スバル・360
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^ これにより通常タイプの最終型スバル360は最高速度110km/h・連続巡航速度100km/hを公称した。またスポーツモデルのヤングSS用には36PSを捻出する派生版の高出力型EK32が搭載されている。
^ これを活かしてユーザー間に「左膝でシフトレバーを押し、手を使わずに2→3速のシフトアップをやってのける」横着な操作法が編み出されたことは初期スバルの有名なエピソードとなっている。
^ スバル発売翌年の林崇によるレポート「市販軽三・四輪車試乗感想」(「モーターサイクリスト」1959年5月号)では、東京から富士山麓へと巡るスバル360の長距離ドライブテストで、走りや乗り心地に優れた総合性能を評価しながらも、ペンタルーブオイルの指定について「この混合用オイルは、まだ全国的に普及しておらず、われわれ一行のテストでもペンタルーブを売っているガソリンスタンドを捜すのに時間を要し(以下略)」「この点、メーカーとオイル業者との協調と対策が必要」など、2ストローク用燃料の混合の難しさと併せての批判・指摘がみられる。ガソリンスタンドや自動車関連の小売店などの周辺流通インフラが未熟だった、日本のモータリゼーション黎明期の実情がうかがえる。
^ なおスバル360は極端に軽量であったため、たとえ大きく横転して仰向け状態になっても、大人2、3人がかりで元通りに引き起こしてしまうことができた。これまた超軽量車ならではである。
^ 赤城山南麓からの登山道路は関東平野北端の海抜150m付近から続く長い片勾配ルートであるが、海抜500m付近から勾配が著しく急峻となり、ここから10km以上に亘って、赤城外輪山の峠である新坂平(海抜1400m付近)まで過酷な急坂が続く。
^ 赤城山登坂成功の時期については、古くから1957年8月との説が伝えられ、桂木洋二「てんとう虫が走った日―スバル360開発物語」(グランプリ出版 1987年)でもこれに準じる説を取っているが、2005年刊行の「富士重工業技術人間史」(富士重工業株式会社編集委員会 編)p164では「2月4日に赤城全開登山に成功した資料が今回発見されたので、本書ではその内容で記載した」と記述されている。この時代は他の自動車・オートバイメーカーでも日程に余裕のない状態での試走から試験入りがしばしば生じており、メーカー自身の公式な記述によることからも信憑性の高い記述であるが、一方、冬の赤城山の寒冷な気候は夏に比べるとエンジン冷却には有利であり、テスト条件として必ずしも極限状態でなかったともとれる。また、寒冷地での耐寒テストについて「てんとう虫が走った日」では軽井沢で暖房等のテストを実施したことが記載されており、その方面で冬季の赤城山を利用したとは記述していない。
^ 中川と百瀬は共に戦前・戦中は中島飛行機の技術者であり、中川は戦闘機用エンジンを設計、百瀬は同エンジンの高高度用の改造を担当している。また、長谷川と百瀬は同じ旧東京帝国大学航空学科の卒業生であり、長谷川は立川飛行機に入社してB29迎撃用戦闘機キ94の設計を担当している。
^ 発売当初は4ドアセダンのみの設定だったが、1967年2月には2ドアセダンが、同年9月には4ドアバンがそれぞれ追加された。

出典^ a b c d e “スバル360”. 名車文化研究所 (2019年11月21日). 2024年4月24日閲覧。
^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第2号20ページより。
^ “『グランツーリスモ5』 - 収録車種一覧”. ポリフォニー・デジタル. 2024年4月30日閲覧。
^ a b c d e “ライバル/スバル360vsホンダN360”. 名車文化研究所 (2019年10月10日). 2024年4月24日閲覧。
^ a b 『てんとう虫が走った日』48頁
^ 『てんとう虫が走った日』52頁
^ 『てんとう虫が走った日』68頁
^ 『てんとう虫が走った日』71頁
^ 『てんとう虫が走った日』59-60頁
^ 『てんとう虫が走った日』95-96頁
^ a b 『てんとう虫が走った日』82-83頁
^ a b 『てんとう虫が走った日』60頁
^ a b 『てんとう虫が走った日』79頁
^ 『てんとう虫が走った日』80頁
^ 『てんとう虫が走った日』81頁
^ 『360cc軽自動車のすべて』15頁
^ 『てんとう虫が走った日』90-91頁
^ 『てんとう虫が走った日』92-93頁
^ 『てんとう虫が走った日』111頁
^ 『てんとう虫が走った日』115頁
^ a b c d “【昭和の名車 21】スバル 360 ヤングSS(昭和43年:1968年)”. Webモーターマガジン (2019年7月5日). 2024年4月24日閲覧。
^ 『てんとう虫が走った日』130頁
^ 『てんとう虫が走った日』75頁
^ 『てんとう虫が走った日』85頁
^ 『てんとう虫が走った日』85-86頁
^ 『てんとう虫が走った日』121-122頁
^ a b 『てんとう虫が走った日』144頁
^ a b c d 『プロジェクトX 挑戦者たち 9』118頁
^ 2001年5月8日放送 NHKプロジェクトX 第51回『日本初のマイカー てんとう虫 町を行く?家族たちの自動車革命?』、2021年(令和3年)6月15日 プロジェクトX 4Kリストア版として放送では、24分30秒と紹介されている。
^ 『てんとう虫が走った日』145頁
^ a b 『てんとう虫が走った日』7-8頁
^ 『てんとう虫が走った日』10頁
^ 富士重工三十年史 1984, p. 153.
^ “History” (2024年3月2日). 2024年3月2日閲覧。
^ “「えっ?これ全部軽自動車?」60’s初期日本GPを盛り上げた3つ巴の大決戦!スバル 360 vs スズキ フロンテ vs マツダ キャロル【推し車】”. MOBY (2023年7月2日). 2024年4月30日閲覧。
^ a b “スバル360ストーリー”. スバル博物館. 2024年4月30日閲覧。
^ “スバル360が日本機械学会の機械遺産に選定!”. clicccar.com(クリッカー) (2016年7月26日). 2019年6月28日閲覧。
^ “旧伊勢崎製作所第2工場の解体工事完了と「スバル360発祥の工場レンガ壁モニュメント」の完成について”. 富士重工業 (2003年6月12日). 2020年6月21日閲覧。
^ a b c d e f g h i j k l m “360カスタム”. 名車文化研究所 (2020年7月9日). 2024年1月18日閲覧。
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