スタートレック:ローワー・デッキ
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

日本語メディアによっては「ロワー・デックス」と表記されることもある[1][2]
概要

本作は2380年(『ネメシス/S.T.X』の翌年)の惑星連邦を舞台に、宇宙艦隊所属艦の中で最も重要度が低いとされる宇宙艦U.S.S.セリトス(NCC-75567)[注釈 2]に勤務するクルーたちの中でもとりわけ重要度が低い、下部デッキ(Lower Decks)に居住する若い少尉たちの活躍を描いている[1][2]。舞台設定およびスタッフ・クレジットのようなフォーマットは『新スタートレック』からの強い影響に基づいている。

きわどいギャグが冴えるコメディ作品であるが、『スタートレック』の世界観を壊すことなく、熱心なトレッキーであればあるほど笑いを誘う内容となっている。なお、『新スタートレック』には第167話「若き勇者達(英語版)(原題:Lower Decks)」という、やはり下部デッキに所属する若い少尉たち4人にスポットを当てたエピソードがあるが、本作との関連性はない。

アメリカでは2020年8月6日からParamount+(旧称CBS All Access)で、カナダではBell Mediaが保有する放送局及び配信サービスで同日に公開された。日本を含むその他の地域では2021年1月22日からAmazonプライム・ビデオで公開されている。第2シーズンはアメリカ・カナダでは2021年8月12日より、日本を含むその他の地域では翌日の2021年8月13日より公開された。第3シーズンは、アメリカ・カナダでは2022年8月25日より配信され[3]、日本を含むその他の地域ではAmazonプライム・ビデオで翌日より配信されていたが、2023年8月29日に配信が終了している。第4シーズンは2023年9月7日から配信されているが[4]、日本での配信予定はたっていない。最終シーズンとなる第5シーズンの製作が決定している[5][6]
登場人物
レギュラー

※ 声の括弧内は日本語吹き替え。

ベケット・マリナー

声 - タウニー・ニューサム
(英語版)(小島幸子

U.S.S.セリトスに勤務する地球人女性。ユニフォームは赤で腕まくりしている。少尉→中尉。優秀ではあるが、日頃の奔放な言動から少尉に降格され、U.S.S.キトからU.S.S.セリトスに配属される。これまでにも配属先を転々としており、U.S.S.キト[7]の前はディープ・スペース・ナインに勤務しており、キラ・ネリス大佐やクワークとも面識がある。身贔屓を嫌ってフリーマン艦長の娘であることを隠していたが、第1シーズン終盤でセリトスのクルー全員に知られてしまう。

ケルヴィンタイムラインのスールー大尉やDISのスタメッツ中佐などと同様、近年のスタートレックのレギュラーキャラクターに見られる性的マイノリティーキャラクター。(元々マリナーはバイセクシャル設定で、アカデミー時代にアミナとデートしていた事もあると脚本家が明かしている。)

シーズン3からアンドリア人女性士官のジェニファー少尉と交際していたが、29話にて濡れ衣を着せられたマリナーをジェニファーが全く信じなかったため喧嘩になり、マリナーはそのまま第80宇宙基地に転属。疑惑が晴れてセリトスに戻ってきた際もジェニファーはマリナーに気づくが話しかけられず、マリナーの方も彼女を一瞥すらせず、風評に捉われず自身を気遣ってくれていたいつもの3人、ボイムラーとテンディ、ラザフォードの方へ直行する。

今回の一連の事件で艦隊に対する強い愛着を自覚し、これまでの自分の言動によってそれを失いかけた事も反省して一歩ずつ努力していくことを決めて、処罰の一環(21話)としてではなく自発的にランサム中佐の下につく事にする等、元々の優秀さに加えて人間的に成長していく姿勢も見られるようになってきている。

実写版ドラマシリーズ『スタートレック:ストレンジ・ニュー・ワールド』のシーズン2、第7話に登場した[8]

31話にて、中尉に昇進する。

39話にて、アカデミー時代、シトー・ジャクサと親友であった事と、彼女の死がマリナーの反抗的な言動のもとになっていた事が語られた。



ブラッドワード・ボイムラー

声 - ジャック・クエイド平野潤也


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:77 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef