ストレンジャー・シングス
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本作は、Netflixで記録的な視聴回数を獲得し、国際的に広くファンを獲得している。このシリーズは、そのキャラクター性、テンポ、雰囲気、演技、サウンドトラック、監督、脚本、そして1980年代文化へのオマージュなどが評価されている。

シリーズは、プライムタイム・エミー賞に39回ノミネート(うち6回は受賞)、ゴールデングローブ賞に4回ノミネート、英国アカデミー賞テレビ部門に1回ノミネート、全米監督協会賞に2回ノミネート、全米脚本家組合賞に3回ノミネート、グラミー賞に3回ノミネートなど、複数の賞やノミネートを受けている。

また、全米映画俳優組合賞アンサンブル賞ドラマシリーズ部門)、アメリカン・フィルム・インスティチュート賞2回、クリティックス・チョイス・アワードテレビ部門1回、ピープルズ・チョイス・アワード3回などを受賞した。

2022年に最終シーズン5の製作が決定したが[1]、2023年5月に始まった2023年 全米脚本家組合ストライキ(en)の影響でシーズン5の撮影が延期[2]。その後、2024年1月から改めて製作を開始したことを番組公式SNSにて発表した[3]
ストーリー
シーズン1

1983年11月6日、インディアナ州のホーキンス国立研究所付近で、12歳の少年ウィル・バイヤーズが失踪する。ウィルの母のジョイスは必死に息子を探し、警察署長のホッパーが捜査を始める。頭を剃った謎の少女エル(イレブン)が現れ、マイク、ダスティン、ルーカスなどウィルの友達の少年たちと知り合いになる。失踪事件は続き、エルは不思議な能力を見せる。ホッパーは研究所を調べ、超自然現象が研究されていたことを知るが、捜査は妨害される。エルは研究所で自分が被験者であったことを思い出し、少年たちと協力して、ウィルを救い出すために"裏側の世界"に入る。
シーズン2

1984年10月28日、エルは政府から隠れてホッパーと一緒に住む。マイクに会いたがるが許されない。エルは逃げ出してトランス状態の母親に会い、シカゴに行き自分と同じく超能力を持ち、実験材料にされた少女カリに会う。仲間の危険を感じてホーキンスに戻る。ホーキンスでは転校生の少女マックスが少年たちの仲間に加わる。ウィルは再び裏側の世界の幻視にとりつかれる。ホーキンスには異変が続発し、町の地下には裏側の世界に通じるトンネルが張り巡らされ、町には巨大なナメクジのごとき怪物"マインド・フレイヤー"が跋扈する。マイクの姉ナンシーとそのBFのジョナサンは死んだバーバラのため、研究所の真相を明るみに出す。マインド・フレイヤーに支配されたウィルは研究所の兵士を罠にかけ、マインド・フレイヤーがそのほとんどを殺す。ジョイスらはウィルの体内のウイルスを追い出してマインド・フレイヤーと切り離す。エルはウィルの指示に従い、かつて自分が開いた裏側の世界へのゲートを閉じる。
シーズン3

1985年夏、エルはマイクと恋仲になり、ホッパーを不快にする。ホーキンスのショッピングモールの地下深くにソ連が秘密基地を建設して裏側の世界へのゲートを開く。ホッパーとジョイスは磁気異常を調べ、秘密基地の存在を知る。マインド・フレイヤーが侵入してマックスの義兄のビリーを皮切りに多くの市民に憑依し、エルやナンシーらと戦う。怪しいロシア語の通信を傍受したダスティンは、ナンシーの元BFのスティーブ、その同僚のロビン、ルーカスの妹エリカらとともに秘密基地を調査する。仲間たちはモールで合流し、マインド・フレイヤーと戦う間にホッパーが自分を犠牲にしてソ連の装置を破壊し、ゲートは閉じられる。三か月後、超能力を失ったエルとバイヤーズ家はホーキンスから引っ越す。
シーズン4

1986年春、バイヤーズ家とエルはカリフォルニアに住み、ホーキンスでは超自然的な惨殺事件が始まる。

ジョイスはホッパーの生存を知らされ、図らずもマレーとカムチャッカに飛んでソ連の収容所にいるホッパーを救い出す。彼らは捕獲されていた多数のデモゴルゴンを殺してヴェクナの力を弱める。

マイクがカリフォルニアに飛び、エルとバイヤーズ家を訪ねる。ホーキンズ惨殺事件の犯人がエルであると信じるサリバン中佐の隊がバイヤーズ家を襲撃する。ホーキンスでの惨殺事件を解決するため、エルはオーエンズ博士にネバダ州の基地に連れて行かれ、ブレナー博士の監督の下で過去を追体験することで能力を復活させる。エルは研究所で大虐殺を起こした被験者001号(ワン)と戦い、「裏側の世界」に追放したことを思い出す。サリバン中佐の隊が基地を襲ってブレナー博士を殺す。マイクらはエルを探し、ネバダ州の基地に来て救い出す。

