スタートレック:ローワー・デッキ
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]
オリオン人の宇宙艦隊士官[注釈 4]およびレギュラーキャラクターの登場は初。悪役としての登場が多いオリオン人であるが、それに反して明るく真面目な性格で、奴隷商人等といったオリオン人に対するステレオタイプな偏見を嫌う。どんな任務もポジティブに捉え喜んで取り組むが、上司のドクターの評価を大袈裟に気にして落ち込むこともある。友情や愛情についても誠実な性格上、仲間との関係は良好で、特にラザフォードにはそれが高じて若干執着気味な描写が見られる。
シーズン3からは上級科学士官の訓練を開始する。
28話にて、ボイムラーが作成したホログラム映画プログラム内での出来事からいずれ艦長になりたいという目標を自覚するようになる。
30話の終盤において、ヴァルカン科学アカデミーから転属してきたティリン(19話「wej Duj」に登場)と一緒に上級科学士官訓練を行う事になり、喜ぶ様子が描かれる。
31話にて、中尉に昇進する。
サマンサン・ラザフォード
声 - ユージン・コルデロ(英語版)(最上嗣生)
U.S.S.セリトスの機関部門に勤務する地球人男性。ユニフォームは黄。少尉→中尉。生粋の機械オタクで頭部にサイボーグ・インプラントを装着している。主役級の少尉たち4人の中では比較的常識人で温厚であるが、たまにインプラントをいじって暴走することもある。
たまに暴走していた理由について、10年前の事故が元で頭部にインプラントが装着された時に記憶とともに封印された本来の人格が表に出ようとしていたからであることと、そこに謎の艦隊士官の計画が絡んでいる事が明かされる。10年前の人格は現在のラザフォードとは正反対の傲慢な性格であり、当初は現在の人格を否定していたが、レースを経て自分の過ちを自覚し、現在の自分に当時の記憶の断片を託して消滅する(第25話「2人の自分」)。
30話にて、謎の艦隊士官は少佐時代のブエナミーゴ提督であり、計画は自動航行艦であるテキサス級の艦用のAIを極秘に開発していずれそれをもって自分の名声を高めようとしたものであった事が判明する。実際にAIを開発したラザフォードがそれを覚えていては不都合なため、事故を装って大怪我を負わせた上でインプラントを移植し、記憶を封印した事も明かされる。その事実を利用し、囮を演じて撃沈寸前のU.S.S.ヴァン・シターズからセリトスに3隻の注意を引き付ける事に成功する。
31話では4人組の中で唯一昇進していなかったが、それは過去の英雄的ないくつかの功績で昇進はしたくないと本人が固辞していたためで、エンジニアとしての功績で昇進したいと本人が努力していたものの、ストレスで限界に達しつつあった彼を見かねたテンディが、ビラップスに彼にふさわしい昇進をさせるように依頼。ビラップスから即座に直々に改めて功績を認められて中尉に昇進する。
キャロル・フリーマン
声 - ドーン・ルイス(英語版)(磯辺万沙子)
U.S.S.セリトスの艦長を務める地球人女性。ユニフォームは赤。大佐。マリナーの母親。マリナーに対しては幼少時から厳しく接してきたため衝突が絶えないが、徐々に関係も改善し互いの立場を尊重するようにはなっている。夫でありマリナーの父親でもあるアロンゾ・フリーマン提督からは気難しい性格と見なされている。
29話において、過去のマリナーの言動から彼女の事を信じ切る事が出来ず、FNN(連邦ニュースネットワーク)のリポーターであるヴィクトリア・ヌーゼが知っていたセリトスで起きた出来事について全部彼女がバラしたと思い込み、一方的に第80宇宙基地への転属を命じるが、直後のニュースにて実はそれらの出来事は他の士官が取材時に無意識にバラしていた事であり、マリナーがそれに気が付いたため唯一セリトスや艦長自身についての良い面を話してくれていた事を知り、すぐにマリナーに連絡を取ろうとするが艦隊を辞めた後となる。
30話にて、彼女に自身の言動を謝罪し(マリナー自身も過去のいい加減な言動があっての事と理解していた)、和解。マリナー自身からのランサムを直属の上官とする申し出に快諾する。
ジャック・ランサム
声 - ジェリー・オコンネル(志村知幸)
U.S.S.セリトスの副長を務める地球人の男性[注釈 5]。ユニフォームは赤。中佐。趣味は筋トレで日頃から鍛錬に勤しんでいる。自身の雄弁と肉体美には自信があるようだが、たまに空回りする。
一見軽薄な言動が目立つが艦長への忠誠心やクルーへの愛情は本物であり、ボイムラーの艦隊士官としての真摯な姿勢やマリナーが本人なりに改心して勤務にあたるようになってきている事をさりげなく評価するなど、クルー各々に目を配っている。
29話にて艦長がマリナーの言い分を聞かず一方的に転属を決めた時も止めようとする等、基本的にクルー側の立場で行動する理念を持っている事がうかがえる。
本来優秀であるマリナーが自発的に彼を指導教官として選ぶ等、艦隊士官として優秀である描写もなされている。
シャックス
声 - フレッド・タタショア(後藤光祐)
U.S.S.セリトスの戦術・保安部長を務めるベイジョー人の男性。ユニフォームは黄。大尉。第1シーズン最終話で殉職するが、特に理由も明かされないままシーズン2で再登場している。マリナーやボイムラーによれば「生き返るのはブリッジクルーにはよくある」らしく驚くほどのことではないという。
タアナと交際関係にある。DS9の現司令官キラ・ネリス大佐とは旧知の仲。
30話において、(結果的に)自身の長年の夢であったワープコア排出を行う事が出来て、その機会を作ってくれたボイムラーに感謝して「子グマちゃん」の群れに彼も加えることを約束する。
ドクター・タアナ
声 - ジリアン・ヴィグマン(橘U子[9])
U.S.S.セリトスの医療部長を務めるカイト人[注釈 6]女性。
次ページ記事の検索おまかせリスト▼オプションを表示暇つぶしWikipedia
Size:77 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
担当:undef