スター・ウォーズ_エピソード4/新たなる希望
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1989年には、アメリカ議会図書館フィルム保存委員会により永久保存映画に選定された[7]。同年から始まった当制度のリストに登録された最初の作品の一つで、その中で最も新しい作品だった。
ストーリー

遠い昔、はるか彼方の銀河系で…。

ジェダイ騎士団と旧銀河共和国が滅亡して久しい時代、かつて平和だった銀河系銀河帝国による圧政下にあった。

そんな中、銀河帝国の支配に抵抗する反乱同盟軍が秘密基地より奇襲を仕掛け、その戦いの最中に反乱軍のスパイが、帝国軍が完成させたばかりの宇宙要塞であるデス・スター設計図のデータを盗み出すことに成功した。皇帝の弟子であるシスの暗黒卿ダース・ベイダーは、設計図奪還と反乱軍の本拠地の早期発見を命じられる。

反乱軍の指導者の一人レイア・オーガナ姫は、惑星オルデランへ帰還の途上だったが、帝国軍のスター・デストロイヤーに襲撃され、輸送船は拿捕される。激しい戦闘の最中、レイアは養父ベイル・オーガナ元老院議員の友人のオビ=ワン・ケノービに助けを求めるべく、ドロイドR2-D2に救援メッセージとデス・スターの設計図を託し、R2は相棒のC-3POと共に船から脱出することに成功する。

R2-D2とC-3POは、砂漠の惑星タトゥイーンに漂着する。原住種族のジャワに捕獲されて売りに出された2体は、農場の主人オーウェン・ラーズベルー夫妻と甥の農場手伝いの青年ルーク・スカイウォーカーに購入された。ルークによって整備されたR2は、ふとした拍子にレイアのメッセージを再生してしまう。R2は夜中にラーズ家を抜け出し、単身でオビ=ワンにそのメッセージを届けようとするが、後を追ったルークらと共に危険な原住種族サンドピープルの襲撃に遭う。しかし、近所に住む老人ベン・ケノービに助けられる。

実はベンこそが、名を変えて隠遁していたジェダイの騎士のオビ=ワンであった。彼はルークらを自宅へ招くと、ルークに彼の父の形見であるライトセーバーを渡し、銀河共和国の守護者であったジェダイ騎士団について、自身と同じく騎士だったアナキンについて、ジェダイの騎士の力の源たるエネルギーのフォースについて、そして皇帝の側に付いてジェダイ騎士団を裏切り、アナキンはじめ多くのジェダイ達を殺害した元弟子ベイダーの過去を話す。そしてオビ=ワンは、レイアのメッセージを受けて、彼女の故郷の惑星オルデランへの旅へルークを誘うが、彼は叔父が許してくれないと断り、オビ=ワンを近くの町まで送ろうとする。その途中、ルークらはドロイドを売ったジャワたちが帝国軍に襲撃された現場を見て家の危機を察知し農場へ駆け戻るが、時既に遅く、オーウェンとベルーはストームトルーパーによって惨殺され、農場は焼き払われていた。もはやタトゥイーンに留まる理由を無くしたルークは、父のようにジェダイの騎士になることを誓って、オビ=ワンとオルデランへ行くことを決意する。一行はモス・アイズリー宇宙港で密輸業者のハン・ソロチューバッカを雇い、彼らの宇宙船ミレニアム・ファルコンで帝国軍の追跡を振り切ってハイパースペースにジャンプし、オルデランへ向かう。

同じ頃、帝国軍に囚われの身であったレイアは、ベイダーによる執拗な尋問にも頑強に抵抗していた。業を煮やしたデス・スター司令官ターキン総督は、反乱軍の秘密基地の所在を吐かねば故郷オルデランを破壊すると脅し、レイアはやむなく既に放棄された反乱軍の基地の所在を教えるが、ターキンは反乱軍への見せしめとして、オルデランをデス・スターの究極兵器であるスーパーレーザーで破壊してしまう。その瞬間、ファルコンの中でルークにフォースを教えていたオビ=ワンは、フォースに異常な乱れが起きたことを感じた。彼らが到着した時には既にオルデランは星屑と化しており、付近にあったデス・スターを衛星だと勘違いしていた一行は、トラクター(牽引)ビームによって捕らえられてしまう。