ホーキンスでは、ダスティンが一員であるダンジョンズ&ドラゴンズのクラブの主催者のエディが犯人と誤解されて追われる。仲間たちはD&Dのキャラクターのヴェクナが惨殺事件を起こしていると知り、ヴェクナにとりつかれたマックスを救う。クリール家の超能力者の息子が家族を惨殺した後に研究所に送られてワンとなり、「裏側の世界」でヴェクナとなったことがわかる。ヴェクナを倒す計画を実行し、エルはネバダ州でアイソレーション・タンクに入って計画を助ける。仲間たちは「裏側の世界」でヴェクナの体を焼く。エディは死に、ホーキンスでは大地震が起き、マックスは昏睡状態のままとなる。

皆がホーキンスに戻る。ヴェクナはまだ滅びておらず、「裏側の世界」がホーキンスを侵食する。
登場人物
少年・少女たちとその家族

ジョイス・バイヤーズ

演 -
ウィノナ・ライダー、日本語吹替 - 園崎未恵

ウィルの母で、借金まみれで酒に溺れた元夫ロニーと離婚している[4]。二人の息子を養う為に仕事漬けであまり構ってやれない事を気に病んでいる。ウィルが失踪した当初からウィルの存在を察している。その時は裏世界の存在自体は知らなかった。裏世界の存在を知ってからはウィルやその親友達の協力者となる。ボブの恋人である。


ウィル・バイヤーズ

演 - ノア・シュナップ、日本語吹替 - 山田瑛瑠

失踪する12才の少年。ホーキンス中学放送部のメンバー。裏世界の怪物に誘拐されてから裏世界からジョイスにランプを点灯させたりとコンタクトを取っていた。作中でははっきりとしてないが、マイクに想いを寄せていて、ゲイかバイを思わせる描写がある。


ジョナサン・バイヤーズ

演 - チャーリー・ヒートン、日本語吹替 - 河本啓佑

ウィルの兄[5]。ウィルやジョイスを大切な家族としている一方で、父親を嫌悪している。ナンシーと同じ高校に通う同級生。当初からナンシーに思いを寄せていたが、自分の学校内での立場やスティーブの存在もあり想いを伝えられずにいた。ウィルを捜索中にスティーブの別荘にいたナンシーを隠し撮りしてしまう。写真が好きな内向的な性格だが勇敢で、後の恋人となるナンシーやウィルや仲間達を守る為に怪物たちと果敢に闘う。学校では変わり者扱いされて浮いた存在でナンシーとの仲に嫉妬したスティーブや仲間に一時期いじめられていた。ウィルやバーバラの失踪事件で二人を追う内に惹かれ合い、恋仲となる。


マイク・ウィーラー

演 - フィン・ヴォルフハルト、日本語吹替 - 大塲駿平

ウィルの友人。主人公。ホーキンス中学放送部のメンバー[5]。グループのリーダー格。三人姉弟の真ん中。エルに想いを寄せていき、恋仲となるも、その事をポッパーからよく思われていない。


カレン・ウィーラー

演 - カーラ・ブオノ

マイクの母[6]


ナンシー・ウィーラー

演 - ナタリア・ダイアー、日本語吹替 - ふじたまみ

マイクの姉[5]。ジョナサンの同級生。美人でオシャレで成績優秀で聡明で心優しい性格。当初は不良のスティーブと付き合っていたが後に破局。当初、弟の親友のダスティンに冷たくしていたが、ウィルの失踪事件をきっかけに徐々にウィルの協力者兼良き理解者となり化け物と対峙していく。ウィルが失踪した時、兄であるジョナサンを同級生内で唯一気にかけ、後に失踪し怪物に殺害されたバーバラの件でジョナサンと急接近しS2の途中から恋仲となる。バーバラとは親友である。後にマイク達の味方になり、協力し合い裏側の世界の怪物達と闘う。S3では新聞社インターン。新聞社は典型的な男社会で女性であるナンシーを軽視し、パワハラやセクハラを受けていた。


ダスティン・ヘンダーソン

演 - ゲイテン・マタラッツォ、日本語吹替 - 林卓

ウィルの友人。ホーキンス中学放送部のメンバー[5]。小学校4年の時に転校してくる。メンバー内でもオタクな部分が目立つ。S2でスティーブと友人となる。


ルーカス・シンクレア

演 - ケイレブ・マクラフリン、日本語吹替 - 滝沢聖波

ウィルの友人。黒人。ホーキンス中学放送部のメンバー[5]。四人の中では現実的な性格。S4ではオタクと呼ばれたくない、モテたいという理由で高校バスケットボール部員になる。マックスと恋仲。


エリカ・シンクレア

演 - プリア・ファーガソン(英語版)、日本語吹替 - 大谷理美


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