欧州連合 (EU) 諸国では一般的に、大都市に住む人は人口の少ない地域に住む人の3倍もの問題を経験しているが、スウェーデンでは2倍以下である[9]。2021年の世界平和指数で、経済平和研究所が「犯罪動向と刑事司法制度の運用に関する国連研究」に基づき、意図的殺人の項目でスウェーデンを1.55(5段階評価)とし、日本の1.15より高いが、少なくともEUではフィンランドの1.8より低く、オランダの1.3やドイツの1.45やデンマークの1.5とほとんど変わらず、アメリカ合衆国の2.75よりはるかに低い。暴力犯罪カテゴリーではレベル2(1 - 5段階)、安全・安心への取り組み不足カテゴリーでは1.46を獲得した[10]。まとめると、暴力犯罪のカテゴリーレベル2であるスウェーデンの人口の少ない地域の2倍弱の治安問題を抱える大都市ストックホルムの治安状況は、日本より悪いがアメリカより良いということである。そして、それがEUの大都市の平均と同程度である[9]。
文化
ストックホルムを舞台にした作品
シューヴァル&ヴァールー夫妻による『警部マルティン・ベックシリーズ』全10巻の舞台。初めから10作限定で、スウェーデン社会の10年を描くという構想で書かれたものであり、ストックホルムの町やその周辺の町のあちこちが登場する。
宮崎駿監督のアニメ『魔女の宅急便』の舞台となる街「コリコ」のモデルの1つである。おもにモデルとなったのはゴットランド島のヴィスビーで、他にポルトガルやアイルランドなども使われている。
佐々木譲による小説『ストックホルムの密使』(日本冒険小説協会大賞受賞作)
リンドグレーンによる『 ⇒名探偵カッレくん』、『カッレくんの冒険』、『名探偵カッレとスパイ団』
ストックホルム出身の人物
ユーハン・ヘルミク・ルーマン(後期バロック音楽の作曲家)
アルフレッド・ノーベル(ダイナマイトの発明者)
ヴァン・ヴァルフリート・エクマン(海洋物理学者)
建築 ストックホルム市庁舎から西のメーラレン湖方向を望む。ガムラスタンストックホルム宮殿
ガムラスタン (Gamla Stan) - 旧市街。
王宮 (Kungliga Slottet) - 内部は博物館、正午に衛兵交代式が行われる。
国会議事堂 (Riksdagshuset)
大聖堂 (Domkyrkan)
ユダヤ教会
騎士の家 (Riddarhuset)
ユールゴーデン (Djurgarden)
グローナルンド遊園地
ローゼンダル宮殿 (Djurgarden)
リッダルホルム教会