スター・ウォーズ/フォースの覚醒
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116億3000万円 [3]
前作スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
次作スター・ウォーズ/最後のジェダイ
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『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(原題:Star Wars: The Force Awakens)は、2015年アメリカスペースオペラ映画。J・J・エイブラムスが監督・共同脚本・製作を務め、ルーカスフィルムとエイブラムスの製作会社バッド・ロボット・プロダクションズが製作し、ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズが配給した。『ジェダイの帰還』(1983年)に続く「スター・ウォーズ」続三部作(シークエル・トリロジー)の第1作目であり、「スカイウォーカー・サーガ」の7作目にあたる。
概要

旧三部作の後日談に相当する物語であり、ルーク・スカイウォーカーダース・ベイダーアナキン・スカイウォーカー)を暗黒面から救い出し、アナキンと共にダース・シディアスを倒してから約数十年後の世界が舞台となっており、ルークによって壊滅された銀河帝国の残党が結成した『ファースト・オーダー』とそれに抵抗するためにルークの妹であるレイア・オーガナを中心に結成された『レジスタンス』が戦いを繰り広げる模様が描かれ、それらの戦いにひょんなことから関わっていく事になるレイの動向やファースト・オーダーを表立って先導する役割を担う、ダース・ベイダーの孫に当たるカイロ・レンとの関わりが描かれる。

ウォルト・ディズニー・カンパニールーカスフィルム買収後に製作した、初の本シリーズの映画である。

アメリカ(MPAA)では、前作『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』同様PG-13(13歳未満の鑑賞には、保護者の強い同意が必要)に指定された[4]
ストーリー

遠い昔、はるか彼方の銀河系で...。

エンドアの戦いから約30年後。最後のジェダイの騎士ルーク・スカイウォーカーが姿を消した。その間に帝国軍の残党から新たに“ファースト・オーダー”が台頭し、再び銀河に脅威をもたらすと同時に彼の抹殺を計画していた。彼の双子の妹であるレイア・オーガナ将軍は、新銀河共和国の支援の下で独自の軍事組織“レジスタンス”を指揮してファースト・オーダーに立ち向かうと共に、彼の行方を捜索していた。

ルークの居場所を示す地図を入手するため、レジスタンスのパイロットである“ポー・ダメロン”は、相棒のドロイドの“BB-8”と砂漠の惑星ジャクーにいる探検家の“ロア・サン・テッカ”を訪れる。ポーは彼から地図を受け取るが、間もなく“カイロ・レン”や“キャプテン・ファズマ”が率いるファースト・オーダーの軍隊が村を襲撃してくる。ポーは、惑星ジャクーに来る時に乗ってきた愛機のXウイングにBB-8と乗り込み、地上から離陸し脱出しようとするが、2人のストームトルーパーに見つかってしまい、ブラスターの射撃でXウイングの後部を破壊され、離陸することが出来なくなってしまう。逃げられなくなったポーは、相棒のBB-8に地図のデータを託して遠くへ逃げるよう指示する。探検家のテッカはレンにライトセーバーで斬り殺され、ポーは携帯していた自分のブラスターでレンに立ち向かうが、レンを狙って放たれたビームは彼が使う強力なフォースの力で止められ、ポーはファースト・オーダーの捕虜になりスター・デストロイヤーに連行されてしまう。その後レンの命令により、集められた無抵抗の村人たちはストームトルーパーたちに虐殺される。一方、戦友の死や村人たちの虐殺に衝撃を受けたファースト・オーダーに所属している一人のストームトルーパー“識別番号 : FN-2187”は、帰還したスター・デストロイヤーの格納庫デッキで自分のマスクを外して動揺を鎮めようとするが、上官のファズマにとがめられて、出頭をするように命令される。

一方、砂漠の惑星ジャクーのゴミ漁り(廃品回収業者)である“レイ”は、夕方に日陰のAT-ATで夕食を食べていると、砂漠を徘徊していたBB-8の電子音を聞きつけ、同業者の“ティードー”に網で捕えられたBB-8を発見する。彼女は網を切りティードーからBB-8を解放すると、BB-8と一緒に行動することとなった。

その頃、ポーは独房でレンから拷問を受けるが、ルークの所在を示す地図の在りかを答えるのを拒み続ける。最終手段としてレンは、フォースの力を使ってポーの意識の中を探り、ドロイドのBB-8が地図を持っていることを知る。その後“ハックス将軍”に部下のストームトルーパーを使い、BB-8の早期発見の捜索を命じる。

