2019年1月、スチュワートはシリーズのシーズン1が10話からなると語り[36] 、翌月には3シーズンを予定すると付け加えた[40]。シリーズは同年3月の段階ではStar Trek:Destinyと呼ばれていた[41]。しかし5月には、Star Trek:Picard が公式のタイトルとなった[42]。シーズン1のショーランナーはマイケル・シェイボンが務め、シーズン2ではアキヴァ・ゴールズマンとTerry Matalasが共同で務め、シーズン3ではMatalasが単独で務めた。 初期の脚本チームは2018年9月に作業し始め、2週間にわたってスチュアートと共同作業を行った[37][43]。すぐに脚本チームは拡張され[43]、12月までには8話からなるシリーズ構成となった[38]。シリーズの時代は2002年に公開された映画『ネメシス/S.T.X』の20年後に設定された[44] 。カーツマンは、2009年の映画『スター・トレック』で描かれたロミュラスの消滅によって、登場人物たちが大きく影響されると語った[35] 。スチュワートは、シリーズが一話完結ではなく連続したストーリーであり、『新スタートレック』の最終話とほぼ同じ時間軸であるにもかかわらず、髭は生やさないと言った[36]。 カーツマンは、シリーズの使命は、名誉退職した人物の心理面を描くことであり、スチュアートのような老齢の俳優を主人公にしたテレビドラマシリーズはあまり例がないと語った。登場人物たちは、深い谷間を抜けてロッデンベリーの楽観的なビジョンに向かう道を見つけなければならないと話した[45]。シーズン1では『ネメシス/S.T.X.』でのデータの死により影響を受けたピカードの内面と、ロミュラスの破壊の後に思うようにロミュラン人を救うことができず宇宙艦隊を退職した選択の結果を描く。シーズン2では、ピカードの過去の家族との関係と、彼が前に踏み出すことを妨げてきた事柄を描く。シーズン3では、ピカードだけでなく、他の『新スタートレック』の登場人物の退場を描く。 2018年8月の公式発表で、スチュワートがピカード役を務めることが発表された[10]。2019年3月、 サンティアゴ・カブレラとミシェル・ハード これまでのドラマシリーズ及び映画よりも先の未来を舞台にすることもあり、カーツマンはシリーズのデザインが派手なSF的なものではなく、はるか未来であるにもかかわらず、地道で現代のデザインにつながるものであると語った[46]。 撮影は2019年4月22日に、カリフォルニア州のサンタクラリタのスタジオで開始された[47][41]。2018年12月、トロントで撮影された『スタートレック:ディスカバリー』と異なりカリフォルニア州で撮影されることで、州から1560万ドルの税還付を受けた [48]。シーズン1の最初の3話はHanelle Culpepperによって監督された。Culpepperは『スタートレック:ディスカバリー』でも監督を務めている。
脚本
キャスティングパトリック・スチュワートはかつての役を再演する
デザイン
撮影