2019年の「サンディエゴ・コミコン」で、カーツマンは『スタートレック:ショートトレック』のシーズン2のうち3話ではエンタープライズの俳優が主役となると発表した。その俳優がスピンオフシリーズに出演することの障害にはならないとも述べた[27]。2020年1月、スピンオフの話し合いが始まっており、『ディスカバリー』から『ピカード』の共同ショーランナーに移っていたゴールズマンとアイデアを投げあっているところだと述べた。カーツマンはスピンオフがミニシリーズではなく複数シーズンに渡るシリーズになることが望ましく、『ディスカバリー』のシーズン2と『宇宙大作戦』でパイクが重傷を負っているシーンの間の7年間を描くものになるかもしれないと語った[28]。直後に、カーツマンは2つの企画が進行中であると語り[29]、3月にはそのうちの一つがパイクのスピンオフであると報道された[30][31]。
2020年5月、CBS All Accessは正式に『スタートレック:ストレンジ・ニュー・ワールド』を発注し、マウント、ローミン、ペックが『ディスカバリー』と同役を演じることになった[4]。カーツマンとゴールズマンに加え、ジェニー・ルメット(英語版)、ヘンリー・アロンソ・マイヤーズ,、 Heather Kadin、カーツマンの製作会社Secret HideoutのFrank Siracusa、John Weber、ジーン・ロッデンベリーの息子であるロッド・ロッデンベリー、そしてロッデンベリー・エンターテインメントのTrevor Rothが製作総指揮となった。Akela Cooper とDavy Perezも製作総指揮に加わった[4][32]。ゴールズマンは、カーツマンおよびルメットと共同で書いたストーリーに基づいて第一話の脚本を書き、マイヤーズとともにショーランナーとなった。ゴールズマンは引き続き『ピカード』の製作総指揮および共同ショーランナーをつとめた[4]。マイヤーズは、『宇宙大作戦』のパイロットは『ストレンジ・ニュー・ワールド』のパイロットでもあると言え、テレビ業界の歴史上、パイロットから正式シリーズ発注に要した最長期間だったとジョークにした[33]。
2020年9月、バイアコムCBSは”CBS All Access””がParamount+に改名されると発表した[34]。『ストレンジ・ニュー・ワールド』のシーズン2が企画中であると2021年11月に報道され[35]、『スタートレック』フランチャイズのエピソードの監督をしばしば務めるジョナサン・フレイクスが一か月後に確認した[36]。2022年1月、Paramount+は正式にシーズン2の製作を発表した[37]。ゴールズマンは、『宇宙大作戦』の時点に追いつくまでシリーズを続けたいと希望を述べ[38]、マウントはファンがパイクをジェイムズ・T・カークやジャン=リュック・ピカードと同等だと感じるまではシリーズを続けたいと語った[39]。