翌日にレイは、廃品をジャンク屋の商人の“アンカー・プラット”に売りに行った際に、彼からBB-8を渡すよう唆されるが断る。

一方、自分の立場を失って追い詰められたFN-2187はファースト・オーダーからの脱走を決意し、捕虜として監禁されていたポーを仲間にバレないように密かに独房から救出すると、2人でスター・デストロイヤーの格納庫デッキに待機してあるTIEファイターを強奪し、スター・デストロイヤーから脱出する。その最中にポーは、新しい相棒であるFN-2187のことを“フィン”と名付け、二人はお互いに自己紹介をし仲良くなる。しかし、追手のミサイル攻撃を受けたTIEファイターはジャクーへ墜落してしまう。TIEファイターに乗っていた2人は、墜落時に離れ離れになり、フィンは緊急脱出装置で機体から射出され、ポーは自力で脱出していた。フィンは墜落時に残されていたポーが着ていた上着を着ると、砂漠を放浪の末、レイとBB-8に出会う。BB-8がポーが着ていた上着に気付いたため、フィンはポーと出会ったことを明かし、とっさに「俺はレジスタンスのメンバーだ。」とウソをつく。そこにBB-8を捜索していたファースト・オーダーのストームトルーパーと、上空にはTIEファイターが現れ、2人とBB-8を攻撃してくる。逃げるレイたちは成り行きで、廃品置き場に留置されていたポンコツ船のミレニアム・ファルコン号に乗り込み、追手を振り切ってジャクーを脱出する。危機を脱した2人とBB-8だが、ファルコン号は謎の大型貨物船のトラクター・ビームに捕獲される。2人は覚悟を決めるが、大型貨物船からファルコン号の船内に乗り込んできたのはファルコン号の元所有者のハン・ソロチューバッカの2人だった。ファルコン号をジャンク屋のプラットにダマし取られていたソロたちは、大型貨物船“エラヴァナ”を使って密輸稼業を営んでいたのだった。そんな中、“バラ・ティク”率いる“グアヴィアン・デスギャング”と、“タス・リーチ”率いる悪名高い犯罪組織“カンジクラブ”が船内に乗り込んで来て、借金を取り立てるためにソロを捕らえようとする。レイは彼らを隔壁で止めようと試みるが、ソロが捕獲した3匹の“猛獣ラスター”を誤って解き放ってしまい、船内は大混乱に陥る。その混乱に乗じて、4人はファルコン号で脱出する。だが、グアヴィアン・デスギャングのバラ・ティクはBB-8がソロの元にいることをファースト・オーダーに密かに通報してしまう。

一方、ファースト・オーダーを率いる“最高指導者スノーク“は、レンに対して光と闇のフォースが覚醒したことを告げ、光の誘惑と決別するために実の父親を殺さなければならないと試練を与える。

4人はBB-8の地図を見て、それが不完全なものであることを知る。ルークのことをもっと知りたいフィンとレイに、ソロはエンドアの戦いの後のルークの足跡を語る。ルークはジェダイ騎士団の再建を試みたものの、弟子の一人の少年がフォースの暗黒面に落ちて裏切り、ルークがそれまでに築いた全てをダメにしてしまった。そして噂では、ルークはジェダイ最古の寺院を探す放浪の旅に出たというのだ。

ソロたちはジャングルと密林に覆われた“惑星タコダナ”へ赴き、友人である酒場の主人の“マズ・カナタ”に助けを求める。酒場の店内にいたスパイが、レイたちがタコダナに隠れていることをファースト・オーダーに密かに通報する。

その頃、苦悩するレンは旗艦にある自室に戻り、約30年前、ルークによって火葬された自身の祖父であるダース・ベイダーのマスクの前にひざまずきながら、光の誘惑を感じた旨を吐露する。

ソロはBB-8をレジスタンスに届けるようマズに頼むが、マズはソロ自身が行うべきだと助力を拒否する。また、ファースト・オーダーの恐ろしさを知るフィンは銀河辺境への逃走を望み、レイと衝突する。最終的にフィンは自分が元ストームトルーパーの脱走兵であることを明かし、その場を立ち去る。酒場に残されたレイは突如聞こえた不思議な声を追いかけてBB-8と地下の貯蔵室へ入ると、英雄アナキン・スカイウォーカーと彼の息子ルークが使っていたライトセーバーを見付ける。


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