スター・ウォーズ/フォースの覚醒
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原語の副題『The Force Awakens』は、現地時間の2014年11月6日にSTAR WARS公式Twitterアカウントなどで正式に公表された[18]。邦題『フォースの覚醒』は日本時間の2015年1月1日0時に発表[19]。シリーズのタイトルには、国際的に「エピソード7」が含まれていないが、オープニングクロールにおいては「EPISODE VII」の表記が入っている。
背景

ルーカスは、ルーカスフィルム売却時に本作のあらましをディズニー社会長のボブ・アイガーに提出している[20]

また、過去35年間においてルーカスは続編のヒントを以下のように公開してきた。

R2-D2C-3POは全9エピソードに出演する唯一(唯二)のキャラになる」(1980、1981、1983年の発言)[21]

「その三部作は銀河共和制の再建をあつかう」(Lucas in 1980).[22]

「年代記みたいなものだよ。一群の人間たち、家族の物語だ」 (Lucas in 1980).[21]

「ルークが女性とロマンチックな関係になるだろうな」(Lucas in 1988).[23]

「メインテーマは倫理的・哲学的問題になるだろう。倫理的な選択、善悪を判断する知恵、正義、葛藤、学んだことを越えること」(Lucas in 1983 and 1989).[24]

ハミルフォードフィッシャーは60歳代か70歳代として登場するだろう」(Lucas in 1983).[24]

撮影

2014年2月11日、エイブラムス監督が6ヶ月の撮影スケジュールを発表した[25]

エイブラムス監督の要望により、異星人やドロイドは極力CGを使わず特殊メイクアニマトロニクスにより撮影され、背景もロケやセット撮影が行われている。またデジタル撮影でなく35mmフィルムによる撮影が行われた。

6月、ハン・ソロ役のハリソン・フォードがイギリスのスタジオで撮影中にファルコン号船内セットの金属扉の誤動作で左脚を負傷した。フォード側はディズニー子会社の映画制作会社を安全性の不備で訴え、2016年10月に160万ポンド(約2億円)を支払う判決が下された。
キャスティング

ハミルは2013年2月に「打診はあったよ。興味はあるかってね。まだ契約はしてない」と発言している[26]

2013年3月、ルーカスがインタビューで「三人とはもう契約した。ってこんなこと言っていいのかな。交渉は最終段階で、上手く行ったかどうかは伏せとくよ」と述べており、キャリー・フィッシャー、ハリソン・フォード、マーク・ハミルが出演することが明かされた[20]

2013年3月、フィッシャーは「契約した」とはっきり発言しているが[27]、これが報じられると彼女の代理人は彼女がジョークを言っただけだとした[28]

2013年9月、ハミルの友人で俳優のロバート・イングランドは「マークはジムに通って鍛えてる。ルーク・スカイウォーカーだからね。腹筋をやらされてるよ」と発言している。ハミルとフィッシャーには栄養士トレーナーが付いている。製作陣はフォードの体型には満足している[29]

2013年11月19日、製作陣はR2-D2が「出演」することを発表した[30]

2014年1月、俳優ジェシー・プレモンスがルークの息子「ベン・スカイウォーカー」を演じることが噂された[31][32]が、1月19日、プレモンスは否定[33]。しかしエイブラムス監督はプレモンスと会って読み合わせをしたことを認め、「彼は交渉中の一人だ」とした[34]。だが結局プレモンスは出演しなかった。

2014年4月29日、出演者のメンバーが正式に発表された。
公開

2013年11月、公開日が2015年12月18日であることが発表された[35]

2014年3月、ウォルト・ディズニー・カンパニーは「『エピソード7』はIMAXで公開する」と発表している[36]

2015年10月、日本においては公開日のほか、全国で本作を上映する映画館すべての初上映時間が「午後6時30分開始」と厳密に定められた[37](その他の地域の初上映時刻については本項の冒頭に記載)。

配給会社が変更されたため、恒例の20世紀フォックスファンファーレは流れないが、ディズニーロゴは世界観保持のためオープニングには表示されない。エンドクレジットでもディズニーロゴは登場しなかったが、ウォルト・ディズニー・レコードのロゴはエンドクレジットに登場した。

日本語吹き替え版での旧3部作のキャラクターは、多くの映画で行われているタレントの吹き替えを排除し、ソフト版の声優陣が再結集して当時と同じ役を演じている。なお、日本語吹き替え版のキャストは事前に発表されるケースが多いが、方針のためなのか、公開当日まで発表しない態勢をとった。

2016年3月25日をもって、全劇場・全スクリーンでの上映を終了した[38]
プロモーション

日本国内では2015年
8月2日からの青森ねぶた祭に合わせ、ディズニー・ジャパンから制作依頼を受けた青森の若手ねぶた師が、ヨーダやダース・ベイダーなどの人気キャラクターと本作が初登場の人物を含む4台のねぶたを作成した。当初ディズニー・ジャパンはねぶた祭期間中の運行を希望していたが、地元側が宣伝色が強く伝統にそぐわないと難色を示し、スポンサー企業の広告に使われる同年8月1日からの『前ねぶた』での運行となった[39][40]

全日本空輸(ANA)は、「ANA STAR WARS PROJECT」を展開し[41]、2015年10月からR2-D2の特別塗装を施した国際線仕様のボーイング787-9や、R2-D2と本作から登場するBB-8を施した国内線仕様のボーイング767-300などの特別塗装機を就航させている[42]

南海電気鉄道は2015年11月21日から2016年5月8日まで、特急ラピートの特別仕様車『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』号(50000系電車第5編成を使用)をなんば駅 - 関西空港駅間にて運行した[43]


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