ハリウッド映画と日本映画では、その産業規模の差、組合の有無など[注釈 3]、俳優組合(SAG-AFTRA)があり、スタントマンも加入できる。日本には同様の組合は存在しない[35]。環境・条件が異なるのでギャラの形態や[33]、傷害保険・労災保険などの面での違いがある。長らく労災問題改善に務めてきたアクション監督・殺陣師の高瀬将嗣によると、日本ではスタントマンは危険な職種のため労災が下りないのではなく、スタントマンは個人事業主とみなされるため労災が下りないと言われてきたという。近年は厚生労働省の認識の変化もあり、スタントチームの会社化(スタントマンの社員化)、作品ごとの掛け捨ての保険加入や怪我をした際の労災の申請などにより、条件を整えれば、入院休業補償もされるようになった[35]。
前述のJAPAN ACTION GUILDでは「げいのう労災」を発足[36]。 スタントパフォーマーが危険なスタントによって死亡する事故もたびたび起きている。 1987年5月、アラン・バンクス(Alain Vincx、ベルギー出身、1946年生)が、ザントフォールト・サーキットで行われたカースタントショーの演目(乗用車で4台のバスを貫通する)に失敗し死亡。 2017年7月12日、『ウォーキング・デッド』にてスタントマンのジョン・バーネッカー
死亡事故