スザンヌ・ヴェガ
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このころから彼女のスタイルは、ロックへと近づくことになる。

1990年、3rdアルバム『夢紡ぎ』は、彼女にとって新境地を開かんとするものであった。神秘的シンボリズムと感情の深遠を表現しようとした試みは、非常に実験的な試みであり、彼女の更なるスタイルの変化を表したものであった。

1992年、4thアルバム『微熱』では、音楽的にフォークとダンスビート、そしてインダストリアルの融合であり、内容的に明るいイメージを伝えており、それ以前のアルバムとは対照的なつくりとなっている。

1996年、5thアルバム『欲望の9つの対象』が発表され、『微熱』の曲調を伝えつつも、過去の素朴なスタイルと、さらにボサノバを加えたものとなっている。

2001年夏、6thアルバム『ソングス・イン・レッド・アンド・グレイ』を発表。このアルバムでは、男女の関係が機微に富んだ形で表現され、とりわけ、その関係性の失敗や挫折が主題として前面に来るものの、曲調は高いレベルにおいて再びアコースティックな形へ移行しており、より素朴な形でそのテーマを表現している。

2003年、全米放送業界の最高栄誉『ピーボディ賞』を受賞。

2008年、前年リリースの7thアルバム『ビューティ&クライム』が第50回グラミー賞において最優秀エンジニアド・アルバム(非クラシカル)賞を受賞。自主レーベル「Amanuensis Productions」を設立し、旧譜のリメイク作業に着手する(後の『Close-Up』シリーズ)。同年来日公演を開催。

2010年、セルフ・カヴァーのアコースティック企画アルバム『Close-Up』シリーズのリリース開始[2]

2012年、ビルボードライブにて来日[3]、および2013年フジロックフェスティバル」に出演。

2014年、7年ぶりの8thアルバム『Tales from the Realm of the Queen of Pen』を発表[4]。同年来日公演を開催。

2016年、女流作家カーソン・マッカラーズに捧げた9hアルバム『Lover, Beloved』を発表[5]

2020年、9月11日にライブ・アルバム『An Evening of New York Songs and Stories』をリリース[6]

ハンガリー・ブダペスト公演 (2000年8月)

第63回『ピーボディ賞』授賞式にて (2004年5月)

チェコのトークショーにて (2006年10月)

スペイン・バルセロナ公演 (2008年7月)

ゲリー・レオナルドと共演 (2016年7月)

ディスコグラフィ
オリジナル・アルバム


1985年 『街角の詩』 - Suzanne Vega
(A&M)

1987年 『孤独(ひとり)』 - Solitude Standing (A&M)

1990年 『夢紡ぎ』 - Days of Open Hand (A&M)

1992年 『微熱』 - 99.9F° (A&M)

1996年 『欲望の9つの対象』 - Nine Objects of Desire (A&M)

2001年 『ソングス・イン・レッド・アンド・グレイ』 - Songs in Red and Gray (A&M)

2007年 『ビューティ&クライム』 - Beauty & Crime (Blue Note)

2014年 『ペンタクルの女王の物語』 - Tales from the Realm of the Queen of Pen (Amanuensis Productions)

2016年 Lover, Beloved: Songs from an Evening with Carson McCullers (Amanuensis Productio)

Close-Upシリーズ


2010年 Close-Up Vol. 1, Love Songs

2010年 Close-Up Vol. 2, People & Places

2011年 Close-Up Vol. 3, States of Being

2012年 Close-Up Vol. 4, Songs of Family

ライブ・アルバム



2020年 An Evening of New York Songs and Stories (Amanuensis/Cooking Vinyl)


コンピレーション


1998年 『ベスト・オブ・スザンヌ・ヴェガ』 - Tried & True: The Best of Suzanne Vega (A&M)

2003年 『レトロスペクティヴ』 - Retrospective: The Best of Suzanne Vega

日本公演

1987年
3月23日 東京郵便貯金会館、渋谷公会堂 9月14日 東京厚生年金会館

2008年
1月22日 心斎橋クラブクアトロ、23日 名古屋クラブクアトロ、24日 東京国際フォーラム・ホールC

2012年
1月21日 ビルボードライブ大阪、1月23日 ビルボードライブ東京

2013年
フジロックフェスティバル(苗場スキー場)


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