スター・ウォーズシリーズ
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開発の様々な段階で、続3部作は共和国の再建、旧三部作のオビ=ワンのような役割でのルークの復帰、ルークの妹(レイアとはまだ決まっていない)、ハン、レイア、R2-D2とC-3POに焦点を当てる予定だった[31][32][33]。しかし、新三部作の制作を始めた後、ルーカスは『スター・ウォーズ』は6部作であることを意味し、続三部作は存在しないと主張した[34][35]

2011年に入り、ルーカスは『スター・ウォーズ』の新しい映画作品について仕事を始めた。2012年にウォルト・ディズニー・カンパニールーカスフィルムを買収してスター・ウォーズシリーズの著作権を取得[36]、配給会社も20世紀フォックスからウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズに変更され、新体制での再スタートとなった。2015年に『フォースの覚醒』、2017年に『最後のジェダイ』、2019年に『スカイウォーカーの夜明け』が公開され、本来想定されていた九作で完結した。

買収後のルーカスフィルム社長にはキャスリーン・ケネディが就任。作品自体は引き続きルーカスフィルムが製作するが、ルーカス本人は今までのように製作総指揮は行わず、製作現場から退き「クリエイティブ顧問」という特別な役職に就任した[37]。マーク・ハミルはディズニーの制作について、「ルーカスの構想していたのとは大きく異なるものだ」と言及した[38]。また、20世紀フォックスが永久的配給権・販売権を所有する『エピソード4』を除いて、オリジナル&プリクエル・トリロジーの同権利も2020年5月にディズニー/ルーカスフィルムに移行する予定になっていた。2013年に親会社(ニューズ・コープ)の分社化により21世紀フォックスが設立され、20世紀フォックスは傘下となり、その後2017年12月14日にウォルト・ディズニー・カンパニーは21世紀フォックスのエンターテインメント部門を総額661億ドル(7兆4000億円)で買収することに最終合意したと発表。これにより『スター・ウォーズ』全ての権利を完全にディズニー/ルーカスフィルムが有することとなった[39]

公開年タイトル監督
2015年スター・ウォーズ/フォースの覚醒(エピソード7)J・J・エイブラムス
2017年スター・ウォーズ/最後のジェダイ(エピソード8)ライアン・ジョンソン
2019年スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(エピソード9)J・J・エイブラムス[注釈 3][40][41]

デジタル3D版

2010年に本シリーズの『エピソード1〜6』のデジタル3D化が発表された[42]。そのためのデジタル3D変換技術の開発がイン・スリー社において行われたが、これは人物や背景などのシーン中の全対象物の3次元形状を3DCGモデルで再現し、そこに元映像をマッピングして3Dレンダリングするという非常に手間のかかるもので[43]コストの問題が解決出来ずキャンセルされ、ルーカスとILMの監修の下プライム・フォーカス社においてデジタル3D変換が行われることになった[44]

2012年には『エピソード1/ファントム・メナス』のデジタル3D版が公開され、以後『エピソード2〜6』のデジタル3D版がエピソード順に公開される予定だったが、同年10月にウォルト・ディズニー・カンパニーがルーカスフィルムを買収し、続三部作(シークエル・トリロジー)の製作を決定したためそちらに尽力することとなり、デジタル3D版の公開は事実上の凍結状態となっている。この影響で日本でも『エピソード1/ファントム・メナス』のデジタル3D版公開終了後に3D版Blu-ray Discの発売が予定されていたが中止となった。全世界の映画館での興行公開は現在も行われていないものの、『エピソード2/クローンの攻撃』のデジタル3D版は2013年7月26日から7月28日ドイツのメッセ・エッセンで開催された「スター・ウォーズ セレブレーション ヨーロッパU」にてイベント上映され[45][46]、『エピソード3/シスの復讐』のデジタル3D版は2015年4月16日から4月19日にアメリカのカリフォルニア州アナハイムで開催された「スター・ウォーズ セレブレーションアナハイム」にてイベント上映されている[42][47]
アンソロジー・シリーズ

実写映画本編を補完する実写映画シリーズ。2013年、ルーカスフィルムがスター・ウォーズのメインストーリーとは別の劇場映画をいくつか製作すると報じられ[48]、2015年4月にアメリカのカリフォルニア州アナハイムで開催された本シリーズのオフィシャルファンイベント「スター・ウォーズ セレブレーションアナハイム」で、これらの実写映画スピンオフ作品群は「アンソロジー・シリーズ」のレーベル名の下で公開されることが明らかにされた[49](ただし、アンソロジーという言葉はどのタイトルにも使われておらず、代わりに宣伝用の「スター・ウォーズ・ストーリー(A Star Wars Story)」というサブタイトルが付けられている)。アンソロジー映画の一作目は、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』2016年12月に公開され、『エピソード4/新たなる希望』で紹介された帝国軍からデススターの設計図を入手した反乱軍に焦点を当て、評価でも、興行的にも成功を収めた。二作目の『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は、2018年5月に公開され、若き日のハン・ソロを中心に、チューバッカランドが脇役として登場した。評価はおおむね好評だったが、興行成績は振るわず、計画されていたオビ=ワン・ケノービボバ・フェットのスピンオフ映画に影響を及ぼした[14]

作品名公開日監督脚本製作製作総指揮
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー 2016年12月16日ギャレス・エドワーズクリス・ワイツ
トニー・ギルロイキャスリーン・ケネディサイモン・エマニュエル
ジョン・ノール
ジェイソン・マクガトリン
アリソン・シェアマー
ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー2018年5月25日
2018年6月29日ロン・ハワードジョナサン・カスダン


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