米国連邦国立研究センターとして次の3つの研究所が設置されている。
Center for Advanced Study in the Behavioral Sciences
The National Bureau of Economic Research
SLAC国立加速器研究所(SLAC National Accelerator Laboratory), Stanford Linear Accelerator Centerから名称変更
そのほかにも多くの研究所、ラボラトリー等を設置。
スタンフォード人工知能研究所(SAIL)
フーヴァー戦争・革命・平和研究所
スタンフォード大学フリーマン・スポグリ国際研究所
スタンフォード研究所 (SRI) は、大学本部の管理下にはなく、大学発のインキュベーションやベンチャー企業の支援を目的とした独立した組織として運営されている。 広さは3310ヘクタール(千代田区の3倍)で全米有数の大規模なキャンパスである。建物はカリフォルニア州の伝統に従いスペインコロニアル様式で統一されている。正門から入ると右半分には主に理科系の学部、左半分には主に文科系の学部が配置されており、学生は、右半分を「Techy(テッキー)」、左半分を「Fuzzy(ファジー)」などと呼んでいる。キャンパス内には学生の大半を収容できる学生寮があり、ゴルフ場や乗馬センター、丘陵地のハイキングコースなどもある。また、土地の商業的な賃貸も行っており、ショッピングセンターや企業リサーチパークがキャンパス内に立地している。 現役の学生がキャンパスを案内するキャンパスツアーが、大学のランドマークであるフーバータワーの対面に位置するビジターセンターを起点として、祝日等を除き、毎日午前と午後の2回行われている。大学の成り立ちやキャンパスのさまざまな建物にまつわるエピソードなどを聞きながら周る、約1時間のツアーである。また、大学新聞としてThe Stanford Dailyが発行されている。 キャンパスの大部分は自治政府の無い国勢調査指定地域だが、一部はパロアルト市とメンローパーク市に股がっている。国外にもキャンパスがあり、ドイツのボイテルスバッハ
キャンパス
批判・不祥事
2015年、スタンフォード大学の構内にある宿舎で開かれたパーティーで、スタンフォード大学の水泳部のスター選手の男子学生(当時20歳)が、女性を暴行する事件が起きた[27](英語版)。2016年、この男子学生は裁判で酒に酔った者への性的暴行、意識のない者への性的暴行、強制性交未遂の3件の罪で有罪評決を受けた[28]。検察は禁錮6年を求刑したが、判事は禁錮6カ月の刑と3年間の保護観察を言い渡した。軽い量刑となったのは、加害者側が富裕な名門大学の学生だったからだとする強い批判が起こり、大きな社会的注目を集めた[28]。その後、元男子学生は3ヵ月で刑務所を出所[29]。被害を受けた女性は裁判では匿名で証言していたが、のちに実名を公開して性被害の実態を訴え、量刑を決めた判事はカリフォルニア州で市民の弾劾運動が起きて罷免されている[30]。
2022年、神経学者だったテシエラビーン学長(英語版)の過去の論文に研究不正があると学内の学生新聞が報道。大学側は調査に乗り出し、2023年に学長の辞任に発展した[31]。調査によると、学長が著作権者に加わった5本の論文のうち少なくとも4本で、研究データの不適切な操作が行われていた[32]。テシエラビーンはアルツハイマー病などの研究に取り組んでいた著名な神経学者で、2000年代から研究不正の噂があったとされており、これを無視して学長就任を許した大学側の姿勢も批判された[33][34]。テシエラビーンは学長辞任後、教授として学内にとどまっている[31]。
エピソード
スタンフォード・ロー・スクール(SLS2005年、スティーブ・ジョブズが卒業式でスピーチした[35]。
2014年、ビル・ゲイツとメリンダ・ゲイツが卒業式でスピーチした[36]。
ARPANETのノードのひとつは、スタンフォード研究所 (SRI) に設置された。
GUIの研究開発における先駆者の一人であるダグラス・エンゲルバートは、SRIに勤務していた。
FM音源の合成方式は、この大学にて開発された。
コンピュータ関連企業の創業者に、この大学の出身者が多い。特にサン・マイクロシステムズのSUNの名前は、Stanford University Network に由来する。
Folding@homeの総本山でもある。
刑務所を舞台にしたスタンフォード監獄実験が行われたことでも有名。
2018年3月時点で、全米屈指の名門チームとして知られ、これまでの全米大学選手権での優勝数は全米大学チーム中最多の497回に上り、この内、NCAA (全米大学体育協会) 優勝数は全米大学チーム中最多の116回である。しかし、最人気競技のアメリカンフットボールでは、未だに年間全米ランキング1位になったことがない[要出典]。