主要撮影は、2018年7月2日にイングランドのハートフォードシャーでのロケで開始し[41]、ワーキング・タイトルを "Fall of George としていた[42]。撮影はロンドンや[35]、イースト・ロンドン
(英語版)[43]、ロンドン・スタンステッド空港でも行われた[44]。撮影開始直後、セットの写真によってヘムキー・マデーラ(英語版)のデルマーさん(地元の店のオーナー)役への続投や[45]、J・B・スムーヴ(英語版)、ヌーマン・エイカー(英語版)の参加が明らかになった[13][14]。8月上旬、MCUからサミュエル・L・ジャクソンとコビー・スマルダーズがそれぞれニック・フューリー役とマリア・ヒル役として登場することが報じられ[9]、下旬にはレミー・ハイ(英語版)もキャストに加わった[46]。9月にはプラハ、リベレツ、チェコで撮影が行われ[47][48]、月末までにヴェネツィアに移動した[48]。10月にはワーキング・タイトルを "Bosco" としてニューヨークとニューアークで撮影が行われた[49][50]。ロケーションはマディソン・スクエア・ガーデン、ペンシルベニア駅[50]、ニューアーク・リバティー国際空港の周辺が含まれる[44]。撮影は2018年10月16日に公式に終了した[51]。2018年10月下旬、ソニー・ピクチャーズはIMAX社
(英語版)と『ファー・フロム・ホーム』を含む複数のIMAX映画を公開する契約を交わした[52]。2018年12月、ソニーのCCXPブラジルのパネルで、エレメンタルズ(英語版)が映画に登場することが明かされた[53]。エレメンタルズのメンバーは原作のスパイダーマンの悪役たちにインスパイアされており、例えば水を操るのは ハイドロマン(英語版)、火を操るのはモルテンマン(英語版)からのインスパイアだが、特にその名前で呼ばれているわけではない[54][55]。翌月、『ホームカミング』からマーティン・スターがロジャー・ハリントン役で続投することが決定した[56][57]。2019年4月、ソニーは映画の公開を2019年7月2日に変更した[58]。さらに、従来は『アベンジャーズ/エンドゲーム』でMCUのフェイズ3が終わり、『ファー・フロム・ホーム』でフェイズ4が開始するとされていたが、上海のファンイベントでの『エンドゲーム』のプロモーション中、ファイギは『ファー・フロム・ホーム』がフェイズ3の最終作となることを述べた[2]。同じく4月、ジャクソンが再撮影を行った[59]。VFXはフレームストア、インダストリアル・ライト&マジック、イメージエンジン、ソニー・ピクチャーズ・イメージワークス、ルマ・ピクチャーズ(英語版)、ライジング・サン・ピクチャーズ、スキャンラインVFX、テリトリー・スタジオ(英語版)、メソッド・スタジオが担当した[60]。