1977年、イギーは再びボウイと組んでソロ・デビュー。バンドでは得られなかった商業的成功を手にする。
1997年、イギーがミックスをやり直した『ロー・パワー』を新たにリリースした。これはボウイによるミックスに対する不満の声に応えたもので、イギー自身が「どの曲も音が全部振り切れるくらいボリュームを上げて、すごく激しいミックスになった」と語る仕上がりになっている[12]。
再結成 - メンバーの死去 - 活動停止(2003年 - 2016年)USAシカゴ公演(2007年)
2003年、イギーとロン、スコットの3人に、元ミニットメンのマイク・ワットをベーシストとして加え、29年ぶりに再結成。後に、スティーヴも参加。
2007年、34年ぶりのアルバム『ザ・ウィヤードネス』を発表。
2009年1月6日、ロン・アシュトンが死去(数日前に心臓発作で斃れたものと推定された)[13]。
2010年、『ロックの殿堂』入りを果たす。授賞式でのプレゼンターはグリーン・デイのビリー・ジョー・アームストロングが務めた。
2011年、スコットが脳卒中で倒れ離脱、代わりにイギーのソロ作品に共演経験のあるトビー・ダミットが参加。
2013年4月、6年ぶりの新作『レディ・トゥ・ダイ』を発表。亡くなったロンに代わり、ジェームズ・ウィリアムソンが約40年ぶりに復帰[14]。
2015年10月11日、スティーヴ・マッケイが死去[16]。
2016年にジェームズは、もはやバンドは機能していないことを明かし、解散宣言のない事実上の活動停止を公表。イギー自身はソロ活動にシフト。
2017年、ストゥージズのドキュメンタリー映画『ギミー・デンジャー』が公開[17]。 「ローリング・ストーン誌の選ぶオールタイム・ベスト・アルバム500」において、『ファン・ハウス』が191位[18]、『ロー・パワー』が128位[19]にランクイン。特に『イギー・ポップ・アンド・ストゥージズ』は、「オールタイム・ベスト・デビュー・アルバム100」と共に、それぞれ185位[20]と66位[21]にランクイン。 セックス・ピストルズ、ダムド、ピート・ドハーティ、スレイヤー、デフ・レパード、ソニック・ユース、ガンズ・アンド・ローゼズ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、サウンドガーデン、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンなど、後世の名立たるバンドやミュージシャンに影響を与え、彼らにこぞってカヴァーされている。特にジャック・ホワイトは『ファン・ハウス』、ジョン・ライドンとカート・コバーンは『ロー・パワー』をベスト・アルバムに挙げている。
メンバー
最終ラインナップ
イギー・ポップ(Iggy Pop) - ボーカル(1967年 - 1974年、2003年 - 2016年)
ジェームズ・ウィリアムソン(James Williamson) - ギター(1970年 - 1974年、2009年 - 2016年)
マイク・ワット(Mike Watt) - ベース(2003年 - 2016年)
トビー・ダミット(Toby Dammit) ? ドラムス(2011年 - 2016年)
イギー・ポップ(Vo)2012年
ジェームズ・ウィリアムソン(G)2012年
マイク・ワット(B)2013年
スティーヴ・マッケイ(Sax)2014年
旧メンバー
ロン・アシュトン(Ron Asheton) - リードギター(1967年 - 1971年、2003年 - 2009年)、ベース(1972年 - 1974年)※2009年死去
スコット・アシュトン(Scott Asheton) - ドラムス(1967年 - 1974年、2003年 - 2011年)※2014年死去
デイヴ・アレクサンダー(Dave Alexander) - ベース(1967年 - 1970年)※1975年死去
ビリー・チータム(Bill Cheatham) - ギター(1970年)※1990年代死去
ジーク・ゼトナー(Zeke Zettner) - ベース(1970年)※1973年死去
スティーヴ・マッケイ(Steve Mackay) - サックス(1970年、2003年 - 2015年)※2015年死去
ジミー・レッカ(Jimmy Recca) - ベース(1971年)
ワーレン・クレイン(Tornado Turner) ? ギター(1973年)
ボブ・シェフ(Bob Sheff) ? キーボード(1973年)
スコット・サーストン(Scott Thurston) ? キーボード(1973年 - 1974年)
影響