチュームを除き、原作コミックと無関係と言っても過言ではない」[注釈 29]とも評される映像作品となった[注釈 30]平山亨も企画に関わっている[10]

当時の玩具デザインを担当していた村上克司は、スパイダーマンという題材に対して「商売になるのかなぁ」という懸念があり、東映ゼネラルプロデューサーの渡邊亮徳に助けを求める。「固定観念に囚われずに自由に発想していいから頑張りなさい。温故知新だよ!」との許可と助言を得て、「(スパイダーマンが)宇宙から来たことにしても構いませんか?」と提案した村上は、さらに「(スパイダーマンが)宇宙から来る時に、いかにも蜘蛛男らしい母艦に乗っている。しかもその母艦が、いかにも日本人好みがしそうなロボットに変形する」という提案を出して快諾され[14]、レオパルドンなどのデザインを担当するに至った。村上はロボットの登場が快諾されたのは、前年の『大鉄人17』がヒットしたからと推測している[18]

メインライターは全41話中、『キイハンター』、『マジンガーZ』、『Gメン'75』などのメインライターで知られる高久進が劇場版を含む16話分を、初期の円谷プロダクション作品や東映特撮作品などで著名な上原正三が第1話、最終話を含む15話分をそれぞれ担当した。特に、上原作品は後の宇宙刑事シリーズにも通じる内容であった。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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