ルークたちはファルコンの密輸用の二重床に隠れて捜索をやり過ごし、ストームトルーパーの装甲服を奪って変装すると、管制室へ潜入する。R2にデス・スターのコンピューターから情報を引き出させ、トラクタービームは複数の電源のうち1つを切るだけで停止することを知ると、オビ=ワンは一人で電源を切りに向かった。その後、R2の解析により、レイアがここに監禁され、処刑を待っていることが分かり、ルークはソロとチューバッカを説得し救出に向かう。帝国軍の猛追を受けながらも、3人はレイアの救出に成功し、ファルコンへと急ぐ。トラクタービームの電源を切ったオビ=ワンは、ファルコンの目前でベイダーと再会、ライトセーバーを交える。ファルコンへ乗り込もうとするルークたちを見たオビ=ワンは、何かを悟ったかのように笑みを浮かべ、ライトセーバーの構えを解く。直後、ベイダーのライトセーバーがオビ=ワンの胴体を切り払うが、彼の肉体は消滅した。

TIEファイターの追撃を振り切り、ファルコンはレイアの案内で反乱軍の基地のあるヤヴィン第4衛星へたどり着く。デス・スターの設計図を解析した結果、「デス・スターの武装は対艦隊戦を想定したものであり、小型宇宙戦闘機であれば砲火を掻い潜れる」ほか、「反応炉の排熱口が外面に直結している」という構造上の弱点が判明し、その排熱口よりプロトン魚雷を反応炉まで撃ち込み、連鎖反応で要塞そのものを破壊する作戦が立案される。その頃、ファルコンに追跡装置を仕掛けた上でわざと逃がしていた帝国軍は、ついに基地の位置を突き止め、デス・スターの圧倒的な力をもって星ごと破壊せんと進撃する。ルークはスクランブルする反乱軍のレッド中隊に加わり、R2を相棒にパイロットとしてXウィングに乗り込み戦場へ向かうが、礼金を受け取ったソロとチューバッカが早々に基地を立ち去ろうとする姿を見て幻滅する。

反乱軍のパイロットたちは、果敢にデス・スターに攻撃を挑むも、対空砲火を掻い潜っての直径2メートルしかない排熱口への攻撃は困難を極め、ベイダー自ら率いるTIEファイター部隊により、次々と撃墜されていく。デス・スターの攻撃開始が迫る中、遂に最後の攻撃担当となったルークは、内なるオビ=ワンの声に従って自動照準装置に頼らず、フォースの導きにより目標を捉えようとする。しかし背後から迫るベイダーにより僚機を失い、R2も攻撃で損傷、デス・スターはヤヴィン第4衛星を射程に捉え、絶体絶命と思われたその時、突如TIEファイターが撃破された。立ち去ったと思われたソロがファルコンで戻ってきたのであった。これに慌てたベイダーの僚機がフォーメーションを乱して接触、勢いでベイダーは要塞の外へ弾き出される。危機を脱したルークは見事プロトン魚雷を排熱口に撃ち込み、スーパーレーザーが発射される寸前にデス・スターは大爆発、宇宙の藻屑と消えた。大仕事を成し遂げたルークに、オビ=ワンは常にフォースが共にあることを語りかける。

戦いの後、反乱軍の勝利式典が開かれ、ルーク、ソロ、チューバッカの3人はレイアから勲章を授与され、英雄として万雷の拍手と賞賛を受けた。
キャスト

ルーク・スカイウォーカー - マーク・ハミル

ハン・ソロ - ハリソン・フォード

レイア・オーガナ - キャリー・フィッシャー

ダース・ベイダー - デヴィッド・プラウズ(演)&ジェームズ・アール・ジョーンズ(声)

オビ=ワン・“ベン”・ケノービ - アレック・ギネス

C-3PO - アンソニー・ダニエルズ

R2-D2 - ケニー・ベイカー(演)

チューバッカ - ピーター・メイヒュー

ターキン総督 - ピーター・カッシング

オーウェン・ラーズ - フィル・ブラウン

ベル・ホワイトスン - シラー・フレイザー

ボバ・フェット - ジェレミー・ブロック

グリード - ポール・ブレイク、マリア・デ・アラゴン

ストームトルーパー - ローリー・グード

サンドトルーパー - アンソニー・フォレスト

レッド・リーダー(ガーヴェン・ドレイス) - ドリュー・ヘンレイ

ゴールド・リーダー(ジョン・“ダッチ”・ヴァンダー) - アンガス・マッキネス

ウェッジ・アンティリーズ - デニス・ローソン

ビッグス・ダークライター - ギャリック・ヘイゴン


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