スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
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演 - ベネディクト・カンバーバッチ[7]、日本語吹替 - 三上哲[6][5]元神経外科医で、“マスターズ・オブ・ミスティック・アーツ”に属する魔術師。“至高の魔術師[ソーサラー・スプリーム]”の座は宇宙の命運を懸けた戦いに敗れ消滅していた5年の間にウォンに移ってしまった。また、サノスとの戦いでタイム・ストーンは失われたままとなっている。本作ではピーターの頼みを聞き、マルチバースに接続して他者の記憶を操作する呪文を行使するが、当のピーターに妨害されて失敗に終わり、並行世界からの侵入者を元の世界に戻すための後始末を始める。
並行世界からの登場人物
ピーター・パーカー / スパイダーマン (ピーター2)
演 - トビー・マグワイア[8]、日本語吹替 - 猪野学ノーマン、オクタビアス、フリントらと戦った後に転移させられた“アース96283”のピーター/スパイダーマン[9]。演じたマグワイアはサム・ライミ監督のスパイダーマン3部作から続投した。本作では他のピーターと差別化するため、“ピーター2”の愛称で呼ばれる。他のピーターより少し年上であり、スイングのし過ぎで腰痛に悩ませられているという。また、彼のみウェブ・シューターを用いず自身の手首から直接ウェブを射出する。ノーマンの死後も、グリーン・ゴブリンの人格を治療する薬について開発を進めていた。また善性を取り戻したオクタビアスに対しても、懐かしむように穏やかに接しており、フリントに対しても「一緒に帰ろう。」と優しく接している。最終決戦ではメイの仇であるゴブリンと対峙して冷静さを欠いたピーター1がゴブリンのグライダーで彼を刺そうとしたところに割って入り、それを制止。それによって自身が背後からゴブリンに刺されてしまうが一命は取り留め、結果的に自身が救えなかったノーマンを救うことに繋がった。
ピーター・パーカー / スパイダーマン (ピーター3)
演 - アンドリュー・ガーフィールド[8]、日本語吹替 - 前野智昭コナーズやマックスと戦い、恋人であったグウェン・ステイシーを失った後に転移させられた、“アース120703”のピーター/スパイダーマン[10]。演じたガーフィールドはマーク・ウェブ監督の『アメイジング・スパイダーマンシリーズ』から続投した。本作では他のピーターと差別化するため、“ピーター3”の愛称で呼ばれる。『アメイジング・スパイダーマン2』での最終決戦にて、ガールフレンドであったグウェンを喪った際はスパイダーマンとして活動できなくなるほどのショックを受けていたが、同作のラストでは彼女の希望に応えようと再びスパイダーマンとして立ち上がっていた。しかし本作では、その後も自身がグウェンの死から立ち直ることができず、冷酷に人を殴り続けるなど「親愛なる隣人」としての正気を失っていたことが明かされ、メイを失ったピーター1を「君には僕のようになってほしくない」と思いやった。最終決戦では、高所から落下したMJを紙一重で救えなかったピーターの代わりに救出し、MJをしっかり守り抜いた。また、かつての戦いで止むを得ず、倒してしまったマックスに対しても後悔が残っていたが、今回は何とか彼を救出し「凡人なんかじゃ無い」と励ましていた。コナーズに対しては自身の世界で既に一度彼の治療に成功していた為、治療薬の精製を難なくこなし、戦いの最中にも「どうも、コナーズ博士」と元気そうに挨拶していた。
ノーマン・オズボーン / グリーン・ゴブリン
演 - ウィレム・デフォー、日本語吹替 - 山路和弘[6][5]“オズコープ社”の元CEOで、実験用のパワー増強剤を自ら服用し、“グリーン・ゴブリン”としての別人格に意識を支配されたアース96283出身の天才科学者。スパイダーマンの正体がピーターと知った後、アース616に転移させられて来た。ハイウェイでの騒動後、路地裏にてノーマンの人格に一時的に戻り、ヘルメットを破壊し走り去るが、再び乗っ取られてしまう。ゴブリンは、ピーター1による治療を受け入れようとする他の者に対して「治療など必要ない」「これは呪いではない」と訴える。ノーマン/ゴブリンを演じたデフォーはサム・ライミ監督の『スパイダーマン』3部作から続投した。
オットー・オクタビアス / ドクター・オクトパス
演 - アルフレッド・モリーナ[11]、日本語吹替 - 銀河万丈[6][5]スパイダーマン2』にて核融合装置の公開実験中に爆発事故を起こして人工アームが取り外せない体となり、アームの人工知能によって思考が狂気に染まってしまったアース96283出身の天才科学者。ピーター1/スパイダーマンと戦うもアイアン・スパイダーマン・スーツのナノマシンがアームとペアリングしたことで敗れ捕縛される。ピーターの素顔を見て、自身の知るピーター・パーカー(ピーター2)とは別人であることに困惑していた。本作での彼は前述の映画にて核融合装置と共に川へと沈んで、死亡する直前の時系列のアース96283からやって来た[11]。オットーを演じたモリーナは『スパイダーマン2』から続投した。
マックス・ディロン / エレクトロ
演 - ジェイミー・フォックス[12]、日本語吹替 - 中村獅童[6][5]電気ウナギが飼育される水槽に落下する事故により電力を操る力を得たアース120703出身の元オズコープ社の電気技師。演じたフォックスは『アメイジング・スパイダーマン2』から続投したが、アース616に到着した後の彼の体色は青色ではなく、送電施設での戦いでフリントとピーター1の協力により人間時の姿で行動できるようになった。人間時は送電施設にあった作業着を着ている。自由の女神での戦いにて“アーク・リアクター”を搭載したスーツを装着し参戦する[12]。本作での彼は前述の映画にて変電施設で電気を多く取り込んで爆死する直前にアース616にやって来た。
フリント・マルコ / サンドマン
声 - トーマス・ヘイデン・チャーチ、日本語吹替 - 石田圭祐刑務所から脱走した際に素粒子実験場の素粒子分解装置に入り込んでしまい、体の分子が全て砂になってしまったアース96283出身の強盗犯。マックスとの戦いの際にピーター1に加勢したが、自身の知るスパイダーマン(ピーター2)と異なる顔のピーター1を完全には信じておらず、最終決戦ではスパイダーマンズと対立する。演じたチャーチは『スパイダーマン3』から声とアーカイブ映像という形で続投した。本作での彼は前述の映画にて病弱な娘と再会するために、砂となって飛び去るその後にこの世界へとやって来た。
カート・コナーズ / リザード
声 - リス・エヴァンス、日本語吹替 - 内田直哉オズコープ社で不完全な薬を投与してしまい、トカゲと同等の身体となってしまったアース120703出身の科学者。下水道にてストレンジに見つかり最初に投獄された。
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