スケアクロウ_(バットマン)
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“World's Finest Comics“ #3 (1941年)に初登場してから忘れられたキャラクターだったが[4]、ガードナー・フォックスとシェルドン・モードッフによって描かれた“Batman“ #189(1967年2月)に再登場して以降、主要なバットマンのヴィランになる[5]

“DC animated universe”ではヘンリー・ポリック2世とジェフリー・コムズ、“Batman: Arkham“シリーズではダイノー・アンドレード、GOTHAM/ゴッサムではチャーリー・ターハンクリストファー・ノーランのダークナイト・トリロジーではキリアン・マーフィーが演じた。

IGNの“Top 100 Comic Book Villains of All Time”(コミックブックのヴィラントップ100)では、スケアクロウは58位にランクインした[6]
歴史

ケインとフィンガーは“World's Finest Comics“ #3 (1941年)のためにスケアクロウを導入した。“Batman“ #189 (1967年)以降、このキャラクターは定期的に登場するバットマンのヴィランになる。

1986年のマルチ・タイトル・イベント“Infinite Earths“でリブートされ、“Batman Annual“ #19、“Batman/Scarecrow: Year One”でキャラクターのオリジンストーリーは拡大された。この物語ではクレーンはコウモリに恐怖を抱いており、それに取り付かれている事が明らかにされた。クレーンは幼児期と青春期を通していじめられていた。18歳の頃、いじめっ子のボー・グリッグスに恥をかかされ、チアリーダーのシェリー・スクエアに拒絶された後、クレーンは案山子の衣装を着て学校の駐車場で銃を振り回してプロムに復讐する。そして、グリッグスとスクエアを自動車事故にあわせた(グリッグスは半身不随になり、スクエアは死亡した)。

恐怖に対する強迫観念からクレーンは精神科医になり、アーカム・アサイラムで患者に恐怖を引き起こす実験を行った。クレーンはゴッサム大学の心理学の教授であり、恐怖症の研究を専門としていた。彼は誤って生徒を負傷させ、仕事を失う。彼は解雇を担当する教授を復讐のために殺害して犯罪者になる[7] 。また、クレーン自身も幼少期に父親から虐待も同然の人体実験を受けており、それが原因でクレーンは恐怖に怯える気弱な少年時代を過ごす羽目になり、後のスケアクロウとしての活動の起因になったと言える。

また、鳥恐怖症でもあるのだが、唯一カラスだけは恐怖の対象になっていないらしく、「ナイトメア」と名付けたカラスを飼っている。

ジェフ・ローブとティム・セールの物語ではスケアクロウはより狂った犯罪者として描かれている。マザー・グース童謡を歌う習慣があり、10代の頃に自身を育てた狂信的な祖母を母の日に絞め殺した。

2004年の“As the Crow Flies“では、ペンギンに雇われるも、敵対しているマフィアやギャング達の勢力を取り込む為の陰謀に利用されてしまう。リンダ・フリータワー博士によって「スケアビースト(Scarebeast)」という残忍な怪物に突然変異してしまった。スケアビーストは巨体と怪力を持ち合わせる上に、幻覚ガスを自力で発生させる事ができる厄介な存在であったが、バットマンに精神安定剤を注射されて元の姿に戻った。しかし、完全に元に戻ってはおらず、以降も何らかのきっかけで、スケアクロウ自身の意思に関係なく、スケアビーストの姿に変貌しては暴れまわっている。
他のメディア
映画
バットマン ビギンズ

マフィアと手を結ぶ精神科医。犯罪者を精神異常と診断して自らの勤務するアーカム・アサイラムに入院させ、司法から遠ざける役割を担っている。裏では患者を被験体にした非道な人体実験も行っている。腕にガスの噴出装置を仕込んでおり、マスクはガスの防護と幻覚による恐怖心を煽る。

「影の同盟」と繋がりがあり、恐怖させる特殊な幻覚剤を含んだ幻覚ガスを秘密裏に製造して「ラーズ・アル・グール」の命令でゴッサム・シティ下水道に流し込んでいた。その目的の為にカーマイン・ファルコーニと協力関係を結んでいたが、彼から脅迫されたため、ガスを吸わせて再起不能にしている。バットマンとは劇中二度対決しており、一度目はバットマンにガスを吸わせて錯乱させた上にガソリンを撒いて火を放ち、返り討ちにしている。二度目の対決で自らガスを吸引させられ、スケアクロウという言葉を繰り返しながら錯乱状態で警察に投獄されたが脱獄する。拘束着にカカシのマスク姿で警官隊の馬を奪い取り、スケアクロウを名乗る。レイチェル・ドーズをガスの幻覚で追い詰めるがスタンガンで撃退された。

キリアン・マーフィーが演じた。ソフト収録の吹替えは遊佐浩二。日本テレビ放映の日本語吹替えは関俊彦、フジテレビ版は内田夕夜がそれぞれ担当。
ダークナイト

マフィアと麻薬を取引する。幻覚ガスを改良して薬物として売っていたため、マフィアの顧客が精神異常を起こしていた。最後はバットマンに逮捕される。

テレビ朝日放映の日本語吹替えは諏訪部順一


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