2012年10月に米娯楽大手のウォルト・ディズニー・カンパニーが、本シリーズの生みの親で知られるジョージ・ルーカス監督が設立した映画会社「ルーカスフィルム」を40億5000万ドル(約3200億円)で買収すると発表した。ディズニーは『スター・ウォーズ』に関する権利も同時に取得し、新たな3部作「エピソード7・8・9」の製作と、その第1章である『エピソード7』を2015年に公開することを明らかにした。
監督はアクション、ドラマ、サイエンス・フィクションといったジャンルの作品でよく知られ、スター・ウォーズ・シリーズのファンであるJ・J・エイブラムス で、自らがプロデューサーも務めた。
共同でプロデューサーを務めるのはエイブラムスの長年の相方ブライアン・バークと、ルーカスフィルム社長のキャスリーン・ケネディ[15]。
脚本は、『エピソード5/帝国の逆襲』・『エピソード6/ジェダイの帰還』の共同脚本家ローレンス・カスダン[16][17]。
もともとはオスカー脚本家のマイケル・アーント が脚本も書く予定で40?50ページ分のあらましを書いたが、2013年11月にエイブラムスとローレンス・カスダンに引き継がれた。
その後、ルーク・スカイウォーカー、レイア・オーガナ、ハン・ソロが物語の中心になると報じられ、2014年1月下旬にはエイブラムスが脚本の完成を報告している。
本シリーズの生みの親であるジョージ・ルーカスは、当初、総指揮的な立場として参加する予定だったが、自身のプロットをディズニー側から拒否され、最終的に製作現場から退いた。
原語の副題『The Force Awakens』は、現地時間の2014年11月6日にSTAR WARS公式Twitterアカウントなどで正式に公表された[18]。邦題『フォースの覚醒』は日本時間の2015年1月1日0時に発表[19]。シリーズのタイトルには、国際的に「エピソード7」が含まれていないが、オープニングクロールにおいては「EPISODE VII」の表記が入っている。 ルーカスは、ルーカスフィルム売却時に本作のあらましをディズニー社会長のボブ・アイガーに提出している[20]。 また、過去35年間においてルーカスは続編のヒントを以下のように公開してきた。
背景
「R2-D2とC-3POは全9エピソードに出演する唯一(唯二)のキャラになる」(1980、1981、1983年の発言)[21]
「その三部作は銀河共和制の再建をあつかう」(Lucas in 1980).[22]。
「年代記みたいなものだよ。一群の人間たち、家族の物語だ」 (Lucas in 1980).[21]
「ルークが女性とロマンチックな関係になるだろうな」(Lucas in 1988).[23]
「メインテーマは倫理的・哲学的問題になるだろう。倫理的な選択、善悪を判断する知恵、正義、葛藤、学んだことを越えること」(Lucas in 1983 and 1989).[24]